総務省によるMNO料金の国際比較はワイモバの料金を使っていたという話
例えば石川温さんの下記記事中にも、MNOの携帯電話料金について、「総務省が書いた文章にも『東京の通信料金は、2GB、5GBにおいては中位の水準』とハッキリ書いてある。これで『日本の通信料金は高すぎる』と非難をするのは無理があるというものだ。」と記されています。
PRESIDENT Online:「『携帯代は4割下げられる』に期待するな〜世界で料金比較しても"中位の水準"〜」
https://president.jp/articles/-/26087
しかし、この比較表にある2GBの料金が「2.680円」であることに疑問を感じる人は多いのではないでしょうか?
で、元資料を調べてみると、下記のようなことが書かれていました。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000493772.pdf
事業者:ソフトバンク(ワイモバイル)
料金プラン:スマホプランS、スマホ割引、ワンキュッパ割、データ容量2倍キャンペーン(2年契約)
つまり、総務省は、この、ワイモバの格安料金を日本のMNO料金の代表として国際比較を行い、「中位の水準」であると結論付けていたわけです。
言い換えれば、MNOの料金を全てワイモバ並みに(4割引き?)引き下げれば、国際的に「中位の水準」になるということであり、石川氏が(恐らく分かっていながらあえて勘違いしたフリをして)書いているような、ワイモバイル並みの格安料金から「4割下げられる」と言っているのではないということです。
なお、誤解されそうなので、先に書いておきますが、それならばMNOの料金を「4割下げられるはず」とか「下げるべきだ」とかいう主旨ではありません。
「総務省のデータによると、日本のMNO料金は国際的に中位の水準らしい」などと誤解している人が多いようなので、それはあくまでも「ワイモバの料金で比較したものだった」ということをお伝えしようとしているものです。
ちなみに、総務省データには参考資料があり、シェア1位の事業者による比較も掲載されています。
これを見ると、東京都NYはダントツで世界最高水準ですね。
容量5GBになると、NYも引き離して世界一の独走状態です。(ロンドンの2倍以上)
別スレでコメントしましたが「政府の元データは怪しいんじゃないか?」というのは割と予想の範囲内だったものの、OECDのデータ自体も割と適当っぽいのは意外でした。
で、こちらがワイモバを使った容量5GBの比較表です。
これが世の中に出回って、「中位の水準」ということになっています。
過去に軽く調べてもわからなかったのですが「データ通信じゃなく、実は通話の方が高いんじゃないか?」という可能性を感じていました。
しかし、「日本は20GBが割高」ってことは、通話料割高という私の推測はハズレっぽい。
石川温さんのこの記事は4割下げれるに期待するなという結論に持っていく為の
裏付けの為に敢えて高くないという総務省の資料を提示したという印象ですね。
結論としては、値下げ発言には期待せず、安くしたければMVNOへという事
なのでこれは間違ってはいないと思います。
安くしたければ、是非mineoへと伝えたいですし(笑)
ただ、通常の比較価格比較データは事業者選定が適切でない印象です。
業界3位のサブブランドのY!mobileと米国1位のVerizonを比べるのは
不適当で、Y!mobileと比べるのならアメリカで比較的安価でしられる
T-mobileやSprintあたりと比べるのが妥当な気がしました。
ちなみに、シェア1位の事業者の料金による比較の方が公平に比較
出来ている印象です。
これで比較すると、東京はニューヨークの次くらいには高いですね。
しかも、2GBと20GBでの差額が2千円程度と少なく、東京は大多数の
ユーザーが利用する小容量での割高なのが伺えます。
ニューヨーク以外の都市に関しては東京より3~5割程度安いので、
この資料から菅官房長官は4割下げられると発言されたのかも
しれません。
もう一つ面白い参考資料がありました。
シェア1位の事業者による比較で、家族4人で利用した場合の一人あたり料金です。(これは5GB)
日本の独走体制は揺るぎないですね。
20GBになると、なんとNYの2倍に…
最後にMVNOの料金比較表(2GB)ですが、IIJの料金を使ってますね。
>ちなみに、シェア1位の事業者の料金による
>比較の方が公平に比較出来ている印象です。
そうですね。
私もそう思いました。
〉これで比較すると、東京はニューヨークの次くらいには高いですね。
物価水準を考えると東京とニューヨークでは、ニューヨークの方が1.5倍ぐらい違うみたいだし(ビッグマック指数とか比較対象で異なりますが)、その辺を踏まえても高いってのも確かにあると思っています。
(むしろ、各都市の物価を踏まえるとロンドンが安すぎる気もする)
行政側の補足説明
小林総務政務官に聞く、菅官房長官「4割」発言の真意とは
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1141898.html
トッチンさん
>物価水準を考えると東京とニューヨークでは、
>ニューヨークの方が1.5倍ぐらい違うみたいだし
家賃を加えた消費者物価は62ということなので、東京に住むことは、ニューヨークに住むことと比べると62%のお金しかかからないようです。
https://matome.naver.jp/odai/2142672836078418901
つまり、スマホ代はニューヨークよりも東京のほうが、1.6倍の影響を家計に与えるということになりますね。
はい、NYとは賃金水準も違うし、物価水準で比較すると大体そんな割高感はあると思っています。
余談ですけど、日本や海外の料金における端末代の扱いが気になっています。(端末代コミコミ料金なのか否か)
日本は世界で1〜2を争うiphone大好き国なので、スマホ代金込みだと消費者自ら高い料金を払ってもiphoneを使いたがっている可能性もでてきちゃいますし。
*別にDさんの主張に反論したい訳ではなく、データをどう分析するのか?という視点。
>別にDさんの主張に反論したい訳ではなく、
>データをどう分析するのか?という視点。
うん?
何か勘違いされているようですが、私は何も主張していないですよ。
MNOの料金として国際比較に使われていたのがワイモバの料金だった、という事実をお知らせしているだけですので。(笑)
20GBプランが割高とありましたけど、大容量プランが登場してから安くなったものだと思うのは私だけでしょうか?
そもそも、高い料金を払っているのはユーザー側が不勉強か金銭的に余裕があるからでしょうね。
>トッチンさん
iPhoneって、キャリアでタダで貰うものではないのですか?
もちろん冗談半分の発言ですが、新機種発表前だと旧機種がMNPで一括0円かつキャッシュバック付きの案件がありますので。
>スマホの料金は全国一律なので、世界の都市
>ごとで比較というのは無意味に感じました。
無意味というのはどういう意味でしょう?
>20GBプランが割高とありましたけど、
>大容量プランが登場してから安くなった…
比較というのは、同一時期の断面になるので、その後の変化は、また後の調査に委ねるしかないでしょう。
ちなみに、2GBと5GBの国際比較はワイモバ料金で行い、20GBの比較のみドコモの料金ですので「20GBプランが割高」となっていますが、私がご紹介した通り、ワイモバを除くと、2GBも5GBも割高で、5GBはダントツで世界一高い水準になります。
この2カ国の特徴はiPhoneの割合が高いということ。
各国の、iPhoneの比率と、その国のスマホ代の高さ。
比べてみれば、だいたい正比例するんじゃないでしょうか?
早い話が、スマホ代が高くなってるのはAppleと大手キャリアがタッグを組んで行った販売方法が元凶なのですよ。
日本のサブブランドが安い=世界で「中位」でいられるのも、なぜかって言うと答えは簡単。新型iPhone扱わないからですよ。
「iPhoneなんて欲しくねーよ」という気持ちを持てば、すぐに安くなります。
今の日本人の思考は
あなたもあいふぉん
ワタシもあいふぉん
みんなもあいふぉん
みんなでなかよくあーいあい♪ あーいあい♪ おさーるさーんだよ~~~~ん
こんなんだから、総務省が何をやろうと、安くなりませんよ(*´∀`*)
説明するまでもないと思いますけど…
実質的にタダみたいなiphone代金、結局は通信料に含まれていて、消費者みんなで分散して負担してるはずなんですよねw
そんなのを通信費として比較するのは無意味な気が・・
>各国の、iPhoneの比率と、その国のスマホ代の高さ。
>比べてみれば、だいたい正比例するんじゃないでしょうか?
そうでもないようです。
https://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/news/17/011200064/?ST=keitai&itp_list_theme
2016年9~11月期の情報では、シェアが最も高かったのは日本(57%)ですが、これに英国(48.3%)、オーストラリア(46.4%)、米国(43.5%)と続いているので、米国が英国より通信料金が高いこととは逆転してますね。
その、MNPした人だけが得する端末代上乗せシステム(端末を変えずに長期利用している者がバカを見る料金体系)を改革しようとしているのだと思いますよ。
これも総務省の参考資料にあるものですが、iPhone7(32GB)の月々サポートを含めると、ほぼロンドンやパリと同額になります。
つまり、日本も月々サポートという形をとらずに、初めからその分を差し引いた通信費(このグラフで言えば、7,562円ではなく4,781円)であれば、通信費だけの比較でも国際的に中位になります。
そして、実はその差(7,562円-4,781円)が約4割(37%)に相当するんですよ。
これは既に上の方で紹介したものですが、(端末を新たに購入しない長期契約者の)通信料金だけで比較すると、ドコモの料金はダントツで世界一高いということになります。
https://www.lieugaksquare.com/uk/info/mobile.php
料金ですが日本と比べるととても安いです。(中略)
500分通話無料
同じ会社同士の通話無制限
テキスト(番号同士のメッセージ)無制限
データ通信無制限
--------
35ポンド(5000円程度)で、500分無料通話、データ通信無制限はキャリアの基本プランとしては、わるくなさそう。
(通信速度は不明ですけどね)
海外では、少なくとも割当をもらうときはオークションなりでお金を払っていると思うのですが。
そのへんは詳しくないですが、かなり根が深そうですね。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/171130/mca1711300500004-n1.htm
…電波の周波数帯の利用権を競争入札にかける電波オークションの導入をめぐり、29日の規制改革推進会議は「検討継続」と答申した。制度導入に反対してきた携帯電話大手3社は胸をなで下ろした格好だ。
…答申には、新しい周波数割り当てでオークションに近い価格競争の要素を導入することも盛り込まれたが、2020年開始予定の第5世代(5G)移動通信方式の最初の割り当てには間に合わず、現状維持が続く。
…現行の割当制度は、総務省が事業者の優劣を審査する「比較審査方式」。災害時対応なども審査項目だが、総務省の裁量が大きく、手続きの不透明性が指摘されてきた。
…しかし、3社はオークションによって利用料が高騰すれば、災害対策への対応や新技術導入が遅れ、利用者負担も増加する、と主張していた。
海外の電波政策動向
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/suishin/meeting/wg/toushi/20171030/171030toushi02.pdf
諸外国の電波利用料制度概況
http://www.soumu.go.jp/main_content/000398967.pdf
周波数オークションについて(概要)
https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/zk100/zk100_06.pdf
>(端末を変えずに長期利用している者がバカを見る料金体系)を改革
官房長官(と取り巻きの方々)がこれを理解、意識した発言だと良いのですが。
4割発言だけできちんと資料を見る事がなったのですが、いろいろ解説して頂いて勉強になりました。
ありがとうございます。
> 海外は周波数を使うのにお金を払っていて、日本はタダで使っていると
> 聞いたことがあるのですが、もしそれが事実ならさらに割高になると
> 思いますが。
いわゆる「電波利用料」はみなさんがそれぞれ負担してますけど?
→携帯電話の利用料金に含まれています。
> 海外では、少なくとも割当をもらうときはオークションなりで
> お金を払っていると思うのですが。
これは周波数帯割当に対するオークションなので、継続利用のお話とは別立てです。
話が脱線するので少しだけにしますけど、電波利用料の件で言えば、実は「携帯電話類よりも放送関連(TV、ラジオ類)の料金が更にお安い(比較にならないほど)」訳ですが。気になる場合はご自身で調べてみてください。
[参考]電波利用料の区分別収納済歳入額の推移-総務省電波利用ホームページ
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/fees/account/change/index.htm
その頃は、通話料金だけで1万円とか珍しくなかった気がします。
国別の比較であれば、所得に対する携帯電話料金の占める割合のほうが知りたいと思いました。
ちなみに、ニューヨークの最低賃金は13ドルです。
iPhoneが悪いことというよりも、日本のメーカーが不甲斐なさすぎです。
なので、消去法で私はiPhoneを選んでいます。
理由は、韓国と中国のスマホは遠慮したいのとAndroid OSのアップデート対応する期間の短さです。
>トッチンさん
携帯電話料金が安くならないのは、高額な販売奨励金でしょうね。
これは、通信事業と端末の販売を別にしないと解決しないのかもしれません。
私は先日mineoからdocomoへMNPしたのですけど、iPhone 6sがタダで家電量販店のポイントを10000円分貰えました。
いったいMNP1件に対してどれくらいの金額が販売奨励金として出されているのかと首を傾げたくなります。
>官房長官(と取り巻きの方々)がこれを理解、
>意識した発言だと良いのですが。
総務省としては、以前より端末料金と通信料金の切り分けをしようとしてきましたで、そのへんは十分理解していると思います。ただ、官房長官(と取り巻きの方々)の意識はちょっとズレているかもしれませんね。
所沢さん
別スレでも掲載したかもしんないけど、家計における通信費の比率グラフ。
所得に占める通信費の割合は日本は高めですね。Dさんとの物価比較にもありますが、やはり米国より高めです。
*ただし…話が脱線するので多くはコメントしませんが、私は通信費が高いよりも、可処分所得が低い点も問題だとは思っています。政府のデフレ脱却&インフレの主旨からしても。
所沢条司さん
>国別の比較であれば、所得に対する携帯電話料金
>の占める割合のほうが知りたいと思いました。
対所得ではないですが、「家計最終消費支出に占める通信費の割合、日本は世界屈指の高さ」だそうです。
https://king.mineo.jp/my/132c3b2f477438a4/reports/38946
まずはオークションについてですが、海外では割り当てにお金を払っていて、日本は払っていないとすれば、初期費用だとしても日本が割安になるはずなのでは無いかと思いました。
次に周波数の利用料についてですが個人の負担では無く、海外では、キャリアが国なりに支払っていて、日本は払っていないのではないか、と思いました。勘違いかもしれませんが。。。
しんのすけベータ版さん
>オークションについて…日本は払っていないとすれば、
>初期費用だとしても日本が割安になるはずなのではないかと
先程ご紹介した「諸外国の電波利用料制度概況」(↓)のp10(↑)によると
http://www.soumu.go.jp/main_content/000398967.pdf
「周波数オークションによる短期的収入が見込めないのであれば、そ れを新たな電波利用料制度の導入によって補い、毎年安定的に収 入を確保しようとする考え」とあるので、ご想像の通り、高額なオークション収入が電波利用料に相当して(割高になって)いると考えられます。
>周波数の利用料について…海外では、キャリアが国なりに支払っていて
こちらも上の資料に書かれている通り、現段階では制度として設けられていないので、新しく導入を検討しているということです。(オークションによる短期的収入が見込めないケースに対してのみ、のようです。)
可処分所得ですが、1990年代の価格破壊と単純労働への人材派遣の解禁以降は伸び悩んでますよね。
しかも、増税とか介護保険料とかで固定の出費は増えてますし…。(滝汗)
>Dark Side of the Moonさん
家計の4%も携帯電話料金というのは、かなりの負担だと感じました。
働いていない子どものために、高額な携帯電話料金を払う必要があるのか疑問には残りますけど。
>働いていない子どものために、高額な携帯電話料金を
>払う必要があるのか疑問には残りますけど。
細かい実態は把握していませんが、フリーターが多く、収入の少ない子供の生活支援という名目で、携帯代を負担している親というのもかなりの数いるのではないでしょうか。(身近にもいます。)
ポジショントークが多い。いまいち信用できん。
はい、全くその通りです。
ワイモバの料金から「4割下げられる」と言ってるわけではないことぐらい、百も承知のはずなのにこんな記事書くんですからね。
>4割下げられる発言をするためこれは間違っているフリをした政府の勝ちかと思います
すいません。
ちょっと発言の主旨が理解できませんでした。
4割下げられる発言をするためなら、政府は「ワイモバの料金で比較すれば国際的にも中位の水準だけど、ワイモバ以外のMNO料金は世界一高いので、4割下げて中位の水準にすべし」と言ったほうが、石川さんも反論できずに「勝てた」と思うんですけどね。
>通信費の国際比較も非常にややこしい問題ですね…
>ある時点での通信費を単純に比較してどっちのほうが
>どれだけ高いから下げるべしというのが場合によっては
>妥当でないという事もあり得るかもしれないですね。
そこは仰る通りで、単純な話ではないと思います。
なお、どうも誤解されている気がしますので、冒頭のスレ本文に書いておいたことを再掲しておきます。
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なお、誤解されそうなので、先に書いておきますが、それならばMNOの料金を「4割下げられるはず」とか「下げるべきだ」とかいう主旨ではありません。
「総務省のデータによると、日本のMNO料金は国際的に中位の水準らしい」などと誤解している人が多いようなので、それはあくまでも「ワイモバの料金で比較したものだった」ということをお伝えしようとしているものです。
*******************************************
つまり、総務省は(ドコモやauではなく)、ワイモバの格安料金を日本のMNO料金の代表として国際比較を行い、「中位の水準であると結論付けていた」というちょっと信じられない事実をお伝えしたかったということです。
補足説明を有難うございます。
よく理解できました。
しかし、キャリア料金を4割下げればワイモバ料金になるだけなので、ワイモバが経営的に成り立っているのであれば、キャリア料金の4割値下げも可能なのかもしれません。
ただ、その際に、設備投資や新規開発にまわす余力が残るのかというと、極めて怪しいとしか言いようがないですが…
> まずはオークションについてですが、海外では割り当てにお金を払って
> いて、日本は払っていないとすれば、初期費用だとしても日本が割安に
> なるはずなのでは無いかと思いました。
これ、本気で書いてます?。
そもそも日本の場合は周波数帯自体が「公共の財産」として扱われている関係上、今までオークションのような商業主義的対応を持ち込んでなかった、という事情があります。
※商業主義的なやり方であれば、それこそ周波数帯域を獲得しても
「国土へ広く遍く」というやり方では利益にならないと考えれば、
事業者側は「だったらxxの地域にはサービスしません」とすれば
利益確保できますよね?。
もともと日本の通信事情は歴史的経緯から逓信省より連綿と続く系譜で引き継がれてきているので、そういう事を言い出すなら「始まりから硬直化してる状態」ですので、お話のベクトルが明後日の方向を向いています。
※そもそもユニバーサルサービス制度自体が電電公社時代のサービス
レベル維持を目的として導入された事は、上記を含めた歴史的経緯を
調べれば判るお話です。
> 次に周波数の利用料についてですが個人の負担では無く、海外では、
> キャリアが国なりに支払っていて、日本は払っていないのではないか、
> と思いました。勘違いかもしれませんが。。。
その「キャリアが支払う電波利用料」はどこから出ているのでしょう?。
結局キャリアの営業収益を中心とした必要経費から出ているわけですよね?。
であれば全額では無きにしろ利用者が負担してるも同然です。(理由は後述)
割合に関しては当方も触れていませんでした。
(実際に利益の中から必要経費に占める割合が明確に算定可能な資料が見つからなかったため)
ただ1無線局免許辺りの単価は公開されているので、
●基地局側はある程度計算可能
→基地局設置数を電波利用ホームページから確認することで。
●移動局側(携帯電話側)も契約数から推計可能?
と言うレベルです。
上記に関しては厳密な数値まで引き出す必要はないと思っています。
もしもそれらがないと論ずることが出来ないようでしたらご自身でお調べいただくのが良いと思います。