GoogleがAndroidの事業モデルを転換
日経XTECH「GoogleがAndroidの事業モデルを転換、内部資料で明かされた料金体系」
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00182/103100015/?ST=nxt_thmit_mobile
…これまでAndroidとともに、アプリ・音楽・動画・書籍などのデジタルコンテンツを配信する「Google Play」や電子メール「Gmail」、動画配信「YouTube」、地図サービス「Google Maps」などのモバイルアプリを端末メーカーに無償提供していた。しかし、今後はこれら主要アプリを採用する端末メーカーからライセンス料を徴収するという。(ただし欧州限定)
…EUは、Googleが世界市場で8割以上のシェアを持つAndroidを利用し、自社のネット広告事業を有利なものにしているとしている。Googleはこれまで、Google Playをプリインストールして販売する端末メーカーに対し、同社の検索アプリ「Google Search」とWebブラウザー「Chrome」も併せてプリインストールするよう義務付けていた。こうした行為が、Googleの検索広告とディスプレー広告を優位なものにしており、競争法に違反するとEUは主張している。
…「我々は、Google SearchとChromeを、他のGoogleアプリと一緒にプリインストールしてもらうことで、Androidの開発と無償配布にかかる費用を賄ってきた。今後我々は、欧州で販売されるスマートフォンとタブレット端末に有償ライセンスを導入する」(Google上級副社長)
…これにより、アジアや米国などの端末メーカーは、欧州向け製品のコスト構造調整を余儀なくされる。あるメーカーは、それでも自社にはGoogle製アプリが必要と考え、ライセンス料を支払う。すると、それが端末価格に上乗せされる可能性がある。
…ライセンス料は端末1台ごとに発生するが、Googleはその詳細を明らかにしていない。しかし、その料金は1台当たり最大40ドル(約4500円)だとCNBCやThe Vergeなどの米メディアが報じた。
…Googleは、メーカーがGoogle SearchとChromeをプリインストールするという条件のもと、ライセンス料の一部あるいは全額を免除するという別の形態の契約も用意するという。
(欧州におけるGoogle製品のシェア)
→安さが売りのAndroidメーカーであれば、ライセンス料を払わずに済む方法(つまりGoogle SearchとChromeをプリインストールする方法)を選ぶんでしょうね。これまで同様に。
https://toyokeizai.net/articles/-/179145?page=2
…現在EU経済圏における消費者の購買活動や商取引は、EU外の一企業が支配的な立場に立ち、コントロールできる状況にあると解釈することもできる。これこそがECが最も危機感を抱いている点だ。
…だからこそ、ECは「オンラインプラットフォーム」を含めたデジタル単一市場の構築を形にするにあたって、最大の障壁であるグーグルに制裁を加えるという決断を下したのだ。
→果たしてEUに勝機はあるのだろうか?
まさか、Symbianの復活??
日本でこれ以上のAndroid離れを起こさないようにするには格安スマホを買わせて iPhoneにシェアを奪われたくないでしょうね
ヨーロッパでは多少のコストが上がってもシェア率から乗り換えは少ないでしょうね(Androidのほうがかなり安いし種類もあるもん)
ただ、ECが普及する中、欧州外で勢揃いされた欧州向けスマホをどうやって把握、管理するんだろう?という疑問もあります。
個人ユーザは中国のオンラインサイトから購入できそうだし。
通信情報をみて、欧州での通信があった場合、androidに機能制約が発生したりするのかな。
でも、その場合、欧州外からの旅行客androidユーザは不便だろうし。
現状では、正規ルートでの輸入品に課税するだけの構想なのかな?
欧州外で製造された欧州向けスマホ
…の間違いです。
それをやったら、中国は国産OS(という名のAndroidコピー)に平気で切り替えそうですね。(笑)
たしか、昔の中華スマホにはgoogleplayがないヤツもありましたね〜。
なんかデジャヴ