【体験レポ】香港系 KK外遊卡 ローミングsimの実力は? (追記:6/06)
AIS SIM2Flyに代表されるタイ系の国際ローミングsimが安心/安定して利用できることが報告されています。前回はイタリアで香港系・【MB】simが大活躍、とても安定して利用できた経験から、今回は同じく香港系・国際ローミングの【KK外遊卡】simシリーズがAmazonに登場したのを機会に、その中のひとつ、
【KK】アジア 10ヶ国 4G-LTE/3G 5日間 2GB データ通信 プリペイドSIMカード : カンボジア 香港 インドネシア 日本 韓国 マカオ マレーシア フィリピン タイ 台湾
をゲットし、その実力のほどを体験してみました。
(日本も対象国になっていて便利なsimなのですが、未だ日本では使用していません。帰国後に試して結果追記したと思っています。 只今出張中。。。(汗))
場所 : マニラ、マカティ市街 (フィリピン)
使用スマホ : iPhone 5S simフリー
設定は APN = mbと入力するだけ (ローミング=ONを忘れずに!)
電源を切った状態でsimを挿入すると、SMSで「SIM is activated, Expiration date is xxxx…」と確認が降ってきました。中国語と英語で全く同じ内容のSMSが届きます。
さて結果、実力のほどは、
【KK外遊卡 亜州漫遊sim 2GB/5日間/1090円・Amazon】
by OOKLA
by iPhone 5S
接続元オペレータ : VSCL(Virtual Switching Consultancy Limited、香港)
ローカル・ネットワーク : SMART (4G)
FDD : B1
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ターゲット・サーバー : Tsukuba (日本)
PING = 91ms
DN = 8.06Mbps
UP = 8.15Mbps
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ターゲット・サーバー : 自動(QTS Data Center(香港))
PING = 51ms
DN = 7.62Mbps
UP = 7.55Mbps
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ウェブブラウズ(Yahooニュース)やGoogle Mapの利用では不便を感じないです。DN/UP速度はともに十分な数値が出ていたかと思います。比較のために現地simのSmartの結果も下に添付します。
【現地sim Smart LTE 1GB/x1000SMS/7日間/70php(約150円, TopUp)】
by OOKLA
by iPhone 5S
接続元オペレータ : Smart Bro(フィリピン・マニラ)
ローカル・ネットワーク : SMART (LTE)
FDD : B1
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ターゲット・サーバー : Tsukuba (日本)
PING = 66ms
DN = 8.90Mbps
UP = 17.2Mbps
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ターゲット・サーバー : 自動(Smart Comm Inc(マニラ))
PING = 17ms
DN = 20.5Mbps
UP = 16.8Mbps
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やはり現地Smart接続はPINGの速さの分だけ優位です。Tsukuba(日本)のテストサーバー接続でも PING=66msは国内ネットワーク接続並みの数値になっていました。
以上をまとめて、これまでの他のSIMをフィリピンで試用した結果と合わせて一覧表↓にしてみました。
↑この一覧表をジーッと眺めて海外ローミングSIMの世界をお楽しみいただければ幸せです(笑)
【追記 6/02 19:18 JST】
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結論として、
香港系ローミングsimの、【MB Multi-Byte-Info】simシリーズも、【KK 外遊卡】simシリーズも結構のところ実使用に耐えるローミングsimではないかというのが体験実感です。 ただし…
①管理アプリが見当たらない (あるかもしれないが、見つけられなかった)
②トップアップやチャージ、プラン追加など難しそう (ハードルが高い)
③説明書きが中国語なのがチョット (Chrome翻訳依存してました…汗)
④ホームページも詳細を理解するのが難しい
等々、少し敷居が高いのですが、タイ系・ローミングsimに比べてコスパの良いsimが多いので、一度きりの使い切り、使い捨て感覚での利用が良いかな～というのが結論です。
相も変わらず、ニッチなsim道楽でした。。。
おまけに、【KK外遊◇ 亜州漫遊sim】を使った場合のTraceRouteが↑です。
興味ある方向けデータです。
接続元オペレータ ip : 103. 4.245.250
IP りookUpの結果は VSCL, HKとなっています。
103.4.245.250
IP General InformationIP Address:103.4.245.250
Hostname:103.4.245.250
ISP:Virtual Switching Consultancy Limited (C/O VXRoute)
IP Geolocation Information
Continent:Asia (AS)Country:Hong Kong (HK) HK
City:Central
Time Zone:Asia/Hong_Kong
Latitude:22.2833 (22°16'59.88" N)
Longitude:114.15 (114°9'0" N)
【追記 : 6/03 14:30 JST】
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前回は実施していなかった Trace Route で GlocalMe-G3 (WW/365day PKG) のマニラでの接続を見てみました。 結果、接続元サーバーとしては現地(ローカル)に直接接続していることが確認できました。
【Trace Route 結果】↑
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接続元サーバー: 210.213.255.149 (フィリピン)
IP General InformationIP Address:210.213.255.149
Hostname:210.213.255.149
ISP:Philippine Long Distance TelephoneIP Geolocation
InformationContinent:
Asia (AS)Country:Philippines (PH)
City:Cebu
CityTime Zone:Asia/Manila
Latitude:10.3111 (10°18'39.96" N)
Longitude:123.8917 (123°53'30.12" N)
同時に測定した接続速度は以下の通りです。
【GlocalMe-G3, in Manila, Philippines, WW/365day PKG】
by OOKLA
by iPhone 6S via GlocalMe-G3
接続元オペレータ : Smart Bro(フィリピン・マニラ)
ローカル・ネットワーク : 不明 (4G)
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ターゲット・サーバー : Tsukuba (日本)
PING = 68ms
DN = 9.89Mbps
UP = 15.4Mbps
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ターゲット・サーバー : 自動(Smart Comm Inc(マニラ, Makati))
PING = 24ms
DN = 9.64Mbps
UP = 13.5Mbps
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この結果を含めた表を↓に添付しました。
GlocalMe-G3(cloud SIM接続)として、はっきりしたこと :
① 現地の接続元オペレータに直接接続する。
② PING(ms), DN/UP(Mbps) いずれも現地simと同レベルのパフォーマンスを示す。
ということです。
GlocalMe-G3(cloud SIM接続)と国際ローミングsimとの違いは、PING値が小さくなること。海外から日本国内のサーバーにアクセスした場合の頭出し(立ち上がり)が少し早く感じるような影響が出て来ることが推測されます。
GlocalMe-G3(cloud SIM接続)はとても快適に利用できてます。
【追記 : 6/06 12:45 JST】
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タイ系・国際ローミングsim, SIM2Fly(AIS)や、SIM GO! Inter(DTAC)は、日本国内でもローミングサービスが提供されているので、出発日や帰国日の行き帰りにsimの入替え不要のまま海外に出られる便利さはありがたいです。
同様に【KK外遊卡 亜州漫遊sim 2GB/5日間・Amazon】 も日本国内で使用できる国際ローミングsimなので、帰国後になりましたが、その実力を見てみました。
by OOKLA 6/05 20:23
by iPhone 5S
接続元オペレータ : VSCL(Virtual Switching Consultancy Limited、香港)
キャリアバンドル : StarHub 32.0
APN : mb
ローカル・ネットワーク : docomo (4G)
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ターゲット・サーバー : Tsukuba (日本)
PING = 189ms
DN = 48.3Mbps
UP = 15.1Mbps
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ターゲット・サーバー : 自動(Atombase Global Datamation(香港))
PING = 126ms
DN = 46.9Mbps
UP = 17.6Mbps
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ターゲット・サーバー : Tsukuba (日本)にアクセスした場合には、PING(RTT)=189ms, となっています。ウェブアクセスの頭出しが少しもたつく感じになりますが、表示は早くスムーズで、IP電話(Fusion Smart/SIPアプリ=Acrobits Softphone)の通話でも音声ハッキリとして、使用して全く問題を感じません。シッカリ使えるレベルだと思います。
日本国内でも利用できる国際ローミングsimとして、便利なsimの選択肢の一つになるかと思います。
ASIA Travel 用に候補を一つ追加しておかねば。。。
以下は、以前に見つけたので、ほしい物リストに入っていました。
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【KK】 アメリカ Wスタンバイカード（AT&T・T-Mobile） カナダ（Rogers) &日本（Docomo） 4G-LTE/3G 20日間 5GB データ通信 プリペイドSIMカード USA W・Stand-by 外遊カード
また、MBにも似たようなのがありますね。
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【MB】 東南アジア 9ヶ国 4G-LTE 10日間 3GB データ通信 プリペイドSIMカード 韓国 台湾 マカオ タイ マレーシア フィリピン カンボジア インドネシア 日本 Asia Travel SIM Card
いつも道楽にお付き合いいただきありがとうございます(笑)
先ほど追記として書きましたが、香港系・ローミングsimでは、
①管理アプリが見当たらない (あるかもしれないが、見つけられなかった)
②トップアップやチャージ、プラン追加など難しそう (ハードルが高い)
③説明書きが中国語なのがチョット (Chrome翻訳依存してました…汗)
④ホームページも詳細を理解するのが難しい
等々がマイナスポイントです。安価と割り切っての使い切り利用などがよいかもしれません。
引き続き、sim遊び、情報シェアを宜しくお願いします。
チャイナユニコム香港のSIMも色々あって楽しいですね。パッケージがカワイイし。。。
直近、家族の短期の香港渡航時に利用しました。ローミング先は、3 HKでした。
-- 以下、ご参考まで。
香港MVNOキャリアの「海外SIM屋」化が止まらない：
山根博士のスマホよもやま話
https://japanese.engadget.com/2018/06/01/sim-mvno-sim/
今、Amazon.co.jpで見たら、何と、
【KK外遊卡 亜州漫遊sim 2GB/5日間/1090円・Amazon】でなくて、1260円に値上がりしてる～ ムムム
--
https://www.cuniq.com/jp/data-card/asia-8days.html
｜1260円に値上がりしてる～ ムムム
アジア周遊は、10か国、3GB、8日辺りで、1,000円程度にして欲しいですね。
我家では、SIM2Fly の ASIA 版パッケージは、299THB=1,050円程度 で利用しているので。。。。
おおお、レッドのsimカードも印象的ですね!
チャイナユニコムの香港・マカオとかのsimも興味ありますね～。6年ほど前には香港での仕事があったのですが、その頃は「電話が通じればいいや…」程度で、sim経験は無くて、それ以来ご無沙汰しています。
はい、言われる通り、各社のsimカードやパッケージデザインは中々楽しめますね。時々、例の真っ白なsimカードがパッケージも無しで送られてくるとガッカリです(笑)
もう米国のオフィスには届いているのですけど、以前スレで紹介されたUS mobileのsimが目下のところ次の楽しみなsimです。 >simで何やってんねん!? (爆)
>山根博士のスマホよもやま話
お知らせ、ありがとうございます。早速読んでみます。
>アジア周遊は、10か国、3GB、8日辺りで、1,000円程度にして欲しい…
はい、全くその通り!
今回もSIM2Flyという選択肢もあったのですが、マニラニは以前4年ほど住んでいた経験もあって出張時でも基本は現地Smart Simで済ませているので、敢えて体験レポとして香港系simをトライしてみました。
国際ローミングは欧州simが断然進んでいると思っていたのですが、ここにきい、AIRsimあり、GlocalMeあり、eSIM世界に加えて【MB】【KK】【China Unicom HK】ありと香港勢ローミングsimが先陣を切って来ているような雰囲気です。 楽しみです。
>香港MVNOキャリアの「海外SIM屋」化が止まらない
>https://japanese.engadget.com/2018/06/01/sim-mvno-sim/
読みました。とても興味深いですね～
…MNOデータ定額が始まったらMVNOはもう太刀打ちできない…、海外向けSIMの拡販に乗り出す…香港のみならず、世界各国で販売網…
まさにな～るほど～ですね。
「月額3GBで900円のMVNOビジネス」より、「1～3GB/7日～30日/1000円～3000円の国際ローミングsimビジネス拡販」に活路を見出して邁進中ということですかね。 確かに、以前は国際ローミングと言えば欧州(英国)系simばかりでしたが、近頃では日本Amazonのみならず、欧米のネット・ショッピング・サイトでも AISやChinaUnicomのSIMを頻繁に見かけるようになりました。
今や欧州(英国)系・国際ローミングsim、タイ系・国際ローミングsimと香港系・国際ローミングsimの三つ巴の競争になってきていると…。
欧州系(英国)・国際ローミングsim(例えばThree, EE, Vodafoneなど)は、各国の通信キャリアとJVCを設立してインフラ確保する資本戦略に対して、タイ系・国際ローミングsimと香港系・国際ローミングsimはそれらJVCも含めて上手く賃借する戦略のようにも見えます。。。
世界は 中々したたかで、チャレンジングで面白いですなぁ !!
「ガラパゴス、いつになっても変わらないゆえ、ガラパゴス…」
｜MNOデータ定額が始まったらMVNOはもう太刀打ちできない
B2Cでは厳しい(限界な)ので、B2B(IoT等)でのDC関連ビジネスと絡めて活路を見出す方向なのかも知れませんね。
｜海外向けSIM
この領域は、日本の電気通信関連の法律が足枷にならねば良いと思います。
| PING値が小さくなること。
GlocalMeは、現地SIMと国際ローミングSIMの両者の良い点を享受出来る感じですね。
S1がバッテリーを増強してお安くなって購入できるようになると良いなぁ〜〜〜
① Cloud-SIM : 海外非常時バックアップ 又は トランジットでチョイ利用
= WW Global Plan PKG 1GB/365Days/$35
② SIM tray#1 : 日本国内用 常時用
= MVNO-SIM・月額プラン
③ SIM tray#2 : 海外出張用、テザリング用
= 現地sim 又は 定額データ・ローミング SIM (as req.)
こんな感じです。
バッテリーについては、今のG3は前回充電したのがいつだったのか忘れてしまったくらい、長持ちしてくれるので、非常に満足してます (その分、重いですけどね…(笑))
>S1がバッテリーを増強してお安くなって購入できるようになると良いなぁ〜
まずは、クリスマスのAmaonタイムセール。。。ついで S2の登場を待ちましょうか…(笑)
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SIMカード不要で世界で使えるクラウドSIMスマホ「World Phone S1」（COMPUTEX）
https://japanese.engadget.com/2018/06/08/sim-sim-world-phone-s1-computex-taipei-2018/
>ひみつ77さんGlocal-S1 in COMPUTEXの記事、ありがとうございます。
既にUA-Amazonでは販売開始していますが、日本はまだなんですね～Amazon.co.jpで販売開始の時には大幅なキャンペーンなんかやってくれるといいのですけど(笑)
ところで記事を見る限り、S1の日本国内の料金体系と、GlocalMe-G3の日本国内の料金体系(↑表)と少し異なるようです。
S1 :
・300MB/1.5ドル/日
・1GB/4ドル/7日
・3GB/10ドル/30日
G3 :
・1GB/8ドル/30日
・1GB/18ドル/365日
・3GB/23ドル/30日
やはり海外のみならず、国内でのメイン・スマホとして用途の拡大を狙うのであればMVNO料金との乖離はマイナス要因になるということなのでしょう。 3GB/10ドル/30日は必須ですね。それから電話の機能なんかどうなっちゃってるんでしょう??? ( Jetfi-G3≒GlocalMe G3)の場合には Jet-PhoneというIP電話機能がオプションされてます…等々
色々詳細も含め、全容の開示が楽しみです。。。