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ナフサは足りている?政府の強弁

2026年5月の日本へのナフサ輸入量は約150万〜160万kl(前年同月比101%程度)で例年並み」という主張は、政府・業界の見通しに基づく「数量ベースの供給量」としては概ね事実ですが、「ナフサは不足していない」という含意は誤りです。

「ナフサは不足していない」という主張は、数量ベースの供給量に限定すれば一定の根拠がありますが、 価格・流通・現場の実態を無視した楽観論です。 危機の本質を見誤る危険性があると言えます。

26年5月、日本へのナフサ輸入量は約150万〜160万キロリットルに達し、前年同月比で101%程度と「例年並み」の水準に回復しました。

中東以外からの代替調達が135万キロリットル超へと跳ね上がり、政府は「供給量は足りている」と強調します。

しかし、現場ではシンナーが品薄となり、価格は1.5〜2倍に跳ね上がり、TOTOやLIXILがユニットバスの受注停止に追い込まれています。

この乖離こそが、ナフサ危機の本質なのです。

ナフサ危機は、「量の不足」ではなく「配分の偏在」と「価格の暴騰」によって進行しているのです。

政府は在庫を「4か月分」と試算し、心理的不安の払拭を優先するが、実際には流通段階で目詰まりが生じ、必要な現場に届いていません。

ナフサ価格は5月に125,000円/kL台と前月比約2倍に急騰し(増改築.com「ナフサショック(ナフサ不足)完全解説2026|石油化学製品が住宅から消える日」)、川下の樹脂・建材・住宅設備にコスト転嫁が連鎖しているのが実情です。

ナフサ危機は「供給量の確保」と「供給網の機能維持」が分離した、現代的なエネルギー危機の典型です。

政府は数量指標に依存しがちです。しかし、現場では価格と流通の目詰まりが実質的な供給途絶を生んでいるのです。

私たちが聞きたいのは「何日分残るか」ではなく、「どの油種を、どこに、どの価格で届けるか」なのです。

政府はもっと現場の実情を知るべきです。事実、経産省の一部はこの危機を把握しているようです。しかし、上層部までとどいているのでしょうか。

そういえば、こめ騒動のときも同じような認識を持っていました。小泉氏が誤りに気付いたのは救いでした。

ナフサ価格の急騰は構造的です。 川下へのコスト転嫁を拒否すれば、供給そのものが止まります。企業・家計は一定の値上げを受け入れつつ、 省資源・長寿命化を進めるべきなのです

政府は「流通の目詰まり解消」を掲げるが、実際には地域・業種間の偏在が残ります。物流の再編・在庫の再配分が急務です。

三井化学が有望でしょう。バイオマスナフサの導入とケミカルリサイクルで先行しています。

ただ一歩われあやまりて遅れたる爲に生涯勝つことを得ず
石川啄木

躓きて見失ひしは道ならず一行にある小さき誤り
Facebookユーザー「本音かな男」


12 件のコメント
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5月に、ナフサ輸入量が、前年対比100%程度になっても、材料供給から、最終製品になるには、1~2月間はかかるから、今が、ナフサを大量に使用する塗料やシンナーやオイル類が、無くなるのは、当然の結果ですね。
6月以降も、輸入量が前年対比100%以上になれば、最終製品も、復活して来ると思います。
今が、今のところ、最終製品の供給不足の底ではないかな?
>危機の本質
最大の戦犯は危機を煽るマスゴミです。

また最終製品の全てが国産では無いので、そこを混同してマスゴミが煽る・・と言う面が有ります。

有名な例ですが、手術用の手袋が足りない。
==>86%?がマレイシア製造で、マレイシアは韓国から安価なナフサを輸入しており、その韓国産ナフサの供給が途絶して生産できなくなっている。

また製造会社は、高騰したナフサを使うと、製品価格を上げざるを得ない。

だが、ナフサ高騰は一時的だとみており、過剰生産すると、在庫を抱えて赤字が積み上がる可能性が有るので、生産量を抑えている。(供給不足だと確実に捌けるので)

こういう状況なので、別ルートの調達が困難な場合に、日本政府がやれるとしたら、必要なナフサを供給し製造依頼するくらいでは?
自民・萩生田幹事長代行、ガソリン激変緩和の「補助の在り方」見直し必要 2026/5/26 11:18
https://www.sankei.com/article/20260526-TX4BY5UXTJO7POYBRQZ5LBPPE4/
>政府はガソリン価格の高騰を受けた激変緩和措置として、レギュラーガソリン1リットル当たり170円程度に抑えるための補助を実施している。

なので補助する必要はないのです。
日本の消費者とイランで中抜き業者をハサミうち!
という訳にはいかないのが萩生田さん、なのでしょうか?

兵站、サプライチェーンのぶっ壊れは東日本大震災とコロナ禍で
我々は経験したばかり。
また、やらかすのかよ?、ってなもんで。
1945年のコメの生産高も実は結構あったといいます。
兵站がやられただけ。この時代のことは父母や祖父母から、よく聞かされました。

https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/history/formation/generation_04.html
>日本のお米の生産高は約587万トンに落ち込みました。お米が足りなかったことから、都会に住む人々は食べ物を求めて農村に買い出しに出かけました。

農機のクボタ(6326)は進次郎君銘柄として衆院選の前に大きく上がったのですがね。
理由はどうあれ、無いものは無い😭

処方薬の軟膏瓶の供給はとても厳しいてす。

コロナワクチンブームのときは、注射剤製造用のフィルターがコロナワクチン製造に持っていかれて不足しました。

ほとんど影響を感じないところもあれば、致命的なところもあります。
sawa875
初心者マークsawa875さん・投稿者
マスター

>> tabibito-jrlar さん

確かに、原材料の輸入から最終製品になるまでにはタイムラグがありますね。
5月の輸入量が例年並みでも、塗料やシンナーなどの不足が今まさに表面化するのは、その遅れを考えれば自然なことかもしれません。

ただ、6月以降も輸入が維持されるかどうかは中東情勢次第であり、楽観はできないでしょう。「今が底」という見方も一つの可能性ですね。流通の目詰まり解消にはもう少し時間がかかるかもしれません。

数量的な回復と現場への届きやすさは別問題でしょう。
sawa875
初心者マークsawa875さん・投稿者
マスター

>> がんばるじゃん@中世"JAP"ランド さん

ご指摘の通り、過去の震災やコロナ禍でもサプライチェーンの脆さは経験済みですね。それにもかかわらず、今回も同様の課題が繰り返されているという事実は重く受け止めるべきでしょうね。

1945年の米の話は興味深い例えですが、当時と現在では物流インフラが異なるため、単純比較はできないかもしれません。

ガソリン補助の見直し論については、確かに補助に頼りすぎる弊害も理解できます。急に打ち切れば現場の混乱がさらに拡大するリスクもあるかもしれません。どうすればいいのやら。
sawa875
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マスター

>> Y. Daemon@ポリアモラス さん

「無いものは無い」——その通りだと思います。処方薬の軟膏瓶の供給が厳しいという具体例は、ナフサ危機が単なる「産業材料の問題」ではなく、医療現場にも波及している証拠でしょう。

コロナワクチン製造時のフィルター不足と同じ構図ですね。つまり、あるセクターで需要が集中すると、別の必須分野が犠牲になる。

この「偏在」こそが最も見落とされがちな点です。影響を受けない業種からは大げさだと言われるかもしれませんが、致命的な現場が確かに存在しているのです。

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エチレンプラント復活のきざし😇
萩生田番長曰く
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c622ea15a95ec1038758623b716a209440b1982
『プラスチックなどの原料となる原油由来のナフサに関しては「十分足りている」と述べた。

シンナーの流通経路を調べた際のことだとして、
「詰まっているところが分かった。本当は業者名を言ったほうが世の中に早く流れるが、それは勘弁してくれということで、今は、ちゃんと容量があるのだから心配せずにお客さんに出してほしいとやっている」と語った。
「それを何種目もやってるから今、経産省も大変だ」と説明した。』

やっぱり、出し惜しみして一儲けを企んだ業者が居ましたね。

>> うめちゃん2号 さん

あの萩生田さんの言うことですよ。信じられないです。

 確かに単純に日本だけのナフサ収支だけならば理論上足りるのでしょうが、石油化学品は世界中のサプライチェーンで賄っているんですよ。だからヴェトナムに出光が原油を供給したでしょ。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2632136?display=1
 結局足りないんですよ。シンナー流通だけに絞って調査したら止めてる業者が居るのは事実でしょうが、そこを潰せば物不足が解消するわけじゃない。だけど萩生田君は現場のことなんて知らんのですよ。例えば国内のポリエチレン需要分を溜め込んで価格を釣り上げるなんて無理に決まってるでしょうが。石油元売会社以上に備蓄できる能力を持った業者なんて居ないんだから。
 じゃあ何が起こっているかというと日本得意の買占めですよ。メディアが必要以上に煽るので余計に買って確保しちゃうんですよ。供給能力が下がっているのに需要が増えれば物はなくなるわけで。マスクも米もそうだったでしょう。本当に足りないんじゃなくて、不必要な人が余計に買うから足りなくなるんだな。だから業者は在庫がゼロにならないように実績ベース以上は出荷しないという出荷制限をしてます。
 まあ足りているから買い占めるんじゃねえって啓蒙していると思えば萩生田君の発言も価値は有るけどね。たとえウソでも余計な不安を国民に抱かせないのも政治家の手腕でもあるので。

>> じんで@男女ン真っ黒改善傾向 さん

事実は事実、仮定は別ですが認めます。
どちらがどれだけ影響しているかは、調査せずに断定は危険。
高速道で、1台の自動車の行為が大渋滞に繋がる例も有ります。

>> sawa875 さん

戦時中の食料は平時の70%程度もあったという情報も聞いたことがあるのでですが
ファクトチェックができませんでした。
何らかの報道タブーになっているのかもしれません。

ガソリン補助については節約すべきときに値下げするのは、どうかと思いました。
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