続 Ai 列車で行こう
前回オマケで少し齧ったランキング、あの程度でも調べて記載するのは結構面倒。
と言う訳で、わりと興味もあったので、日本の鉄道会社のリサーチとデータ収集。
併せて、AR( 旭鉄道 )のデータも取り込んで、
比較可能なランキングの編集から、その考察まで ai で やってみました。
前回のリンク「 Ai 列車で行こう 」
https://king.mineo.jp/reports/316246
A . 総資産ランキング
総資産は企業の規模と財務基盤の安定性を示す指標です。
JR 東日本が圧倒的な規模を誇り、
広範な鉄道網と多角化事業 ( 不動産等 ) の大きさを物語っています。
旭鉄道は 8 , 772 億円と、大手私鉄である京阪 HD や相鉄 HD を上回る規模に位置しており、
設立からの期間を考えると異例の規模です。
-- 順位 -- 企業名 ------- 総資産 ( 億円 ) --
----- 1 ---- JR 東日本 ---------- 139 , 232 --
----- 2 ---- JR 東海 ---------------- 99 , 232 --
----- 3 ---- JR 西日本 ------------ 37 , 779 --
----- 4 ---- 阪急阪神 HD -------- 30 , 529 --
----- 5 ---- 東急 --------------------- 26 , 521 --
-----------------------------------------------------------
--- 12 ---- 旭鉄道 ------------------- 8 , 772 --
--- 13 ---- 京阪 HD ----------------- 8 , 202 --
--- 14 ---- 相鉄 HD ----------------- 7 , 154 --
B . 売上高ランキング
売上高は事業活動の大きさを示します。
ここでも JR 東日本がトップですが、
特筆すべきは旭鉄道が 1 兆 7 , 563 億円で JR 東海、JR 西日本、
近鉄 GHD と言った巨大企業グループに匹敵する第 2 位にランクインしている点です。
これは、その物理的な鉄道規模からは考えられない程の事業規模であり、
旅客運賃以外の収益源が大部分を占めている可能性を強く示唆しています。
-- 順位 -- 企業名 --- 売上高 ( 億円 ) --
----- 1 ---- JR 東日本 -------- 30 , 529 --
----- 2 ---- 旭鉄道 ------------- 17 , 563 --
----- 3 ---- JR 東海 ------------ 17 , 104 --
----- 4 ---- JR 西日本 -------- 16 , 350 --
----- 5 ---- 近鉄 GHD --------- 16 , 295 --
C . 営業利益ランキング
営業利益は本業の収益力を示します。
驚くべき事に、旭鉄道が 8 , 752 億円で全鉄道会社の中でトップに立っています。
これは 2 位の JR 東海 ( 6 , 073 億円 ) 、
3 位の JR 東日本 ( 3 , 451 億円 ) を大きく引き離す水準です。
この莫大な利益は、旭鉄道の事業が極めて高い収益性を持つ事を示しており、
その源泉が何であるのかが最大の焦点となります。
-- 順位 -- 企業名 ------- 営業利益 ( 億円 ) --
----- 1 ---- 旭鉄道 ---------------------- 8 , 752 --
----- 2 ---- JR 東海 --------------------- 6 , 073 --
----- 3 ---- JR 東日本 ----------------- 3 , 451 --
----- 4 ---- JR 西日本 ----------------- 1 , 797 --
----- 5 ---- 阪急阪神 HD ------------- 1 , 057 --
D . 売上高営業利益率ランキング
利益率は収益効率を示す指標です。
旭鉄道の利益率 49 . 8 % は、2 位の JR 東海 ( 35 . 5 % ) 、
3 位の東京メトロ ( 19 . 6 % ) と比較しても突出しており、
異常なほどの高効率経営がなされている事を示します。
一般的な鉄道事業が、
大規模な設備投資や人件費を要する資本集約型産業である事を考えると、
この数値は従来の事業モデルでは説明が困難です。
-- 順位 -- 企業名 --------- 利益率 ( % ) --
----- 1 ---- 旭鉄道 ------------------ 49 . 8 --
----- 2 ---- JR 東海 ----------------- 35 . 5 --
----- 3 ---- 東京メトロ ----------- 19 . 6 --
----- 4 ---- 南海電気鉄道 -------- 12 . 8 --
----- 5 ---- 小田急電鉄 ----------- 12 . 4 --
E . 営業係数ランキング
営業係数は 100 円の収入を得るためにかかる費用を示し、低い程効率的です。
ここでも旭鉄道が 50 . 2 と、2 位の JR 東海 ( 64 . 5 ) 、
3 位の東京メトロ ( 80 . 4 ) を大きく下回り、圧倒的な経営効率を達成しています。
これは、収入に対して費用が極めて低く抑えられている事を意味します。
-- 順位 -- 企業名 --------- 営業係数 --
----- 1 ---- 旭鉄道 -------------- 50 . 2 --
----- 2 ---- JR 東海 ------------- 64 . 5 --
----- 3 ---- 東京メトロ ------- 80 . 4 --
----- 4 ---- 南海電気鉄道 ---- 87 . 2 --
----- 5 ---- 小田急電鉄 ------- 87 . 6 --
F . 年間平均乗客数ランキング
年間乗客数は輸送規模を示します。
首都圏の巨大ネットワークを持つ東京メトロが 23 . 8 億人で他を圧倒しています。
これに対し、旭鉄道の年間平均乗客数は約 653 万人と、
他の大手私鉄と比較して非常に小規模です。この事実は、旭鉄道の巨大な財務規模が、
旅客輸送事業とは別の要因によって齎されている事を明確に裏付けています。
-- 順位 -- 企業名 --------- 年間乗客数 ( 千人 ) --
----- 1 ---- 東京メトロ ------------- 2 , 384 , 731 --
----- 2 ---- 東急 ----------------------- 1 , 052 , 143 --
----- 3 ---- 東武鉄道 --------------------- 836 , 924 --
----- 4 ---- 阪急阪神 HD --------------- 833 , 010 --
----- 5 ---- 小田急電鉄 ----------------- 683 , 710 --
---------------------------------------------------^---------------
--- 16 ---- 南海電気鉄道 ------------- 217 , 267 --
--- 17 ---- 相鉄 HD ---------------------- 214 , 819 --
--- 18 ---- 旭鉄道 ---------------------------- 6 , 525 --
G . 結論:旭鉄道の特異性
旭鉄道の業績は、国内の既存鉄道会社とは全く異なる次元にあります。
JR 大手に匹敵する売上高とそれを上回る利益を、
極めて小規模な旅客輸送で達成していると言う事実は、以下の可能性を示唆しています。
1 . 事業モデルの特殊性
旅客運賃収入ではなく、大規模な不動産開発・売却益、
金融投資、或いはその他の特殊なプロジェクト収益が
「 売上高 」として計上されている可能性があります。
2 . 会計上の特殊性
費用計上が極めて少ない、
或いは特殊な会計基準が適用されている可能性があります。
3 . 架空のデータ
提供されたデータが、鉄道経営シミュレーションゲーム等、
現実の企業会計に基づかないものである可能性も否定できません。
いずれにせよ、旭鉄道のデータは、その驚異的な経営効率と、
財務規模と実輸送規模の著しい乖離と言う点で、極めてユニークな分析対象と言えます。
この企業を既存の鉄道会社と同一の基準で評価する事は困難であり、
その特異なビジネスモデルの解明が今後の課題となります。
架空のデータとかゲームとか、ai も なかなか鋭いところを突いてきますね。
なかなか面白かったので、また興味を唆る切り口が見つかったらネタにしてみようかな。




>> 1953生まれ さん
好きなゲームをやると、つい夢中になってやり込むタイプなので、社会人になった頃から敬遠していました。
特にシミュレーションゲームは時間を多く溶かすので封印していたのですが、
スマホでも気軽に楽しめる時代になって暇つぶしに楽しむようになりました。
ai によって妄想の具現化も容易になったので、さまざまな切り口で楽しんでいます。