修理して長く使おう
一つ目。某メーカーのハンディ掃除機。電池がフル充電で10分も持たない。電池の寿命だなぁ、ということで正規のサービスセンターに聞いてみると電池交換は9100円だということでした。なるほど、と分解してみると18650電池が3本はんだ付けされていて簡単には交換できない造り。バッテリーパックとかにして交換電池出してくれればねぇ。
タブ付きの18650を3本調達。容量も2200mAhから3000mAhに増量して修理完了、部品代は1本1000円として3000円くらいで済んだので、メーカーのいわゆる「技術料」は6000円程度と考えると妥当な金額ですな。20分使っても全然元気、修理完了。
二つ目。某メーカーの一世を風靡したLEDランタンのベストセラー。電源スイッチが利かず、電池を入れると点灯してしまい消せない。スイッチが故障している?
もう、これは買ってから15年以上は経っている(そう、あの東日本大震災でも停電の時に活躍してくれた)ので、メーカー修理ってのは望めないだろう。カタチそのままに光量アップした後継機は出ているのだが「点灯はする」ので光源が死んだわけではなく、これでも十分明るいのでもったいない。
コントロール基板を出してみると、光源LED回路に行くところにQ2という部品がある、ははぁ、これ(FET)が死んだかな??ということで、GateをHighに吊ってみると消えました。ということはQ2も死んでない。どうやらコントロールしているICが死んだみたいです、これはお手上げですね。同じICは入手できない(カスタム品)、どうしましょうか。
じゃあ基板を作ってしまえばいいわけでして。最近はマイコンICがいろいろ出回っているのでついでに機能追加。本来であればフル点灯→やや暗く点灯→点滅→OFFという感じでしたが、フル点灯→75%点灯→50%点灯→25%点灯→点滅→OFFに変えました。これで機能UPです。
25%点灯(1/4の明るさ)の時には2時間で自動OFFするスリープタイマー機能も搭載。これでキャンプ時、テント内で点けたまま寝ることができます。点滅もただのパカパカ点滅ではなくモールスでSOS点滅(・・・---・・・)するようにしました。見る人が見れば「非常事態」とわかります(笑)ただの点滅ではつまらんので「使える機能」にしておきました。
というわけで機能UPして修理完了。
このシリーズのLEDランタン、非常にいいんですよ。これで私はガスランタンを使うのを辞めました。マントルも要らないし、電池も持つし。何より熱くないのでテント内でも安心して使える。
左、今回修理したいわゆる「初代」。右、その後継機で明るさアップ版。中央、色味が違うメーカー違いのOEM品で光源がいわゆる電球色ではなく昼白色のバージョン。機能UPに満足したので壊れてないのに中央のも同じ基板を作って改造してしまいました(笑)。右のはそのままです。
三つ目、止せばいいのに950円で全く同じモノのジャンク品が出ていました。送料を考えると2‐300円です。こっちは点きっ放しではなく「点かない」となっています。本当に点かないのだろうか。
コントロール基板のQ2のDrain-Source間を強制ショートしてみると点灯しましたよと。これもやはりICが死んだんですねぇ・・・このモデル、実は死にやすいから後継機にバージョンUPしたのかな。ということで全く同じ基板を作ってこれも再生してしまいました。都合4台、LEDランタンがあります。こんなに要らないな(笑)、ということで、この一つは子のアパートにでも持って行くことにします、停電の時に役立つでしょう。
まとめ。モノは大事に使おう、それが本来のSDGs。









>> Kazuo Kubota さん
回路は「焼き直し」です。元々の基板を眺めて、だいたいこんな感じだなぁ、というのを書き出して。だからオリジナルの回路とほとんど一緒です。IC以外はほぼ同じ部品そのまま使いました(LEDインジケーターはこの際除去)。問題はソフトですよ、ICはATTiny85を使いましたが、最初はDigispark使ったんですけどね。PICで作ってもいいと思います。DIP8pinのICなら何とか、万能基板に載せたままでケース収納可能です。これ以上のICだと物理的に入らないです。

点灯回路はこんな感じでした。Pch-MOS-FET使ってましたね。Nchの方が楽なのになんか理由でもあるんだろうか。ということで、Q2をON/OFFするだけですから、示したこの部分の回路はそのままそっくり元々と同じです。

スイッチ部分だけの基板にしておいて、Digispark使ってデバッグ。ソフトが固まったところで基板に何とかまとめたという感じでこのスペースに入れなきゃなんないから厳しいですね。でもちゃんとできましたんで、今後またキャンプや停電時に活躍してもらいます。日常的にも屋外作業で電源とれないようなところの照明に結構便利なので。夏に壊れていたんですけど、暑くてやる気が起きません。冬はこんなことをやるのに最適な季節です(笑)
>> Kazuo Kubota さん
>ゲートの左側が切れてるけど、そこにちょっとしたマイコンをはい、回路図を「わざと切った」のは、前述した部分は元々の基板そのものなのです(そのままそっくり部品ごと持ってきてます)。で、ここの部分が私のオリジナル、というか、これもおそらくは元々こうだったであろうという感じの回路です(少し定数が違う程度)。
ICは型番もわからないし、完全にマスクされています。違いとしてはもう一つ出力があってインジケーターLEDがある程度でしょう。
>I/O 出力をソフト的にし MOS-FET のゲートを制御している感じ
仰せの通りで、明るさのコントロールはPWMでやってます。
>制御できればいいだけならぶっちゃけ代替品でなんとでも
はい、何でもいいんです、物理的に入れば(笑)。なので、基板起こして表面実装にすれば間違いなく入るのですがDIPだとギリギリでしたね。私の場合機能を追加しているのでVerUPはしています(笑)。
光源LEDは一般の照明器具が寿命4年とか言ってるくらいなので、実使用時間にしたら100時間にも満たないと思います。だから全然生きている「はず」なのに制御基板の故障で実にもったいない感じでしたし、都度電池を抜くとかもバカバカしいので。
>> ノリ_@元気 さん
これが一番の問題でしたね。最初は収めることをあきらめてサブ基板的にやるしかないかと思ってましたが、最終的には何とか入りました。ICソケット使うと高さオーバーでダメですのでソフトを煮詰めるのに苦労しましたが決まってしまえば直付けでOKですね。PB1 があいてるので、これを使ってインジケータ LED 制御をしてもよかったかも...
>> Kazuo Kubota さん
このLEDが不評だったらしくて(無駄に電池を食う)、取る人多かったんですよ。ただ取る、というね。だから最初から搭載しないというのが正しい方向。その証拠に後継機には無いんです。あ、ソフト的には実装してます(笑)。
ふふふ…ちゃんとPB1に定義はしてあるんです。でもハードウェア的には搭載しない。我ながら実にクール。>> Kazuo Kubota さん
取説より引用。メーカーが言うには「暗闇で探しやすいでしょ」ってことなんでしょうけど、次期型でこれを削ったのは単純に忌み嫌われる存在で、ニッパーで取ってる人が多かったからでしょうね。
このインジケーターは電池が入ってる限り切れるまでずっと動作するので、いざ使おうという時に電池食ってるんですよ。
私の作ったソフトではOFFするとスリープに入る(このあたり、定義はしていますがコメントアウトしてます)のでオリジナルより電池は食わないと思われます。
(LEDランタンの修理は特異な事例ですが)
掃除機の方は簡単に電池交換できるメーカーも多いし、むしろマキタのようにバッテリーパックにでもしてくれればってところではありますね。
これでもメーカーサービスが正規ルートで電池交換を用意してくれているだけマシなのかな、普通なら買った方が早い、で買い替えですからね。でもそれって電池以外何ともないわけで、実に無駄なんだよな。
スマホも良くこれ言われるんですけど(電池交換がもっと楽ならいいのに)、ただ、スマホは陳腐化しますからねぇ・・・。でもiPhoneに限って言えば3モデル世代くらいは(例えば現行の17に対して15とか)まぁ、バッテリー交換でいいですよね。
>> トッチン@寝不足 さん
電池交換は誰でもできるかもしれません。が、18650はちょっと危険です。電圧も高いしタブ付き電池のはんだ付けも短時間にやらないとダメですね。まあ、知ってる人は知っている。あと、基板は板なので基板ですよ、、、(笑)