トランプ以降増えた陰謀論という言葉
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ミスター陰謀論(笑)
ドナルド・トランプ氏の政界進出(2016年大統領選)以降、陰謀論は社会の「日陰の存在」から「政治を動かす主流の言説」へと劇的に変貌を遂げました。
トランプ氏が従来の政治エリートや主要メディアを「偽ニュース(フェイクニュース)」と攻撃し、自らも様々な陰謀論的な言説を公然と発信・容認したことで、陰謀論はかつてない社会的影響力を持つようになりました。
トランプ氏以降の陰謀論の主な特徴と変遷は以下の通りです。
1. 政治の主流化と「ディープステート」論
ディープステート(闇の政府): アメリカを裏で操るエリートや官僚組織(ディープステート)が、トランプ氏を失脚させようとしているという陰謀論が保守層の間で広く定着しました。共和党支持者の多くがこの存在を一定程度信じているという世論調査もあります。
Qアノン(QAnon)の台頭: ネット掲示板から始まった「トランプは悪魔崇拝の小児性愛者集団(民主党エリートなど)と戦う救世主である」とするQアノン信仰は、SNSを通じて急速に拡大し、一時は議会襲撃事件(2021年)などの暴動を引き起こす原動力となりました。
2. 公式見解と既存権威の失墜認識論的権威の低下: 学者、裁判所、政府機関、大手メディアといった、社会の「公式見解」を担保する専門家への信頼が著しく低下しました。これらが発信する情報が「嘘」とみなされることで、陰謀論がオルタナティブ(代替)な事実として受容されやすくなりました。
SNSのアルゴリズム: Twitter(現X)やFacebookなどのプラットフォームで、ユーザーの興味に合わせた過激な情報が優先的に表示され、独自のコミュニティ(エコーチェンバー)の中で陰謀論がより先鋭化していきました。
3. コロナ禍や他ジャンルへの飛び火パンデミックとの融合: コロナ禍では、「ビル・ゲイツが人口削減のためにウイルスをばらまいた」「ワクチンにマイクロチップが入っている」といった健康・医療分野の陰謀論がトランプ支持層や反ワクチン運動と急速に結びつきました。
エンタメ界への飛び火: 2024年の大統領選などでは、人気歌手テイラー・スウィフト氏が「バイデン政権(民主党)を勝たせるための国防総省の心理作戦(プロパガンダ)の一環である」といった荒唐無稽な陰謀論が、右派ポッドキャスターや共和党支持者の間で真面目に語られる事態にまで発展しました。
4. 近年の変化:トランプ氏自身への「逆襲」とブーメラン「偽旗作戦」の蔓延: 2024年に起きたトランプ氏の暗殺未遂事件の際には、左派からは「トランプが同情を引くための自作自演だ」、右派からは「現政権(ディープステート)がトランプを抹殺しようとした」という双方向の陰謀論が直後から飛び交いました。制御不能になった怪物: トランプ氏が政治利用し、拡大させてきた「すべてを疑う」陰謀論のカルチャーは、近年ではトランプ氏本人に牙をむく場面も見られます。
共和党内のさらに若い過激派(MAGA系議員や右派ポッドキャスター)の間で独自の陰謀論が乱立し、トランプ氏がかつて親しかった人物を巡る陰謀論について、本人がコントロールできない、あるいはトランプ氏自身がターゲットにされるという「ブーメラン現象」が指摘されています。
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西の朝日?
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