悩みに悩んでたどり着いた「オフグリッド太陽光発電」の話

こんにちは。
今回は、自宅に導入したオフグリッド太陽光発電システムについて、導入の経緯と使ってみた感想をお話ししたいと思います。

台風や地震など、突然の停電に備えて「何かしら電源を確保したい」と考え始めたのがきっかけでした。

私の場合、家にIOT機器が大量にあるので、停電でそれらが停止するというのは非常に困ります。
特に監視カメラなどは、常に動いてほしいので停電対策が喫緊の課題でした。

最初はモバイルバッテリーでなんとかなるのでは？と考えたんですが――

・容量が足りない
・出力電圧が不安定
という壁にぶつかりました。

燃料発電機も候補にはありました。
次に検討したのが、屋台なんかでよく見かける燃料発電機。災害時の自家発電としては定番ですよね。

ただ、色々調べてみると…

・本体が高価（数万円〜）
・ガソリンなど燃料が必要
・音がうるさい
・定期的な手入れが必要

ということで、「これはうちには合わないかも」と断念しました。

そして太陽光へ。決め手はコストと静かさ
悩みに悩んだ末に、選んだのがオフグリッド（独立型）太陽光発電システムです。

もちろん初期費用はそれなりにかかりますが、
一度作ってしまえばランニングコストがほぼゼロ！

・音もしない
・ガソリンもいらない

雨や曇りに弱いという弱点はありますが…

それでも、総合的に見てこれがベストだと判断しました。

実際に作ってみた結果（ここが本題）
今回はシステム構成の話は置いといて（語り出すと止まらないので）、
導入してどうだったか？を中心にお伝えします。

停電しても自動で電源切替！
ATS（電源自動切替装置）を導入したので、
普段は壁コンセント（商用電源）
停電時は太陽光からの電力

に自動で切り替わります！
写真に写っている下の白い装置がそれです。

通信は問題なし
うちはL13端末に楽天SIMを挿してるので、停電しても

基地局 or 家のバッテリーが生きてる限り通信可能！

これは大きな安心材料です。

停電時でも家電が動く！
インバーターの出力は定格600W（実運用は400Wで制限）

バッテリー容量は640Wh（理論上、640Wを1時間）

ルーター単体なら約24時間動かせます！

炊飯器やLED照明、扇風機なども使えました。
特に夏の暑い日は扇風機があるだけでも全然違います！

翌日晴れればまた充電！
ソーラーパネルは2枚で、晴れれば最大150W程度の発電。
天気さえよければ、日中にフル充電が可能です。
つまり連続運用もできるというわけです。

予想外のうれしい効果も！
簡易UPS（無停電電源装置）として使えるので、PCの急なシャットダウンを防げる

災害時でも炊飯・通信・照明を維持可能
これらも大事な要素ですね。

今回は本格的な構成で組みましたが、
もっと手軽な「ポタ電（ポータブル電源）」でも効果はあります！

「うちはマンションだから…」
「知識がないと難しそう…」

という方も、工夫次第で簡単に取り入れられます。
停電が多い地域や、防災意識を高めたい方には特にオススメです！

構成の詳細はまた別の投稿で、画像付きでご紹介しますね！
気になる点や質問があれば、ぜひコメントください！


※今回紹介した太陽光発電システムは、私自身の判断と責任で構築したものです。
機器の取り扱いや設置には電気の基礎知識や安全への配慮が必要です。
ご自身で導入を検討される際は、すべて自己責任でお願いいたします。
万が一の事故や損害が発生しても、当方では責任を負いかねますので、何卒ご了承ください。