【SIM道楽】CMLink-HK と CMLink-UK(MVNO@EE)を比較してみた【体験レポ】
先日、↓ 【記事紹介】で紹介でさせて頂いた China Mobile UKがEEをMVNOとして英国内でサービス開始したそのSIM(英国、EU圏、香港、中国をカバー)をゲットしましたので、同時期に国際ローミングSIMとしてサービスを開始した CMLink-HK のSIMと併せ、比較してみました。
CMLink-UK(MVNO @ EE)については、↓ の【記事紹介】で取り上げました。
【記事紹介】China Mobileが英国でEEをパートナーとするMVNO事業を開始
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/44365
一例として、月次3GBプラン(MVNO)は、
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3GBデータ通信量プラン (英国内&EU圏、中国、香港)
無料通話 500分 (英国内&EU圏、中国、香港)
無料・無制限 SMS (英国内&EU圏、中国、香港)
価格 10£ (=約1450円) / 1ヵ月
利用月数が増えるに従って同料金で9GBまで増量
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こんな 「シンプル&格安」 な感じです。たまには外国のMVNOプランや価格を眺めてみるのも日本国内のMVNOの現状を理解する上で、参考になります。
また、CMLink-HK(グローバル・ローミングSIM)については↓【体験レポ】で既にシェアしておりますが、海外渡航利用としてはとても魅力的なサービスを提供しくれているという実感です。アプリノ使い勝手も抜群!! (マルチAPN, 自動書替え、高速500MB/24Hr、高速使い切り後 384Kbps 無制限)
【SIM道楽】New・グローバル・SIMサービス登場、CMLink [体験レポ]
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/44152
さて、
CMLink-UK(MVNO @ EE)のSIMをゲットするには、
https://mobile.cmlink.com/uk/en/plans
この紹介記事中の ↑ 画像・右上の 「Get You Free SIM」アイコン(赤)から必要事項記入し送信します。約一週間ほどで、航空郵便でSIMを送ってきてくれました。
送料無料、ただし、SIMは香港からの配送でした。HK$9.40=約135円でした。SIM代無料、送料無料~ どこかの国の3240円(SIM代金)+324円(発行手数料)を請求する仕組みと何が違うのでしょうかね~いつも適当な回答の見つからない疑問です。
まず、接続状態を HUAWEI-HWV31で覗いてみました。↓
APN画面で 「一般」と「MMS」の2項目が表示されます。
一般 = EE
MMS = EE zone
なっていました。
それぞれのAPN設定の中身を見てみると、↓
一般 : APN = everywhere
MMS : APN = eezone
と内容の異なる接続先を持ち、詳細設定内容も分けているようです。共に接続先は MNOの英国最大のモバイル事業者の EEです。
つぎにSIMの中身を SIM Infoで覗いてみると、↓
- 電話番号 : +44 (英国)が割り当てられている(SMS受信可)
- SIM 発行国 : GB (英国)
- SIMカード・オペレータ : CMLink, 23433(EE)
- 日本国内ネットワーク : NTT docomo , 44010
となっていました。
こんどは比較の為に CMLink-HK(グローバル・ローミングSIM)の接続状態を HUAWEI-HWV31で覗いてみました。↓
APN画面では 「一般」のみの表示されます。
一般 = CMHK
APN設定の中身を見てみると、
一般 = CMHK
(ただし、このAPNは日本国内で利用した場合に自動的に書き込まれるもので、渡航先に依存して、OTAによって別のAPNに書き換えられるタイプ)
次にSIMの中身を SIM Infoで覗いてみると、↓
- 電話番号 : なし
- SIM 発行国 : HK (香港)
- SIMカード・オペレータ : CMLink, 45412(China Mobile)
- 日本国内ネットワーク : SoftBank, 44020
となっていました。
結果として、CMLink-HK(グローバル・ローミングSIM) と CMLink-UK(MVNO@EE)の、似て非なるSIMとなっていました。 China Mobile社のSIM戦略として、EU圏はCMLink-UK(EEをベース)としたローミングネットワークを構築し、そしてそれと並行してCMLink-HK(香港ベース)としたローミング戦略で世界をカバーしていこうという意図なのでしょうか。
ちなみに、香港にはやはり競争力のあるローミング・サービスを提供する 3HK 社がありますが、その名前の通り、3(Three・英国)社が本家なので、CMLinkはEE社とパートナーシップを組んだのもうなずけるところです。
さてさて、以上、いつもながらの興味ある方だけに向けたニッチな話題、最後までお付き合い頂けたなら幸いです。
今年一年ありがとうございました。
皆さま、良いお年をお迎え下さい。
はい、本文にも書きました。>23433(EE), 45412(china mobile)
これは何で出てきたのかよくわからなかったです。
日本国内での利用は対象になっていないんじゃないですか。
>okitaomoteさん
>日本国内での利用は対象になっていないんじゃないですか…
はい、確かに月額プランの中身としては含まれていませんが、Pay-As-You-Goプラン(CMLink-UKのトップ・ページ: https://mobile.cmlink.com/uk/en の右上のプルダウンから"Tariffs"を選ぶ) のところに行くと、対象圏外の世界各国での通話料金と、データ通信料金の従量課金体系が出ています。プラン・パックではカバーされていませんが、従量課金でカバーされているので、日本国内でのネットワーク・オペレータも指定されているわけです。
SMSも受信できました。
しかし従量課金はベラボーな単価です…(^▽^;)
P.S. okitaomoteさんから学ばせて頂いたんだところの、SIM Infoを代表とする幾つかのネットワーク解析アプリが使いたくて、ついにアンドロイド機をゲットしてしまいました(笑) 面白いです。有難うございました。
また有効なアプリがありましたら、教えてください。
オマケに待ち受け画面
- NTTDOCOMO/CMLink, +R です。
「英国EE」を「日本docomo」に置き換えて、CMLink-JP(?仮)がdocomo回線のMVNOサービスを開始するとなると、
一例として、月次3GBプランとして、
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3GBデータ通信量プラン (日本国内&ASEAN諸国、+中国、+香港)
無料通話 500分 (日本国内&ASEAN諸国、+中国、+香港)
無料・無制限 SMS (日本国内&ASEAN諸国、+中国、+香港)
価格 1500円/ 1ヵ月
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こんな感じで出てくるのかも…(笑)
万一そんなことになったら国内MVNOは厳しい競争になるでしょうねぇ~
なるほど、従量課金のサービスもあることはあるのですね。
アプリの件は、やっぱり何人もでわいわいがやがややりながら皆の知見を寄せ集めていくと、結構深いところまで知ることができるようになりますよね。
こちらも kc_iOS9.2.1さんのお話でいろいろと勉強になっています。今後ともよろしくです。
日本のMNOおよびMVNOも見習って欲しいと思います。
(世界から日本の市場を見ると閉鎖的な市場で有ります)
やはり政府が思っている通り、この様な市場競争があるべきなんだなと、個人的に思う内容でした。
2019年、大きな展開を楽しみにしています。
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これで、↑メッセージが返信されてきます。
10086宛のSMS発信は全て無料。(現時点で、残額(プラン・データ)がゼロのため3G接続が表示されています)