太陽系に新たな惑星を発見? JAXA 赤外線衛星がとらえた謎の天体プラネット・ナインの痕跡。
GW も終わって憂鬱な日々を送ってる人もいるかと思います。
五月病に陥らないよう、たまには宇宙の事に思いを馳せてみるのも良いかも知れません。
最近、太陽系に第 9 惑星が存在する可能性を示す新たな証拠が、
日本の宇宙航空研究開発機構( JAXA )の赤外線衛星 AKARI を含む、
過去の赤外線観測データの比較から浮上したようです。
国際研究チームは、1983 年に NASA が運用した赤外線天文衛星、
IRAS と AKARI の観測データを比較し、23 年の間にわずかに移動した赤外線の点を発見。
この天体が太陽を公転している可能性が示唆されました。
この天体は地球から太陽までの距離の 700 倍に位置し、
太陽を一周するのに 1 万~ 2 万年かかると推定されています。
質量は海王星よりも大きい可能性があり、
2 つの衛星が 20 年以上の間隔で同じ天体を捉えた点が重要な発見です。
第 9 惑星仮説は、2016 年にカリフォルニア工科大学の、
マイケル・ブラウン博士らが提唱したもので、
太陽系外縁部のカイパーベルトにある天体の不自然な軌道を説明するために、
巨大な未知の惑星の存在が示唆されていました。
この候補天体は、太陽に最も近づくときでも 280 AU 、
最も遠ざかると 1120 AU と言う、非常に細長い軌道を持つと考えられています。
この軌道の原因については、太陽系の形成初期に巨大惑星に弾き飛ばされた説と、
元々太陽系外の浮遊惑星が引き込まれた説が考えられています。
現在のところ、この点が惑星かどうかを断定するにはさらなる観測が必要ですが、
この可能性に世界中の天文学者が注目しているようです。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fcb898c1f177b5c718442c739a9a701b860b762a
ホントに惑星だったら教科書がまた改定されますね😃
いずれにしても公転周期の長さを考えると生きてる間に拝む事はないですよね🤣
>> nak-tek さん
太陽系の外縁部、海王星よりさらに遠いカイパーベルト天体の、奇妙な軌道パターンを説明するために提唱されているのが、
仮説上の惑星プラネット・ナイン。
この惑星が存在するかも知れないと言う考えは、
2016 年にカリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウン博士と、
コンスタンティン・バティギン博士によって発表されたんだよね。
その根拠となるのは、セドナや 2012 VP 113( バイデン )など、
一部の太陽系外縁天体の軌道要素の特異な偏りです。
これらの天体は、近日点が海王星の軌道よりも遥かに遠く、
かつ軌道長半径が非常に大きいと言う特徴を持ちます。
さらに、これらの ETNOs の軌道は、
空間内で特定の方向に集まっているように見える。
ブラウン博士とバティギン博士は、これらの ETNOs の軌道が、
ランダムな分布を示す確率を計算した結果、極めて低い数値になったと報告。
そこで、これらの奇妙な軌道パターンを説明する要因として、
未知の巨大惑星の重力的な影響を考えたそうです。
彼らのシミュレーションによると、地球の 5 倍から 10 倍程度の質量を持つ惑星が、
太陽から数百天文単位と言う非常に遠い軌道を公転している場合、
これらの ETNOs の軌道を現在の観測結果のように集団化させることが可能になります。
この仮説上の惑星がプラネット・ナインと呼ばれている。
プラネット・ナインの軌道は、非常に細長い楕円軌道である可能性が示唆されており、
太陽を一周するのに数千年、あるいは数万年かかると考えられている。
また、その軌道面は、既知の惑星の軌道面に対して大きく傾いている可能性もある。
ただし、現時点ではプラネット・ナインは直接観測されていない。
その存在は、あくまで間接的な証拠である、
ETNOs の軌道パターンから推測されている仮説に過ぎない。
そのため、天文学者達は、プラネット・ナインを直接捉えるための観測を続けている。
もしプラネット・ナインが発見されれば、
太陽系の形成や進化に関する私たちの理解を大きく塗り替える事になる。
そして今回、太陽系に第 9 惑星が存在する可能性を示す新たな証拠が、
過去の赤外線観測データの比較から浮上したと言う事ですね。
>> KZ改TOUFU さん
第 9 惑星から準惑星に降格されたのは冥王星ですね。海王星は現役の第 8 惑星ですよ w仮に事実だとしたら様々な分野に影響を及ぼすので、
慎重になってるのかも知れませんよね。
>> モバイル クエスト@ウィザード クエスト さん
あら?冥王星でしたか😅何かそんな動画を見ましたが…ホントかな?くらいにしか思っていませんでした😆>> ( ˘・з・)チェッ@君の💜にRev.🎵 さん
発見が非常に難しい理由は、主に以下の要因が複合的に絡み合っているようです。①非常に遠い距離
プラネット・ナインは、太陽から数百天文単位( AU )
と言う極めて遠い軌道を公転していると予測されている。
1 AU は地球と太陽の間の平均距離であり、海王星の軌道は約 30 AU 。
プラネット・ナインがこれほど遠方に位置しているため、
太陽光をほとんど受けず、非常に暗く、地球からの観測が困難。
反射する光が微弱なため、従来の望遠鏡では捉えにくい。
②広大で不確かな探索範囲
プラネット・ナインの正確な軌道要素はまだ特定されていない。
質量や軌道長半径、離心率、軌道傾斜角など、
多くのパラメータが推定の域を出ていない。
そのため、天文学者達は、非常に広大な空の領域を探索する必要があり、
効率的な発見が難しい状況。
まるで広大な砂漠で針を探すような作業と言える。
③長い公転周期
プラネット・ナインの公転周期は、数千年、あるいは数万年にも及ぶと推定されている。
これは、天球上を移動する速度が非常に遅い事を意味する。
通常の惑星探査では、天体の動きを追跡する事で軌道を特定しますが、
プラネット・ナインの動きは遅過ぎて、
短期間の観測ではその存在を確定することが難しい。
④小さな視直径
遠距離にあるため、プラネット・ナインの視直径
( 地球から見た見かけの大きさ )は非常に小さくなると予想される。
微弱な光である上に、点光源のようにしか見えないため、
他の恒星や銀河などの背景天体との区別が困難。
⑤観測装置の限界
現在の地球上の望遠鏡や宇宙望遠鏡の性能も限界がある。
プラネット・ナインのような暗く、
動きの遅い天体を広大な探索範囲から効率的に見つけ出すためには、
より高感度で広視野の観測装置が必要。
これらの理由から、プラネット・ナインの発見は非常に困難な課題である。
しかし、天文学者達は、赤外線観測衛星を用いた全天サーベイや、
次世代の大型望遠鏡の開発などを通じて、その発見を目指した探査を続けている。
間接的な証拠からその存在が強く示唆されているだけに、
直接的な観測による確認が待たれています。
まだ諦めてはいけません!w 私達が生きてるうちに発見される事を祈りましょう。
>> モバイル クエスト@ウィザード クエスト さん
惑星のふらつきについては、これより以前よりアマチュア天文学者によって言われており、発見されていない惑星があると主張していたのですが、似非科学とかオカルト扱いで学界で相手にしていなかっただけ。量子論が提唱された時も多くの科学者が、エネルギーが不連続であるはずがない と相手にしなかった。
数十年前に大学で物理教授が、惑星が ふらつく軌道をえがいており、原因はニュートン万有引力の法則が間違っていて式の付け加えが必要か、あるいは二乗は小数点以下に幾つかの数がいるのかも、と言ってました。
>> nak-tek さん
プラネット・ナインの仮説は、アマチュア天文学者の直感的な指摘や、過去の物理学におけるパラダイムシフトの例、
そして重力理論の根源的な問いかけと言った、多様な視点と結びつける事ができる。
重要なのは、プラネット・ナインの存在を証明するためには、
直接的な観測による証拠が必要であると言う科学的な原則。
現在の仮説は、カイパーベルト天体の軌道異常と言う間接的な証拠に基づいているため、
今後の観測によってその真偽が検証される事になるでしょう。
もし発見されれば、それは過去の「 ふらつき 」の謎に対する一つの解答となり、
太陽系の理解を深める大きな一歩となる。
しかし、もし発見されなかったとしても、それは重力理論の新たな探求や、
他の未知の要因の解明につながる可能性を秘めていると言えますね。
そんな遠い天体さえも公転させるほどの強大な重力・・・
しかしそんな太陽でさえも宇宙全体で見ればありふれた恒星に過ぎない🤣🤣🤣
https://science.nasa.gov/mission/voyager/
https://www.cnn.co.jp/fringe/35230142.html
>> ( ˘・з・)チェッ@君の💜にRev.🎵 さん
確かにそうですよね。太陽の重力は長周期彗星の主な供給源と考えられているオールトの雲が途切れる、
太陽から数千天文単位( AU )~ 10 万 AU( 1 . 5 光年 )の距離にまで影響しており、
さらには、銀河系の中心を成す超巨大質量ブラックホールである、
いて座 A *( Sgr A * )を公転するラグランジュ点の一つに、
3 . 81 光年にまで及んでいるとされています。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/72be2e0c1336902625e060c32aeea1ce2e0c083d#:~:text=「銀河系中心と太陽」の,発見されたようです。
そして、それら銀河を含む宇宙の大規模構造を構成するフィラメント状構造が、
螺旋に渦巻いて回転している海原の中に、私達の太陽が浮かんでいると考えると、
改めて宇宙のスケールを思い知らされますよね。
https://www.youtube.com/watch?v=dw-T0pcdmcQ&t=59s
>> pd019Ac さん
プラネット・ナインは、太陽系の外縁に位置する可能性のある未知の惑星で、現在ボイジャー 1 号とボイジャー 2 号は、
その予想される軌道よりも内側に位置している。
プラネット・ナインの軌道は、400 〜 800 天文単位( AU )の範囲とする仮説によると、
公転周期は約 1 万年から 2 万年と予測されている。
プラネット・ナインの軌道とボイジャー探査機の位置関係の詳細は以下の通り。
ボイジャー探査機の位置
ボイジャー 1 号は、2023 年 11 月時点で、太陽から約 150 AU の距離に位置している。
これは、プラネット・ナインの予想される軌道よりも内側。
ボイジャー 2 号は、2023 年 11 月時点で、太陽から約 130 AU の距離に位置している。
これも、プラネット・ナインの予想される軌道よりも内側。
プラネット・ナインの予想される軌道
プラネット・ナインは、太陽から 400 〜 800 AU の範囲を公転する仮説など複数あり、
この範囲は、ボイジャー探査機の現在の位置よりもはるかに外側。
プラネット・ナインの軌道が事実である場合、
ボイジャー 1 号と 2 号は、その軌道より内側を通過中。
プラネット・ナインは、太陽系の外縁にあると予想されている。
プラネット・ナインは、今のところ観測されていない仮説の惑星。
そのため、その軌道も正確にはわかっていない。
しかし、現在の仮説に基づくと、ボイジャー探査機は、
プラネット・ナインの軌道よりも内側を通過中であることが分かる。
相対的な距離だけを見れば、探査機の寿命との戦いと言った感じでしょうか。
しかし、これは方向が合っていればの話。2 機の幸運を祈るしか無いでしょうね ...
これは夢があるなあ。
>> ビットブルガーが好きなねっこ さん
私も好奇心を掻き立てられます。ニースモデルにおいて木星や土星によって外へと弾き出された、
仮説上の第 5 巨大惑星の可能性もあるとの事なので、
質量は木星や土星と天王星や海王星の中間ではないかと予想できますね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/プラネット・ナイン
https://ja.wikipedia.org/wiki/ニースモデル
https://en.wikipedia.org/wiki/Five-planet_Nice_model
https://www.youtube.com/watch?v=SnFkmpfCsXs
そんな遠いところの話はピンと来ません。
>> silentjoker さん
懐かしいですね。米ソ冷戦下での、宇宙開発競争の余韻が残る 1980 年代 ...
プラネット・ナインが、まだ冥王星だった時代ですね。
当時はスター・ウォーズなどの影響もあって、
宇宙を舞台とする日本のアニメが数多くありました。
同様のアニメを最後に見たのはいつだったか ...
https://www.youtube.com/watch?v=lRCrbpY5S9g&t=509s
>> chirico さん
確かに、プラネット・ナインのような太陽系外縁部の天体の話は、遠過ぎて実感が湧き難いかも知れませんね。
しかし、天文学的に見ると、プラネット・ナインを探す意義は非常に大きいと言えます。
第一に、太陽系の理解を深めると言う点です。
もしプラネット・ナインが存在すれば、
その質量や軌道と言った特性から、太陽系形成の初期過程や、
天体の軌道分布の謎を解き明かす手がかりになる可能性があります。
現在の太陽系のモデルでは説明できない現象を説明できるかも知れません。
第二に、新たな物理法則の発見に繋がる可能性です。
極めて低温で、
太陽光もほとんど届かない遠方で巨大な質量を持つ天体が存在すると言う事実は、
私達が現在理解している重力や天体形成の理論を再考するきっかけになる可能性も。
未知の物理現象が働いている可能性も否定できません。
第三に、探査技術の進歩を促します。
プラネット・ナインは非常に暗く、遠距離にあるため、
その発見には高度な観測技術やデータ解析能力が求められます。
その探査を通して開発される技術は、他の遠方天体の観測や、
ひいては系外惑星の探査にも応用できる可能性があります。
遠い場所の話ではありますが、プラネット・ナインの発見は、私達の太陽系の成り立ち、
ひいては宇宙全体の構造や進化の理解を大きく前進させる可能性があるのです。
それは、私達自身の存在が宇宙の中でどのような位置を占めているのか、
と言う根源的な問いに答える一歩となるかも知れません。ロマンを感じませんか?