窓際園芸　その後

前回の投稿から一ヶ月経った。

キンセンカは花の枯れる数より蕾の数がわずかに多く花数は微増している。

ノースポールは次々と咲いて蕾も多い。
枯れる花は少なく花数は増える一方である。

これらをみていると『古事記』の一節を思い出す。

伊邪那岐命（以下イザナギ）と伊邪那美命（以下イザナミ）は日本の原型となる島を造り数々の神を産んだ。
火の神を産んだ際イザナミは火傷を負い亡くなった。
黄泉の国にイザナミに会いに行ったイザナギは妻の変わり果てた姿に驚き逃げ去ったが醜態を見られたイザナミはイザナギを追って行き、生者の住む現世と死者の住む他界との境目にある黄泉比良坂（よもつひらさか）で二人は対峙した。

イザナミ「こうなったからにはあなたの国の人を一日に1000人絞殺します」
イザナギ「それなら私は一日に1500の産屋を建てよう」
このような会話があったため一日に必ず千人（ちたり）死に一日に必ず千五百人（ちひほたり）生まれるようになったとある。

キンセンカの場合
「一日に1000個の花を枯らします。」
「それなら私は一日に1050個の花を咲かせよう。」

ノースポールの場合
「一日に1000個の花を枯らします。」
「それなら私は一日に3000個の花を咲かせよう。」
といった感じか。

そして現実（2023年）の日本では
「今年は157万6016人（過去最多）死なす。」
「それなら今年は72万7288人（過去最少）産もう。」
このまま人口減少が続けば3300年頃日本の人口はやがてゼロになると考えられているようだ。

https://www.hit-u.ac.jp/hq-mag/research_issues/267_20180404/

家の前の小さな公園に6本の桜の古木があり6分咲き程の状態であった。

スズメと目白が桜の花を啄ばんでいたが画像の鳥はどちらか分からない。