国宝展　大阪場所

昨日（5月7日）天王寺公園内にある大阪市立美術館で開催中の「日本国宝展」に行って来ました。

目玉の「漢委奴国王」の金印の展示が今日までとのことで（元気な内に観ることは今回しかないと思い）午後４時前でしたが急遽出かけました。
閉館時間は午後５時でしたが駆け込み来場者が多かったためか閉館時間を30分延長するとのアナウンスが2回あり結局午後6時まで観ることができました。

教科書や写真集等でしか観ることのなかった現物を目の当たりにして大感激でした。
中でも若冲の群鶏図は今完成したばかりのような鮮やかな色彩と緻密な描写は（鶏だけに）鳥肌物でした。

展示室は10室程あり来場者は分散しているので自分のペースで観覧出来ましたが最後の金印だけを展示している部屋だけは10人程でしたが行列ができていました。
四角の展示ケースの三面を見て回り最後に鏡で印面を覗くようになっていましたが係員が誘導して40秒位で次の人と交代させていました。
ここだけはじっくりと観たかったのに残念でした。

今回出品の国宝中唯一撮影可の
「薬師寺東塔の水煙」

こんな国宝もありました。
平安時代に作成された「病草紙」の一場面です。
毛虱を移された男が自分の（陰の毛　漢字2文字だと不適切な表現らしく赤文字の警告が出て投稿できなかった）を剃っています。
移した女が背後で笑っています。
正にこの場面が展示してありました。

※画像は「文化遺産オンライン」より拝借。

国宝ではないが撮影可の展示品

午後6時閉館時の美術館
撮影者の影が長く伸びています。
余韻を噛みしめて帰途につきました。