アメリカでAIRSIMを使ってみた、その他の雑感

モバイル・IT通信

2018.04.13 14:14

Gマスター

こんにちは。

3月末にアメリカ(シカゴ～ニューヨーク)に行ってきましたが、やっと落ち着いたので現地でAIRSIMを使用したレポートを。

AIRSIM
https://amzn.to/2HdeHxx
に至る経緯は

https://king.mineo.jp/question-answer/サービス全般／申込方法プリペイドSIM/16899

に記載の通りで、本当はDtac SIMを買って試したかったのですが、説明に記載の無い日本で「挿しただけで」使用できてしまい、渡航前に有効期限が切れるという間抜けな状態になったので(笑)買い直して試そうかどうか迷いましたが不確実性が高いので結果的に辞めました。で、各国で使用実績のあるAIRSIMを2枚買って、1枚をSIMフリーiPhone7に、1枚をSIMフリー化したHW-01F
https://king.mineo.jp/my/denjin/reviews/item/28770
にて使用してみました。結論どちらもOKでしたがモバイルWi-Fiは3G接続になりました(後述)。

iPhone7の方は、機内で(もちろん機内モードの状態にて)アメリカ到着前にSIMを差し換え、スタンバイしておきました。飛行機を降りて空港内で機内モードを解除すると、やがてT-Mobileを掴みかけたり圏外になったりを繰り返しつつもそのうち勝手にAT&Tで3G→4G接続となり、未読のLINEやらメールやらをバシバシ受信し始めました(つまりキャリアプロファイルが降ってくる)。以降、シカゴにおいてもニューヨークにおいても接続は安定しており、概ね10-20Mbpsは出ているように感じました(mineoでいう、昼以外の速度と同等かそれ以上の感覚)。WEB検索はもちろん、Googleマップ、SNSやFaceTime通話、LINE通話も何の問題もありませんでした。NTTコミュニケーションズアジア(香港?)での接続でした(速度計測は容量がもったいないので一度だけ行いましたが、現地時間朝7時前で18Mbpsでした・画像)。

一週間の予定でしたので移動の前後1日を除けば5日間で足りると踏んで5daysで契約したのですが、帰る日になんと20cmの降雪があり空港は大混乱、NY発が30分遅れ、1時間遅れ・・・(結果5時間の遅延)で、早めの判断で乗るのを辞めて次の日に変更することにしました。空港は大混乱、空港にはFree-Wi-Fiもありますが、当然のことながら大混雑で繋がりにくいです。そしてプリペイドだとこんな時は色々検索しているうちに通信容量を食って「終わってしまう」のですが、繰り返しプランを追加できるAIRSIMはこんな時も便利です、48Hパックを追加しました(24H余るが無いよりはマシ)ところ、すんなりつながりました。

アメリカン航空の搭乗カウンターも当然大混乱で長蛇の列を作っても「私はわからない、私は何の情報も提供できない、明日の方が問題無く乗れます、多分」とぶっきらぼうに言うだけ(意訳・笑)。これは埒が開かない、と日本語カウンターに電話して変更手配することにしたのですが、現地USAの通話は国際電話になりますので当然高い。ここで活躍するのがLaLaCallです。+1-の電話番号にお安く電話出来ます。次の日のJFK発羽田行を確保、無事に変更できました。電話は必要ない、通信だけ出来ればいい、プリペイドでいいと割り切っているとこのように何かあった時に柔軟な対応が出来ません。やはり、備えあれば憂い無しとはよく言ったモノです。プリペイド使い捨てのDtac SIMだけで行っていたら完全にアウトだったと思うのでAIRSIMは結果オーライです。

息子のau版iPhone5s(私のお下がり、mineoのAプランシングルで使用=SIMロック機)も使いたいのでこちらはHW-01F経由での使用となりましたが、HW-01FはAT&Tの3Gとなり、何をどう頑張ってもLTEにはなりません(こちらはAPN記載が必要です)。HW-01FのLTEはバンド1、3、19、21の対応なので、AT&TのLTE(バンド17を中心に展開、700MHz帯)とは合致しません。従って当然です。が、GSM改め3Gの850MHzを掴んだのでしょうか、3Gでも安定して終始1-2Mbpsは出ていましたので全く苦にはなりませんでした。何かあった時用に予備のためGSM対応ルーターは持っていてもいいと思いました(iPhone以上に対応バンドが豊富なスマホも無いのは事実ですが)。実験のつもりでしたが、案外普通に使えましたので一応載せておきましょう。※このSIMカードは、モバイルルーターでは使用できません。スマートフォン、タブレット端末でのみ利用可能です※とはありますが、使えますよということで(at your own risk)。

NYの街中にはこんなものが立っています。ここにスーパー速いFreeなWi-Fiがあるよ、と液晶画面で表示しているのです。この画面は一定の時間で広告に変わります(その収入で運用しているものと思われます)。つまり電子広告看板なのです。半径どの程度まで使えるかはわかりませんが、これは良いですね!日本のFreeなWi-Fiはひっそり目立つことはありません(せいぜいWi-Fi使えます的なステッカーが貼ってある程度)。これはいかにも堂々としています。わかりやすい!

その端末(?)の裏を除くと「昔見た未来の公衆電話感」がハンパないです(笑)。911(非常電話、日本でいう消防・救急)に一発で繋がる赤いボタンもあります。緑電話の頃までは日本の公衆電話にもこれに準じるボタンがありましたが、最近のグレー電話はどうなんだっけ??USB充電も出来るようです、多機能ですね。日本の公衆電話もこのように、広告併用でうまいこと維持できないものなのでしょうかね?

最後にもう一つ、2015年には無かった(と思います)プリペイドSIMの自販機がJFK空港にありました。かつては店頭売りのみで、店が開いていない早朝/深夜の発着便等では買えませんでしたがクレカで買うことが出来ます。が、30日間で$60とか2GBで$80とかものすごく高いです。$10というのも売ってましたが、その調子だとおそらくあっという間に終わるか、または通話専用という可能性もあります(良くは見ませんでした)。現地SIMが安いですよ、というのはやはりアジア諸国に限られますね。AIRSIMサマサマでした。