転出・転入(と、マイナンバーカード)

引っ越しの季節であります。

私の子も大学進学で直線距離で350km(これが道路で行くと全然こんなのでは済まないんですけど)離れたところに引っ越しました。

住民票?実家あるわけだし、学生だし、いちいち移さないよ?なんて人もいるみたいですけど、住民票を移さないのは厳密に言えば法律違反でありますので(正当な理由なく住民票を移さない場合は5万円以下の過料です)、善良な市民でありたい我々親子(笑)は律儀に役所に行ったわけです、3/31に。

そう、18歳になって間もないとはいえ、選挙権も与えられ、成人でもあるわけなので、昔の「20歳までのよくわかんない状態」ではなく、それなりに我が子にも責任というものがあるわけです。

この3/31は「最も転出・転入で混雑する日」らしいです。朝9時に行きましたがまぁ、確かにすごい混雑。事前に元々の住所地からはマイナポータルで転出しておいたわけですが、2週間以内に新住所地にて転入手続きをする必要があります。

これがどっちもオンラインで出来ればいいのですが、まぁ、転出だけでもオンラインで出来るようになったのは良しとしなければなりません。以前は転出を届け出るのも元々住んでいるところの役所に行かねばならず、それも平日に限られますからね。片方一回でよくなったことを俗に「ワンストップ」というわけです。

さて。

役所の端末(受付番号発券機)を見ますと、転入転居は待ち人数、29人となっております。朝9時過ぎです。待ち時間は下を見ろと・・・ここには見切れているのですが約2時間待ち、となっておりました。つまり120分/約30人=約4分は一人当たりかかる計算です。

まぁ確かにそのくらいかかるのかな?いや、手書きで転入届とか書いて、それを役人が端末で入力して、これでいいでしょうか、と確認作業があって…まぁ4分で終われば早い方かもしれません。どこか間違えたとかあったら都度延びていきますね。

そんなことを瞬時に考えるや否や、下にマイナポータル住民異動なるものが。待ちは4人、19分とある。約20分/4人=5分。え?かかる時間一緒じゃね?と思ったのも束の間、発券して、間もなく呼ばれました。実際、待ったのは2分くらいでしょうか。

つまり、窓口的には「別扱い」をしていて並行でやってて、マイナンバーカードの方がどんどん捌けて行っているわけです。イメージでいえばファストパスみたいなもんで。4車線道路のうち3車線は大渋滞だけど1車線はすいすい行けるみたいな。

で、一応ちょろちょろと書く書類があって(新住所等ほとんど印字されていて、電話番号なんかを追記して、間違いありませんにレ点打つ的な感じ)、マイナンバーカードを預けて、ハイお待ちくださいと。

待っていたら呼ばれて、行ってみたらマイナンバーカードの青いところの空欄に新住所が印字されております(旧住所はそのまま残って新住所を追記する形だから転入がオンラインはシステム上はできても無理なのかも)、ゴミの曜日カレンダーだの、バスの路線図だの、いろいろともらい、ハイ終わりです。

なんだかんだ終わって、帰りに端末を見てみますと、2時間40分待ちになっておりました。ご苦労さんです、待ち時間だけで昼過ぎますぜ?　お年寄りが引越しに来ているとは思えない。学生、新社会人、転勤族　みんな比較的「若い」んじゃないんですか?実際待っているのは若い人が大方で。なのにこの差。保険証とかでほぼ義務化されているはずなのに。うーむ。

「つーわけで、お前は今日から一人だけで世帯主、立場は父さんと一緒だからな(笑)」
「それにしても、あれほど言われててマイナンバーカードまだ持ってないのかなぁ?」
「持っていても転出がオンラインで出来るのをご存じないのかねぇ」

などと親子で会話しながら、そのまま役所のそばを散歩してプチ観光。10時には帰宅できました。