八十八ヶ所　ようやく満願できました

５年前に四国お遍路を始めました
敬老の日の９月１７日に高野山奥の院にお礼参りして、無事お遍路巡りを終えました
札を納め、お経を唱え、それを八十八ヶ所も～　

正座きらい！お経きらい！の私が、なんで～そんな事を始めたかというと

５年前　娘に子宮がんが見つかりました　すぐさま滋賀医大で緊急手術

手術成功お礼と再発防止を祈念しての願掛け巡礼に出たのでした
本来は陣笠をかぶり、杖をついて八十八ヶ所を歩いて巡るのが正しいスタイル
ヘタレな私らは車で巡った　それでも1日にせいぜい10ヶ所位しか巡れない

宮仕えの身なので週末に１泊か２泊しか時間が取れず
記録を手繰るとなんと１０回も行っていた
多少メモ取っていたので、ネタがなくなったらまた投稿したい

お遍路をしている人って、年配の方々ばかりだと思っていたら
若い人や外人さんも多く巡礼している事に驚いた

納め札に願い事をかいて、お経を唱えて
最初は恥ずかしかったけれど、そのうち声出して言えるようになった
お経もカラオケと同じで、上手い下手があるのだと気付く
唄も同じだが、気持が入っていると、様になってて格好いい

幾多の人と話をしたけれど
「嫁の冥福を願って」「親の病気が良くなるように」「自分を見つめ直す為」
「歩けない親に代わって」などなど
私から尋ねる事は無かったが、願い事が見えてくる

私達だけが、不幸のどん底にいるように思っていたが、間違っている事に気付かされた
手を合わせ真剣に祈っている姿は本当に美しい！
そこには、旅行では決して味わえない、人の温もり、そして慈しみがありました

それから５年が経ち

大病を患った娘も今年７月に入籍して、娘婿と新居で暮らす事ができている
１２月には挙式を執り行う手筈になっている

ごくごく当たり前の事なんだけど
私達にとっては夢のような生活に感謝感謝なのです

そして、娘を見放す事をしなかった娘婿
そして、執刀してくれた先生方
そして、励ましてやってくれた友人たち
そして、この投稿を読んで下さった皆さん

感謝の念に堪えません

お遍路巡りしなかったら、こんな気持ちにはならなかったのかも知れません

最後に
山あり階段ありで大変だったけど、1カ所も欠かすことなく
一緒に巡礼してくれたぷりんにも感謝したい。