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基盤と基板

スマホなどの故障の会話などで、マイナ王でもしばしば出てくる「きばん」という言葉ですが、多くの方が「基盤」と間違って記載しています。

電子部品が載っている「きばん」は、「基板」と書くのが正しいです。
私は電子回路、電子制御技術者だったので、この誤用がとても目について気になるので、投稿しておきます。

最後にdeepseekの解説を引用しておきます。

1. **基盤 (きばん)**
* **意味:** **基礎、土台、支えとなるもの** を指します。**抽象的・概念的なもの**に使われます。
* **使われる場面:**
* **組織・社会:** 「会社の経営基盤」「社会の基盤を支える」「インフラ基盤」(経済的・社会的な土台)
* **技術・知識:** 「技術基盤」「知識基盤」(発展の基礎となる技術や知識)
* **生活:** 「生活基盤」(生活を成り立たせる収入や住居などの基礎)
* **例文:**
* 安定した収入が生活の**基盤**だ。
* この研究は、過去の学術的**基盤**の上に成り立っている。
* 国の経済**基盤**が揺らいでいる。

2. **基板 (きばん)**
* **意味:** **電子部品を実装し配線するための、絶縁性のある板状の部品** を指します。**物理的な物体**です。
* **使われる場面:**
* **電子工学:** プリント基板 (Printed Circuit Board - PCB) が最も一般的。スマートフォン、パソコン、テレビ、家電製品など、あらゆる電子機器の中に必ず入っています。
* **半導体製造:** ウェハー(半導体チップを作る円盤状の基板)も基板の一種です。
* **特徴:**
* 樹脂(FR-4が一般的)やセラミックスなど絶縁性の素材でできている。
* 表面に銅箔の配線パターンが形成されている。
* 抵抗、コンデンサ、ICチップなどの電子部品がはんだ付けされる。
* **例文:**
* このスマホのメイン**基板**が故障した。
* 新しい回路を設計して**基板**を発注する。
* CPUはマザーボードという大きな**基板**に取り付けられている。


31 件のコメント
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基板がスマホの重要な基盤となっているとか。
私も電子機器製造に携わった身としては、基盤と基板間違えられるのは憤りがこみ上げるタチ…
確かに!
今まで混同して誤用していたかもしれないです。
気をつけないと。

ググってみたらメーカーが同じテーマで解説されているページを見つけました。
》基板と基盤の違いについて
https://arrow-sg.co.jp/kiban-no-hatena/基板と基盤の違いについて/
 PCだと、「Mainboard」って言いますし、Apple製品では「Logic board」というらしいですね。一般的に、 「circuit board」 で通じると思います。日本語の場合は、同音異義語の影響で誤字が発生することがあるので、すべての人が完璧に使い分けるのは現実的ではない(限界がある)ため、文脈で判断するのが一番ですね。気になるなら、つまり、正確な情報伝達が必要場面では、英語でどうぞということでしょうか。
同音異義語の多い日本語
スマホで変換が主流なので
分かっている人が分かっていて
話が通じているなら、OKかな?
と思います☺️

ちなみにT字路は丁字路が正しいそうで。
すごい、ももとは「恐ろしい」の意味なので
アナウンサーが「すごく良いです」はかなり
違和感があります、が
まあ仕方ないかな?と
一般の人が基板という言葉を知らないのは仕方がないと思いますが、Q&Aで、知ったか回答を見ると…
ありがとうございます。ためになりました。私は漢字苦手で、自分自身でも使い分け間違っていると感じることが「よく」あります。今回も知りませんでした。というか、意識してませんでした。いままで「基盤」と書いてたと思います。

ところで、連動してあれもこれも、間違ってたかな?と思ったものがあります。例えば「分電盤」。ネット検索したら、それは、ぶんでんばんは「盤」でいいそうです(よかった^^;)。箱型だと(立体的だと)「盤」?そして、カード型だと(薄いと)「板」になるのかな?と感じましたが・・・。
日本語としてはそうなんですが、会社によっては、
・部品が載ってない物→基板
・部品が載っている物→基盤
と書いている所も有ります。

こういう用語は会社ごとの方言が酷いので、取引先の人に豆知識を披露するときは事前に確認して下さいね。
表面実装にかかわっています。
自分が若い頃は、両方使われて気がします。
最近では基板の板が多く使われています。

若い頃(昔)は、お客様から紙ベースでやりとりの時は、どっちも使われていました。
電子メールでデータをやり取りするころには、板の方が多くなった気がします。

単純におっさんがいなくなっただけかも。

自分も最近、SMTやSMD、PWBやPCBなど使われてもう、日本語なら板や盤でもどっちでもありがたく思う私。
もう、そろそろ私もついていけない。

>> とくな のぞむ さん

部品を基板に載せることを実装と言います。
この実装という言葉は日本初の言葉ですが、海外でもJissoとそのまま使われるようになった言葉です。

実装に携わっている人で、実装済み基板のことを基盤と呼ぶ、という人にはお目にかかったことがありません。

もしそのような使い方をしているとすれば、実装のことはよく知らない会社なのでしょう。
将棋盤、野球盤もありますね。

>> ヨッシーセブン@北京 さん

実装を知らないわけがない大手メーカなので、そこの会社方言というか俗称なのでしょうね。
仕様書とか契約書とか意地になって直してきますもの。

私が見たことが有る基板/実装済み基板の記述又は読み方のバリエーションは、

基板:
→基板、未実装基板、プリント板、PWB、生基板、プリント配線板

実装済み基板:
→実装済み基板、基盤、基板、ASSY済み基板、PKG、パッケージ、搭載済み基板、PCB

他にも有ったのですが面倒になったので、以下略。

因みにJISでは「プリント配線基板/プリント回路基板」だったと思いますので、基盤は工業規格的にも正しくないですね。
偶に、基板を基盤と誤変換したまま送信したことに後から気づいてしまい、5分くらい落ち込んでます......

>> 川辺@工作したい さん

生粋のハード屋の私の場合、逆に基盤と書くべき所を基板と誤変換したまま送ってしまう事があります。

これはね、トップに違う方の「きばん」が出てくる辞書が悪いんです。
そう、空気を読まない辞書のせいです。
だから落ち込む必要はないのです。多分。

>> とくな のぞむ さん

基板と基盤の両方を使うことがありまして、基盤を使う文章を書いた後に油断しているとやってしまいます。

意識しやすいのか、数年に一度も書かないような、基板と基盤と基幹が混在している文章の方が間違えませんね。
よくある間違えで回収と改修もありますね。

>> 銀河23 さん

 いつもならスルーするのですが、今回は話の流れであえてコメントさせていただきます。

 『よくある間違い』「よくある間違いで回収と改修もありますね」が正しいと思います。私自身もよく『間違える』のですが、お気を悪くされたら申し訳ありません。

 会話ベースの投稿では、誤字脱字は許容されるべきだと考えています。最近はAIを使って投稿前にチェックできますが、そこまでする必要はないでしょう。誤用があっても、文脈で十分に意味が伝わればOKという立場です。

 一方で、医療現場、自衛隊、警察、消防、レスキュー隊など、緊急性が求められる分野では、誤解を避けるための工夫が徹底されていますよね。
 もしmineoのQ&Aでそこまでの品質を求めるのであれば、投稿前にAIによる推敲や誤用チェックを必須にするような仕組みが必要になるかもしれませんね。

>> マレーシアのケイスケ @kmlovesmineo さん

 Q&Aは資格保有者以外の回答・コメント禁止という極論もありえますね、笑。 あっ、もちろん皮肉です。
前もって書きますが、レスバするつもりはないです。

よくある間違い=正しい状態ではない=誤字
よくある間違え=正と誤を取り違える=誤字

大雑把ですが、字と行動で当たっている焦点が違うだけで、言葉としてはどちらも正しいです。
あー、、い、と、え、の違いですね。
なるほどー
私が気になっているのは清算と精算です。
清算=支払等を行い、貸し借り無しにすること。
精算=万全を期して精しく(くわしく)計算を行うこと。
巷では90%以上誤用されているように感じます。
これはもはや「元」誤用ですかね?
「間違い」 と 「間違え」
自動詞 「間違う」 の連用形の名詞化が 「間違い」
他動詞 「間違える」 の連用形の名詞化が 「間違え」

「間違う」 には俗用として 「間違える」 と同義の他動詞の用法もあるので、「よくある間違"い"」 でも 「よくある間違"え"」 でも同じ意味かと。
基板が正しくて、基盤が間違いというのはわかっているのだけど、変換ミスのまま気付かず投稿してしまいます。
さっきも「基板」と「基盤」が入り混じった投稿をしてしまって、ご指摘の連絡を貰いました。

>> さと さん

基板という単語はあまり使われないので、普通の人が「きばん」と入力すると、基盤が先にでてくると思います。
また、基盤と基板を間違えないようにと意識している特定業界の人以外の方だと、誤記も気が付きにくいとおもいます。
知識として知っていれば十分で、多少の誤記は気にしなくて良いと思いますよ。

>> Piroschka@٩(ˊᗜˋ*)و さん

 非常に興味深いご指摘で、とても参考になります。
せっかくなので、よろしければ、わたしの考察もご覧ください。


A:「よくある間違いで回収と改修もありますね」
B:「よくある間違えで回収と改修もありますね」

 むしろ、この誤用は、発音に起因しているのではないでしょうか。
「い」⇒「え」のほうが発音しやすく、「い」が「え」に聞こえることも多々あると思います。私の名前もケイスケと書きますが、発音はケースケというのが自然です。

※「間違い」=結果としての誤り
※「間違え」=行為としての誤ること

 今回の他動詞の文法を持ち出すのは、少しこじつけ感が否めません。なぜなら、「間違い」 は、名詞で「間違っていること」や「誤り」を意味します。
 一方、「間違え」 は、動詞「間違える」の連用形が名詞として使われることもありますが、一般的には「間違えること」という行為そのものを指します。「回収という行為を間違えた、改修という行為を間違えた」 と、捉えられるのでしょう。文脈があるので、同音異義語の話という場面が加わり、意味が補正されて許容されていると考えます。これが日本語の良さです。

※ 『間違える』を本来の意味のままで書き換えると、、、
「よくある間違えで、回収と改修もありますね」
「よくある間違えることで、回収と改修もありますね」... 文が完成されていません。
「よくある間違える行為で、回収と改修もありますね」... 文が完成されていません。

※ 『間違える』を使う場合、「よくある間違えで、(何らかの行為)」となるはずです。
「よくある間違えで、回収と改修の使い分けがありますね」
「よくある間違えで、回収と改修の混同がありますね」


 最後に、細かいご指摘もあると思いますが、まずは「他動詞論」の根拠をもっと深く聞いてみたいと思っています。もう少し例文を使うと、説得力が上がるかもしれませんね。

>> マレーシアのケイスケ @kmlovesmineo さん

「間違えない」と「間違いない」
「言い間違えない」と「言い間違いない」
「その言葉は間違えない」と「その言葉は間違いない」
「その味は間違えない」と「その味は間違いない」

 誤用により、本来の意味があらわれて、明らかに意味の違いがわかる例だと思います。つまり、言葉は 使い方によっては意味が重なることもありますが、違いを理解しておくことは大切だと考えます。


 ※ ちなみに、三省堂 例解小学 国語辞典 第八版と 三省堂新明解国語辞典 第六版 には、「間違え」(名詞)という見出しはありませんでした。
「間違い」 と 「間違え」 の違いの考察、大変興味深く読ませていただきました。
ありがとうございます。
(((o(*゚▽゚*)o)))♡

それに引き換え……先日の私のコメント、そこまでの深い考えがあったものではないのです。
ましてやマレーシアのケイスケさんの言語感覚を批判する意図はなかったのですが、もし気分を害してしまいましたらスミマセン。


中型・大型辞書には 広辞苑以外 (うちにあるのは6版までで、最新7版で掲載されているかは不明) は 「間違え」 の見出しはありますし、意味は 「「間違い」に同じ」 となっています。
小型でもいくつかの辞書 (明鏡、新選、三国) には、見出しはなくても 「間違える」 を引くと名詞として 「間違え」 が掲載されてます。
コメントの論拠は国語辞典で、「他動詞論」 などといった自説があるわけではありません。
「「間違え」 は 「間違い」 の俗用じゃないか?」 という私の貧しい日本語感覚を発端に、辞書に当たったというわけです。
まぁ、この程度の浅い考察なので、マレーシアのケイスケさんがこじつけ感を覚えられたのは当然かと思います。


>言葉は 使い方によっては意味が重なることも
>ありますが、違いを理解しておくことは大切だと考えます。
確かにその通りですね。
肝に銘じたいと思います。


あと、あのような軽いコメントにたくさんのチップをいただきまして、ホント、ありがとうごました。

>> Piroschka@٩(ˊᗜˋ*)و さん

 私が辞書を持ち出した意図が、あまり伝わらなかったようなので補足させてください。それから、「間違え」が使える可能性についても考察してみました。(半分以上は、自分の納得のためなのですが、よろしければご覧ください)

つづく

>> マレーシアのケイスケ @kmlovesmineo さん

つづき

 小学生が使う辞書や新明解は、一般に広まっている言葉を厳選している辞書です、そこに見出しがないということは、一般の利用ではまだ定着していないということの証で、小学生においては「間違え」(名詞)は、学習範囲外とも考えられます。せっかくの 和語(大和ことば)ですから、大切にしたいです。

 それから、少し気に留めておいてほしいことなのですが、「よくある間違いで回収と改修もありますね」において、格助詞「〜で」に注目して分析したほうが、文章の意味を日本語として捉えるのに適切だと思います。 自動詞、他動詞の分類は外国語の影響を受けた分類で日本語の分析には、格助詞に注目したほうより適切な分析ができると思います。
 この「〜で」は、用例・範囲が当てはまります。意味をそのままに書き換えた例です。
 例1:「よくある間違いで回収と改修もありますね」
 例2:「よくある間違いの例として、回収と改修もありますね」
 例3:「よくある間違いの中には、回収と改修もありますね」

 一方で、「回収と改修」に注目すると、これらはそれぞれ無関係な例ではなく、誤用のペアを示しています。つまり、これらは誤りのペアであり、動作の『結果』です。しかし、『何らかの動作をして』そのようになることを暗示している可能性が考えられます。文面からは『結果』と捉えるのが妥当ですが、『何らかの動作をする』ことをより明示的に暗示する手段として、「間違い」を「間違え」とする手法が考えられます。
 そうすることで、以下のような省略があるとも考えられるかもしれません。ただし、本来は「間違い」が正しいという前提の書き換えです。意味の違いがわかっていない人が、以下の暗示ができるという考えには少し疑問が残ります。しかし、日本人が無意識に意味の違いを理解して、この変換を自動的に行っている可能性も排除できないと思いませんか。

 例4:「よくある間違えの例として、回収と改修(を相互に聞き違えること)もありますね」
 例5:「よくある間違えの例として、回収と改修(を相互に変換ミスすること)もありますね」
 例6:「よくある間違えの例として、回収と改修(を相互に書き間違えること)もありますね」

 ※ 『間違え』とすることで、()の部分を暗示できるという考え方です
三省堂新明解国語辞典 第六版は、一番新しいものですら出版は20年前なのですが......(最新の第八版は2020年に出版)

>> マレーシアのケイスケ @kmlovesmineo さん

興味深い分析、ありがとうございます。
特に、後半の 「間違え」 を使う意味的背景が勉強になりました。
(((o(*゚▽゚*)o)))♡

>意味の違いがわかっていない人が、
>以下の暗示ができるという考えには
>少し疑問が残ります

「間違え」 を見出しに採用している辞書では語釈を 「間違いに同じ」 としていることから、意味で使い分けしてる方は多くないと思います。


>そこに見出しがないということは、
>一般の利用ではまだ定着していない
>ということの証で

おっしゃる通り、現状では 「(正用として) 定着している」 とは言えませんね。
他方、中型 (広辞苑以外)・大型では見出しに採用しています。
「間違え」 の利用が見出しに採用できるほど量的に観察ができているということかなって思ってます。
とはいえ 「間違え」は 「間違い」 の俗用 (三国や飯間浩明さんの影響😅) なので、自分がキチンとした文章を書く際には極力使わないようにしますが、口語や他の人が使う分にはアリかなって考えです。
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