Z世代コミュニケーション大全 松下東子、梅畑友理菜著
近ごろの若い世代は、何を考えているのか分からない。多くの先輩たちが、そう呟くのを耳にします。
Z世代は、時にドライで、物事に執着しないように見えるかもしれません。しかし、その静かな表情の奥には、一般に想定されるのとは少し違う、本音が隠されているとしたらいかがですか。
その心を知るてがかりを、この一冊は提供してくれるでしょう。
この本が教えてくれるZ世代の素顔は、人間味にあふれています。
彼らは、上司や先輩からの期待に、ひまわりのように真っ直ぐ顔を向け、自分の持てる力のすべてで応えようとします。求められた役割を完璧にこなすことは、彼らにとって、自分がここにいる意味を確かめるための大切な儀式です。
そして、彼らが求める平等とは、みんな同じという画一的なものではありません。ドライな関係を好むように見えて、実はあなたのその努力、ちゃんと見ているよという、個人に向けられた温かい眼差しと、公正な評価を渇望しています。
彼らの心は、自分で燃え上がる自燃式というより、尊敬する人からのありがとうという言葉をガソリンにして、さらに大きく炎を上げる他燃式のエンジンに近いのかもしれません。
この人のためならと思える存在に出会えたとき、彼らの持つ真の力が解き放たれるのです。
一方で、この本は、Z世代が上の世代をどのように見ているのかも、教えてくれます。
経済成長期の努力と根性を成功体験として持つバブル世代には、効率性を重視する彼らのやり方が、もどかしく映るかもしれません。しかしZ世代から見れば、その価値観は、もはや古びた地図で新しい大陸を旅しようとするように見えるのです。
また、同じように不安定な時代を生きる団塊ジュニア世代とは、意外なほど共通の悩みを抱えています。互いに先の見えない道を歩む者同士、もっと共感し合える部分があるのかもしれません。
そして、最も年齢の近いさとり世代の先輩たち。
価値観は似ていますが、Z世代はその安定志向に、少しだけ物足りなさを感じているようです。もっと一緒に挑戦できるはず。もっと私たちに期待してくれていいんですよと、心の中で呼びかけているのです。
結局のところ、この本が伝えたいのは、単なるZ世代の攻略法ではないのでしょう。Z世代という大きな括りで見るのではなく、一人ひとりの個人として向き合うこと。そして、分からないと心を閉ざす代わりに、あなたのことが知りたいと、静かに問いかけてみてください。
その小さな一歩が、世代という見えない壁を溶かし、私たちの職場を、そして人間関係を、きっともっと豊かにしてくれるはずです。


その著者の意見なのか、sawa875さんの意見なのか存じませんが…申し訳ないですけど、フワッとした希望的観測のような気がします。
というよりも、氷河期世代は「わかってもらえない」世代です。ハッキリ言いますが、あれは棄民政策でした。自国民に対してそれをやったのですから異常だと思います。
ですが、それを体験した世代以外には、その苦しみが伝わりづらいのです。国が国なら、こんな棄民政策してしまえば、テ□や無差別◯◯など多発でしょうね…氷河期世代が起こした事件は皆無ではございませんが、これだけ少ないというのは(世界的に見たら)奇跡だと思いますよ。
https://king.mineo.jp/reports/310974
スレ主氏はこういう認識ですからね。
ネット上(旧Twitter)の別方向の極端例の意見を張り付けておきます(これが正しいとは言っていない)
まあこういう方々とスレ主氏は相互理解出来ると良いですね。「心からお祈り申し上げます」。
※客観的に見て、これだと団塊のやっかいじいさんより、将来の団塊Jrのやっかいじいさんの方が反社会性が強いかもね、と思ったり。それが理由でZ世代以下に恨まれる、というのがもっぱらの私の未来予想。
>> sawa875 さん
棄民ですね。残念ながら…🥲ただ、理解し合えない = 敵対ではないですからねえ。そういう極端なこと言うヤツがいるんだとしたら、人生経験がろくにない自宅警備員みたいなタイプでしょうね。
そっと見守る。必要とあらば手を貸す。
くらいのもので、土台分かり合えないジェネレーションギャップなんて無理に乗り越えず、積極的に交流などしないで適度な距離を保つ感じで良くないですか?何か都合悪いですかね?