中国での通信事情
今年の一月から中国に赴任しました。
ご存じの方が多いと思いますが、中国はネット閲覧、通信に規制がかかっていて、アクセスできないサイトが多くあります。
生活をスタートして二週間と少しですが、これまでの体験談を書き込ませていただきます。
中国に赴任が決まってから、ネット環境をどのように構築するか、色々と調べました。
アクセス制限を回避する方法として、
中国以外の通信会社を使う
VPNを使う
の二つが一般的だと思われます。
中国外の通信会社の回線は、通常アクセス制限がかかりません。
また、VPNというのは、バーチャルプライベートネットワークのことで、中国外に設置されているサーバーとの間に暗号化された通信経路を確立させ、そのサーバーからインターネットアクセスすることで中国のアクセス制限を回避する方法で、多くのサービスが提供されています。
Mineoユーザーの私としては、できるだけ安く、中国からアクセス制限されない回線を確保したいと考えていました。
リスク回避のため、中国外の通信会社の回線の準備と、VPNの準備を双方を調査、準備し、どちらともそれなりに使えているので、報告します。
端末について
音声通話、ネットとも中国の一部の会社は日本とバンド、通信規格が異なります。
通常使われているDOCOMO,ソフトバンク、auから出ている端末だと使えない可能性があるのでご注意ください。
私は、iPhone6Sをメイン端末としているので、この点に関しては問題ありません。
最近の端末では、mate10辺りだと、バンドによる問題は気にすることはないと思いますが、どの端末がおすすめかという知見はないので、ネットなどでご確認願います。
通信会社について
私は中国国内用として、中国電信の回線を利用しています。
当然ながら、Google 関連サービス、line 、facebook 、yahoo検索等は繋がりません。回線スピードは10Mbps以上はほぼ常時でて、特に困ることはありません。
上記のアクセス制限を回避するために選択したのは、
ChinaunicomHKのCross Border King
MTX
の2社です。
私の調べた範囲では、
Cross Border King 一月1GB118香港ドル約1700円と、安価であること
MTXは、一月2000円程度で、チャットフリーであること(これはkc_iOS9.2.1さんに教えていただきました。
https://king.mineo.jp/my/cc1ef6db0af34fa7/reports/29293
)
というメリットがあったからです。
Cross Border Kingは別途持ってきているiPhone5Ssimフリーに刺してテザリングで使えるようにしています。
MTXは、中国だとwifiルーターで使うことが想定されているようですが、Android でLTEonly設定することで繋がりました。
下記VPN回線を準備しない場合は、もう少し容量がある通信会社、サービスを選択した方がよいかもしれません。
もうひとつのVPN接続ですが、提供されているサービスではなく、自分でサーバーをたてる方法を選択しました。
ネット上であまり情報が見つからなくて苦労しましたが、日本の自宅に設置しているルーターにVPNサーバー機能のあるルーターを用い、サーバー設定すると共に、自分の端末側にクライアント設定することで、日本国内で接続確認、中国からも接続することができ、ネットワークアクセス制限を回避できています。
これはたまたま私が以前から使っていた自宅ルーターがVPNサーバー機能を持っていたので、追加コスト、運用費用共に0円で実現できています。
このVPN接続は、先週一週間繋がらなくなり、ブロックされたかと思いましたが、現在は復旧しています。
今後ですが、VPNがつながらなくなったときに、中国外の通信会社から素早くアクセスすることができるように、SIMを二枚使えるAndroid に端末変更を検討しています。
ちなみに、中国のネットワーク制限下でも、通知はすべて届きます。Gmail、LINE、facebook 等
ですので、通常は中国国内の回線に接続しておいて、通知を見ながら必要なときに回線を切り替えて確認、発信することができます。
切り替えられる回線を持っていれば、案外不自由はありません。
以上、ここにはあまり詳しく記載しませんが、具体的な方法などご興味のある方はメッセージください。
追記です。
Amazon fire を持ってきています。
プライムビデオ、kindle無料本は、VPNで日本国内からのアクセスに見せかけないと使えません。繋がるタイミングで沢山ダウンロードしています。ダウンロードしておけばあとは繋がっていなくても使用できます。
ここマイネ王とmineo マイページは中国のアクセス制限の対象外のようで、問題なくアクセスできます。
来週から自宅にネットワーク回線を準備する予定なので、VPNクライアント機能のあるルーターを設置する予定です。これがうまく働けば、日本の自宅においているhddレコーダーに録画している日本の放送を見ることができるのではないかと目論んでいます
我家も中国に渡航時に、金盾を超えるためにはVPNが必要と思い、以前は、PPTPでの接続環境を準備していましたが、iPhoneがセキュリティの観点で、PPTPの機能を無くしたこと、その後、中国がVPNの通信も以前以上にブロックを強化する動きになったこともあり、そのままになっています。
ただ、旅行での渡航であれば、国際ローミング系SIMの利用で回避できるので、現状は、その対応としています。
今は、タイのTrue Moveの海外プリペイドSIMのASIA用のものを活用しています。ただ、中国のローミング先が、ChinaMobileなので、LTEは39,40,41(3Gはさらに特殊)の対応可能なものが必要ですが。。。
私はVPN プロトコルとしてOpen VPN を使っています。
サーバーは自宅のルーターの付属機能、クライアントは無料でiOS,Android 共に提供されています。
TRUE MOVE は以前に拝見していたので候補としていましたが、VPN との併用を前提とすると、要領が多すぎ高額になるので、今は使っていません。VPN が繋がりにくくなったら使う候補と考えています。
お隣中国は今でも様々な接続規制されて大変ですね。
詳しいレポートありがとうございございます!!
ただ、最近、中国はVPNを立てて迂回するのを禁止していた気がしますが、それは大丈夫なのでしょうか?
VPNについては、適法な業者によるサービス提供は問題ないようです。何をすれば適法で、何をすれば違法なのかはわかりませんが…
個人で立てたサーバーを利用するだけであれば営業活動ではないので、すぐさま違法として取り締まり対象にはならないと私は考えています。
参考リンクです。
https://cte.trendexpress.jp/blog/20170907-column.html
私のところも中国の会社と取引きがあるので参考にしたいですねぇ(^^)
いざという時のためにVPN環境ととのえておくかなあ
一応、かなり前から政府公認のものでなければ違法らしいです。しかし、日本人ビジネスマンだけでなく、当該国の市民も使う人は使っているらしいですね。
結果については、当方預かり知りませぬ。冗談抜きの人柱です。
兄弟が現地中国でのSIMを使用せず、中国の主な都市から最終台湾まで移動します。
端末はアメリカベライゾンのSIMのままのiPhone SEです。
通信はホテルなどのwifi環境のみ見たいですが、
私との対日本へのやり取りでiMessageはできています。
ただLINEはダメのようで、
上海でのLINEはエラーになると言っていました。
最近はVPNサービス(有料2つ、無料2つ)を入れていて、繋がるものに繋いでいます。
有料のものでも繋がらなくなることは多いですね
そしたら何か別のエラーなのかなぁ⁇
ホテルのwifi環境でもエラーかもしれないです。
iMessageが使えるので連絡はできていますが、
対アンドロイドには不通かもしれません。なんかの時通話できるはずですが、。
一部使えるホテルがあるらしいと聞いたことがあるのですが、私は経験がないですね
ひみつ77さん
古いスレッドですみません。
今日新たな発見がありました。
中国移動(ChinaMobile)は、LTEが特殊と言われていますが、LTEバンド3で接続ができています。
これがどの程度のエリアで使えるのか分かりませんが、Band3なら使える端末も多いので、中国移動香港のSIMも選択肢に入りやすくなりそうです。
確かに、中国でBAND3って....