公称非対応のルーターを無理やりシングルスタックにしてお試し
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【とてーーーーも長い】
今日、ahamoを開通させた(端末割引都合で、このあとirumoにする)
SH-05Lに刺して運用するが、IPv4/IPv6の設定にしても、IPv6アドレスが割り当てられない。
調べてみるとspモード(ahamo/irumoインターネット接続サービス含む)ではデータ端末にIPv6デュアルスタックの対応がないらしい。
端末スペックの「IPv4対応 IPv6対応」というのは、主にmopera Uで利用のことを指しているようだ。
また、2019年発売なので、シングルスタックも公称では非対応だが、IPv6のみの指定をするとIPv6アドレスが降ってくる。
そしてIPv6のみにしても、IPv4のみのサイトへの接続性が確保されている。
今回はこれを踏まえて、挙動を試してみることにした。
まず、デフォルトのspモードはIPv4またはIPv4/IPv6の設定になっている(設定値が出てこないのでわからない)ため、v6のみとするプロファイルを作成した。
この時点で既に挙動が不思議。
1枚目の画像と比較して欲しいが、v6のみにしたことで
・4G+ の表記が消失
・リンク切断のアイコンになっている。
ところが、WEB設定を開くと
ちゃんと4G+もリンク表示もある。
IPv4アドレスが表示されていないからこれはv6 onlyの設定。
つまり、端末自体の表示は(spモード網内の)v4の接続性を、WEB設定はv6も含めた接続性を見ていることになる。
この状態でiPhoneを接続してみると、
IPv6はリンクローカル以外に3アドレスが振られている。
IPv4は192.0.0.2が割り当てられている。
出典:https://www.jp.ipv6forum.com/2022/timetable/program/20221216_1_IPv6Summit2022_docomo.pdf
このアドレスは、docomoのIPv6シングルスタックで使うアドレス変換方式464XLATで割り振られるものである。
つまり、この時点ではルーターにIPv6(/64ブロック?)で降ってきたものを、RAしただけの段階。
少し放置(2,3秒)すると、DHCPv4の正しいIPアドレスが降ってくる。
またIPv6のアドレス数が減っている。
・プライマリアドレス
・一時アドレス
・謎のアドレス
のうち、謎のアドレスが消失した。XLAT464用なのか?
つまり、
最初:iPhoneが自らXLAT464を実行しようとする
次:アドレス変換はSH-05Lが担当することになるから、iPhoneはv4の本来の挙動に戻る
という挙動であると推察される。
DHCP機能を止めたところ、XLAT464の状態で接続できた。なお、iPhone 5sは192.0.0.xのアドレスが設定されることはないが、DHCP無効の場合、169.254…が設定された。しかしIPv4への接続性は確保され続けており、これまた不思議な挙動だ。
※この実験したあと、WEB設定に入れず戻せなくなって困っていたが、Windows機をIPアドレス固定したら入れた。iPhoneは固定しても入れなかった…









アドレス変換技術は動作しているらしく、一応は外部との接続性が確保されているものの、WEB設定へはIPv4アドレス手動設定しないと繋がってくれません。