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預金封鎖で無価値になったもの

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先日、老後の資金相談をうけるためにお宅に伺ったとき、その方が何十枚もの「爆弾マークの利札」が付いた戦時国債の束を見せてくれました。無価値になった旧円、封鎖前の銀行の預金通帳、農地解放前の農地の登記簿。

これが、うちの先祖が一生懸命築いたものだよ。戦争が終わったら、紙くずになったと、静かに話してくれました。

戦前、この家は名家として知られていたそうです。土地も、預金も、国債も、すべてお国のためにと信じて守ってきた。
ところが、1946年3月3日、預金封鎖と財産税が突然発表され、資産は一挙に負担に変わってしまいました。最高90%の税率でピーク時の評価額に課税されました。

その方は、国が言うことを信じて、国債を買い、銀行に預け、土地を守ってきた。でも、ある日突然、それが全部なくなったんだよと語ります。

戦後、名家は一挙に没落し、塗炭の苦しみをなめました。その怨念は何代にもわたって受け継がれ、国に対する強い不信感が、いまも家族の空気に染みついているように感じました。

その方の話を聞きながら、将来に対する不安がよぎりました。

財産税の再来をゼロリスクと考えるのも、必ず来ると恐れるのも極端です。しかし、歴史が教えるのは、資産が一瞬で無に帰することがあり得るということです。

その方のご先祖の怨念は、私たちに油断するなと教えてくれているように思います。
画像は戦前の預金通帳と戦時国債。ネットから取得

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6 件のコメント
1 - 6 / 6
国のやることはそんなもんだよ、国民がしっかりしなくてはね。
軍票
https://tanken.com/burma.html
植民地で、軍票を受け取った人は速、露店で金に交換したとか。
杉村富生さんがラジオ日で話されていた。
インフレーションを継続させることで、政府はこっそりと気づかれずに国民の富を接収できる。
ジョン・メイナード・ケインズ(イギリスの経済学者)


アダム・ファーガソン著「ハイパーインフレの悪夢・ドイツ国家破綻の歴史は警告する」とかはオススメ本です。
sawa875
初心者マークsawa875さん・投稿者
マスター

>> kaji さん

推奨の本は名前だけは知っています。今すでにインフレ税を徴収されています。

税だけはシーナといえども、日本と協調体制ですね。
これを指摘すると、慌ててコメントを消した人がいました。
sawa875
初心者マークsawa875さん・投稿者
マスター

>> YASUHID さん

軍票…、MMT派のいう政府通貨のようなものでしょうか。
昭南市では、インフレに悩まされていたように聞いています。
昭和の戦時国債とは時代が異なりますが松本清張の『西郷札』。
その中でいわゆる司馬遼太郎的余談として「藩札」の話がでてきます。
藩札は新政府が買い取るって話を事前に後藤象二郎から岩崎弥太郎が聞きつけて
買い占めた。それが三菱を作るタネ銭になったというもの。
いわゆるインサイダー取引ですねw

昭和の農地解放で地主さんはひどい目に遭われたようです。
この辺は有吉佐和子の『紀ノ川』に書かれていて小作人たちは敗北成金と言われていた事がわかります。
私の幼年時代には列島改造論が実行され我田引道(高速道路の補償金)、我田引鉄(新幹線の補償金)
などと揶揄されてた事もありました。
今では棚からボタモチの転売、農地転用がやりやすくなってます。

「農村地域への産業の導入の促進等に関する法律」
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