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就職氷河期世代の歩みと変化

就職氷河期世代と呼ばれる方々は、1990年代半ばから2000年代前半という大変厳しい時期に社会に出ました。

当時は仕事が見つからず、多くの若い方がアルバイトやパートで生計を立てるフリーターになったり、仕事を諦めて家に閉じこもるニートやひきこもりになったりする人も出ました。

時が経ち、この世代の方々が40代になるころ、新たな問題が浮かび上がりました。親の世代が引退する年齢になり、家族全体が経済的に苦しくなる「7040問題」が心配されるようになったのです。

これを受けて政府は2020年から特別な支援プログラムを始めました。その結果、5年間で11万人の方が非正規雇用から脱却し、31万人の方が正社員や役員になることができました。

今ではこの世代の方々の雇用状況は大きく改善しています。
その人たちが、40代になった現在、正社員として働く方の割合は前の世代と比べても遜色なく、女性の場合はむしろ多くなっています。

これはご本人たちの努力はもちろん、仕事と子育てを両立させる支援策や、転職市場の整備などが役立った結果です。

就職氷河期世代の方々の経験は、困難な状況からでも時間をかけて状況を良くしていけることを教えてくれます。社会の変化と個人の努力によって、着実に道を切り開いていけるという希望を与えてくれるのです。

ただ、一部の課題は残されたままです。それについては、後ほど。


3 件のコメント
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就職氷河期世代は、生き抜くために劣悪な職場環境・待遇でも我慢を強いられてきました。なので、

> 着実に道を切り開いていけるという希望を与えてくれるのです。

とありますが、希望など感じる余裕もなく、本当に我慢我慢の日々だと思います。

>> よっちいぃ さん

まあ、あれですよ。

スレッド起稿時点で、ある意味評論家的な観点・立ち位置から書かれているのであれば
『直接当事者じゃないからねえ…』のお考えが前提であっても致し方ないと思うんですよ。

実際のところ当事者は数々の苦難だと思いますし、そもそも精神疾患が社会的にクローズアップ
されてきたのは氷河期世代以降だと言えます。
→それだけ人格否定的なある種の人権軽視を
 社会が当たり前にしていたともいえる時期だった。

どちらにしても今更何を言われようが「当事者以外は気楽なもんだ」としか感じないですし、
そもそも「のっぴきならない状況でちょっと手を加えても焼け石に水だろ?」とは感じます。

日本社会ってケツに火が付かないと何もしないよねえ~、と改めて思います。
難儀な社会だなあ、と。

>> ばななめろん さん

当事者意識もさることながら、このスレ主さんの別のスレッドでこんなことを書いたのを思い出しました。

> あとは…何か一方通行的発言になってないか。
> この自問自答も重要でしょう。

いろいろスレ主さんとして思うことは多々あるかもしれませんが…
よく考えないとそのうち…

あとはご想像にお任せします。
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