Lenovo 正規のリカバリーメディア(日本語版)にバグがある件
ThinkPad はご存じでしょうか?
今は亡き IBM を代表するノートパソコンのブランドです。
その後、紆余曲折があって Lenovo の手に渡り、現在はその企業向けノートパソコンのブランドになっています。
訳有って、そのリース落ち品ベースのリファービッシュ品な ThinkPad L13 Gen 3 AMD をサブ PC として使っています。
ThinkPad L13 Gen 3 (AMD) | 軽量・薄型の13.3型モバイルノート | レノボ・ ジャパン
https://www.lenovo.com/jp/ja/p/laptops/thinkpad/thinkpad-l-series/thinkpad-l13-gen-3-13-inch-amd/len101t0035?orgRef=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2F&srsltid=AfmBOopPrI4vxJSrGaAlqL0nCGGsT9mS8nsYeddB-8hRfD-Kk5Wbspyv
地味に我が家では初の Ryzen 搭載機で、薄い・軽い・強いと三拍子揃っており、ストレージ容量が Windows PC としては少々心許ない事を除けば、サブ用途としては勿体無い程の高性能機です。
その ThinkPad L13 ですが、Windows 11 絡みのトラブルでリカバリーする事になりました。
ところが、USB Recovery Creator で作成した USB メモリでいざリカバリーを試みるも、何度やっても
Recovery failed.
と表示され、途中で失敗します。
どうしたものかと検索していると、Lenovo のサポートにこんな記事が有りました。
リカバリー失敗のメッセージが表示される - ThinkPad X13 Gen 1 - Lenovo Support JP
https://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/ht515984-recovery-failed-message-displayed-when-attempting-to-recover-system-thinkpad-x13-gen-1
記事自体は ThinkPad X13 Gen 1 AMD 向けですが、もしやと思い英語版のリカバリーメディアを申請、再度作成してダメ元でリカバリーを実行した所、
あ っ さ り 成 功
(ただし英語版)
それって要するに、(少なくとも)Windows 10 の ThinkPad 向けリカバリーメディアの日本語版であれば、大抵の機種で同様のバグに遭遇する可能性が有るって事じゃん?!
そしてそれがずっと放置されているって事じゃん?!(約 4 年)
そうして、上記記事に従い、日本語版リカバリーメディアのあるファイルを退避しておいた英語版の物に置き換え、もう一度リカバリーを試みると・・・
今度は日本語版 Windows 10 をリカバリー出来ました!
今後同様のバグに遭遇した人達の為に、参考までにこの記録を残します。
※追記
ThinkPad L13 Gen 3 AMD には Windows 11 仕様のリカバリーメディアも提供されており、そちらでは Windows 10 の物と違って日本語版ですんなりリカバリー出来ました。
ただ、Windows 11 の場合は事前情報の通り BypassNRO.cmd を実行してからで無いとローカルアカウントではセットアップ出来ませんでした。


※Windows98SEまでUSBメモリが個別にデバイスドライバを必要としていまして、デバドラFDDが付属していたのです(Windows Meの数少ないメリット)
存じております。
今、使ってますし予備機も何台か。
リカバリーメディアの入手はシリアル番号の入力とかが必要だった気がします。
調達した事が無いので有償なのかまでは把握していませんが。
>> pasorin さん
Windows 98 SE!?そんな時代から ThinkPad をお使いの方がおられたのですね。
確かに Windows 98 では USB のドライバーがまだ汎用では無く、それぞれの USB デバイス毎に専用のドライバーをインストールする必要であったと記憶しています。
しかも当時のリカバリーメディアですから恐らくはリアルモード(つまりは DOS 用)のドライバーが必要ですよね。
当時は CONFIG.SYS とか AUTOEXEC.BAT とかを限られたメモリの範囲で色々カスタマイズしていた記憶が有ります。
>> 真里亞 さん
その通りです。ただしリカバリーする ThinkPad から作成するのであればシリアルナンバーを自動的に読み取って適切な製品向けのリカバリーメディアを注文出来ます。ダウンロードする分には基本無償です。また、注文の際には Lenovo のサポートアカウントを作る必要が有ります。
後、英語版では有償にはなりますがリカバリーメディアが書き込み済みの USB メモリを注文する事も可能なのに対し、日本語版ではそれは無く、USB Recovery Creator で自分でダウンロード・書き込みする必要が有ります。
>> Seifer さん
いや、My First ThinkPad は220です。USBもなく、Windows 3.1のさらに前でPC DOS J5.0/Vですね。
>> pasorin さん
ThinkPad 220!?成程、確かにその時代であればインストールやリカバリーのメディアがフロッピーなのも当然ですね。
PC-DOS J5.0/V も時代を感じさせます。
自分はこれ位の時代は親の会社の関係も有り東芝派で、親のおさがりの初代 DynaBook J-3100SS のハードディスク搭載モデルを色々弄繰り回して遊んでいた記憶が有ります。あの頃はサブノートなんて言葉は無く、ラップトップって言ってた時代ですね。
>> Seifer さん
リカバリーメディアを作成する対象のPCからであればシリアル番号の入力は不要なのですね。そういえば前にリカバリーメディアのサイトをちらっと見たことがあったような気がするのですが、
Lenovo のサポートアカウントを作る必要が有り
の所で面倒になってやめた気がします^^;
ThinkPad で最初に使ったのは X40 か X41 と書かれていた気がします。
それから結構経ってからリファービッシュ品とシールが貼ってあった ThinkPad X200s とかを購入してからは予備機も含めて ThinkPad が増えていく傾向に…。
さすがに X200s が Celeron M 723 ULV 1.20GHz(シングルコア)モデルで SSD に換装しても遅いので何台か中古を交換しつつと言う感じに。
消費電力は格段に低いんですけどね。
今メインで使っているのは ThinkPad X201i Core i3-370M で、公式では メモリは 4GB までとなっていますがチップセット仕様上限にあたる 8GB まで搭載しています。
調べものするときとか Firefox や Chrome のタブを結構開くため 4GB では足りなくなってしまう。
ただ、いまだに HDD のままで使っているため起動に時間が…。
Windows 7 → 10 と更新してきましたが Windows 10 のサポート期間が 2025年10月14日 となってしまったので無理やり Windows 11 にしても急に使えなくなると困るため、新たに ThinkPad X270、X280、L380 の中古を調達しました。
X270 は Windows 10 にしていて、ちょこちょこ使っていますがキーボードの使い勝手は X200/X201 シリーズに比べると劣る感じがします。
あ~そういえば X220 の中古も1台買ったんですが Del キーが大きくなっていたとかでちょっと使いにくかったので、やっぱり X200/X201 のキーボードが一番使いやすい感じがします。
リカバリーメディアを使うと各種ドライバー関連が一応インストール済みになっているんだと思いますが、他にどのようなメリットがあるんでしょうか?
リカバリー後に更新がある状態なら新規インストールで更新しても変わらなそうな気がしますし、Lenovo Vantage (旧 ThinkVantage )や Lenovo System Update から更新とかもありますし。
>> 真里亞 さん
まあ分かりますよ。X200s のシングルコア Celeron なんて代物は今更使いたいとは思わないですよ。先代サブノートの Panasonic Let's note CF-NX3 も、素の状態では
・メモリ 4GB DDR3L シングルチャネル構成
・ストレージが 2.5 インチの SATA2 HDD 320GB
・プレインストールが Windows 7 SP1 32 ビット版で、それを Windows 10 32 ビット版にアップグレード
という構成で、これを
・メモリを 8GB デュアルチャネル構成に増強(使用上サポートされる最大容量)
・ストレージを 500GB SATA3 SSD に換装(チップセットレベルでは SATA3 対応)
・リカバリーメディアから Windows 7 SP1 64 ビット版に(リカバリー時にビット数が選べる)した後、 Windows 10 64 ビット版にアップグレード
ここまでしてまともに使える様になりましたしね。
それでも 2C4T の Mobile Core i5-4300U では流石に最近は力不足に・・・
Windows 11 にも見切られましたし。
とりあえず Windows 11 を無理やり突っ込んで家族用として余生を送らせる予定です。
ちなみにリファービッシュ品は自分も今回の ThinkPad L13 が初めてです。純粋な中古品では一度失敗していたので心配は有りましたが概ね満足です。
>> 真里亞 さん
> リカバリーメディアを使うと各種ドライバー関連が一応インストール済みになっている> んだと思いますが、他にどのようなメリットがあるんでしょうか?
単純に「工場出荷時状態(factory default)を再現できる」ことから、万一の障害発生時に
解析しやすいんだと考えますが?>メーカー側が。
それとメーカー也製品のポリシーや柵で「Updatedしか提供できないドライバ・ユーティリティを含む」
場合は、システムリカバリメディアじゃないと機能が不完全になりますね。
完全自己責任で「何が何でも他機種流用で環境構築してしまえ!!」とやる方なら何も気にならない
でしょうけど、世の中にはサポート責任の関係で気を揉む方もいらっしゃるのでこの辺りは
永遠の課題だと考えます。
>> ばななめろん さん
> 単純に「工場出荷時状態(factory default)を再現できる」確かに工場出荷時(相当?)に再インストールできるのはお手軽かもしれないですね。
古い機種だと Windows 7 とかに戻っちゃいそうですけど^^;
>「Updatedしか提供できないドライバ・ユーティリティを含む」場合
なるほど。
いくつかはサポートサイトからアップデートのファイルをダウンロードできそうな気がしますので普段使いなら大丈夫っぽいと思えますが更新が無いものやプリインストールでしか入らな様なものは影響があるかもしれないですね。
今の所は X200/X201 と X270、X280 では Windows 10 のインストールメディアからの新規インストール後にドライバ関連の更新( Lenovo サイトや Lenovo Vantage とか)で特に支障なく使えてます。
もっともブラウザーと今まで使ってきているソフトウェアをインストールするぐらいなので基本動作のみで大丈夫っぽいですし。
L380 はストレージ入れてメモリ追加してから一度セットアップしただけだったかも( Windows 11 移行で使う予定なので)。
無駄に(?)モデル違いが多いので、それぞれのリカバリーメディアを用意していたら大変になりそう^^;