日経トレンディ記事：コミュニティサイト「マイネ王」を新戦略の中心に据えるmineo、その勝算は？

日経トレンディ記事：コミュニティサイト「マイネ王」を新戦略の中心に据えるmineo、その勝算は？http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/032400224/

…「自分たちでコミュニティサイトを立ち上げ、いいことも悪いことも全部書いてもらったらいいのではないか」（津田氏）と考えた結果、マイネ王が誕生した。

…一方で企業がコミュニティを持つことは、ユーザーから厳しい意見が多く挙がったり、“炎上”が起きたりするなど、デメリットも少なからずある。

…それだけに津田氏も「運営はしんどい（笑）」と話すが、そうした厳しさがあってもなお、「できるだけ情報をオープンにすることが、信頼を高めることにもつながる」（津田氏）ことから、現在のオープンなコミュニティというスタイルを大きく変えることはないとしている。

…最近では、ユーザー自身が企画を出すという流れも生まれていることから、（運営サイドの）負担を解消するためのアイデアの1つとして「企画のコアとなるユーザーに何かしらの権限を与えるなど、ある程度ユーザーにコミュニティの運営を任せることも考えていきたい」と、津田氏は話した。

→ちょっと引用が多くなりましたが、100万契約に向けて規模が急拡大していく予定のmineoにおいて、現在のマイネ王コミュニティを維持していくためにはユーザーが運営に協力するようなことも確かに必要になってくるのかもしれません。
ただし、それは、運営サイドの負担を軽減するためだけではなく、ユーザーサイドの「メリット」にも繋がるシステムとする必要があります。

→ちなみに、イギリスでソーシャルメディアを活用したMVNOとして有名なgiffgaffでは、同社に貢献したユーザーに対し、その内容に応じてポイントが加算され、獲得したポイントはペイパルを通じて現金化するか（１ポイント＝１ペンス）、同社の携帯サービスの支払いにあてるか、チャリティに寄付するかの３通りで、ユーザーが選択できるような仕組みを作っています。
http://www.icr.co.jp/newsletter/report_tands/2011/s2011TS262_3.html
その結果、50％の顧客がコミュニティから質問の回答を得ており、95％の質問が３分以内に解決し、残りの５％を含むすべての質問が１時間以内で解決しています。また、コミュニティに回答を寄せる常連のユーザー（トップ10）は、他のユーザーの悩みを解決するために１日平均9.5時間以上も同社のコミュニティのために費やしているということです。

→これを真似するのは難しいでしょうし、真似では意味がありません。
mineoに相応しいユーザー参加の進化形とはどんなシステムでしょうかね？。