【SIM道楽】楽天プリぺ30GB/月 カレンダーワールドSIM vs 楽天･株主優待SIM 実力比較

　2023年3月(?)に カレンダーワールド社から販売開始された楽天プリペイド(12ヶ月)SIMプランも既に1年と3Qが過ぎました。また2024年4月からは楽天･株主優待特典として 楽天最強プラン(株主優待版)が提供開始されました。
　この両者とも 楽天モバイルで扱っている 楽天最強プラン(個人向け)とは仕様が微妙に異なっているものの「楽天プリペイド(Calendar World版)」と「楽天最強プラン(株主優待版)」の両者間には類似性も多く見受けられ、DNAが同一のサービス仕様のように見えるので その仕様と実際について徹底比較してみました。

　まず「楽天最強プラン(個人向け)」と「楽天プリペイド(Calendar World版)」と「楽天最強プラン(株主優待版)」の公式仕様の違いを纏めると以下の表のようになりまい。

　まず気付くのは「My楽天モバイル App」の対応です。
「楽天最強プラン(個人向け)」がフル対応なのに対して、「楽天プリペイド(Calendar World版)」と「楽天最強プラン(株主優待版)」では未対応ということです。
　前者が 契約プラン変更、オプション変更、SIM再発行、音声通話カケホプランの追加など、機動力を備えているのに対し、「My楽天モバイル App」に非対応の後者はユーザー要求に対するフレキシビリティーが全く無い固定の仕様となっていることです。
　このことから、前者が様々なTPO変更に対応する「個人向け」なのに対して後者が変更不要な「法人向け」仕様からのデリバティブになっていることが推察されます。
　その良い一例として「eSIM再発行時の必要な期間」に如実に表れているかと思います。前者「個人向け」サービスでは「即時再発行」が可能になっているにも拘わらず、後者「法人向け」では「1ヶ月～」となっていて、あたかも「機種変更に伴うeSIM再発行」など想定外の様相を呈しています。

　これらを見ると、「My楽天モバイル App」を使って機動力のある利用を期待するユーザーには「楽天最強プラン(個人向け)」の対応の方が使い勝手の良いサービスであることに間違いありません。


　次に、後者「楽天プリペイド(Calendar World版)」と「楽天最強プラン(株主優待版)」について、仕様(公式記載)と仕様(実測)の違いを以下の表にしてを見てみました。

　仕様(公式記載)と仕様(実測)の違いは「音声通話」と「SMS」の利用の部分で顕著になっていました。
　後者の特徴として「楽天プリペイド(Calendar World版)」はプリペイドゆえに従量課金システムが準備されてないこと、また「楽天最強プラン(株主優待版)」では株主優待サービスゆえに従量課金システムが準備されてないこと…が挙げられます。

　その結果、公式見解として…

「楽天プリペイド(Calendar World版)」としては
・音声通話不可
・SMS受信のみ可(無料)

「楽天最強プラン(株主優待版)」としては
・音声通話はLink Office利用で可(無料)
・音声通話は海外で利用不可
・SMSは Link Officeで利用受発信可(無料)
・SMSは海外で利用不可

　いづれのケースも「無料」で利用可能な機能のみを可能として 公式仕様に掲載している一方、従量課金で「有料」となる標準アプリによる 音声通話や SMS発信、海外利用については全て「不可」と表記しています。

　では実際のところは…

　本日、2024年12月12日 19:00現在では以下のように、公式仕様でも曖昧な記述になっている部分や、ハッキリした無料/有料の記載の無いままな玉虫色の 部分が見え隠れしています。

「楽天プリペイド(Calendar World版)」としては…
・国内SMSの発信が可能(無料? 有料?)

「楽天最強プラン(株主優待版)」としては…
・音声通話は海外宛て受発信が利用可能(Link Office, 標準アプリ)/(無料? 有料?)
・SMSは海外宛て受発信の利用可能(Link Office, 標準アプリ)/(無料? 有料?)

　まぁ「仕様」については簡単に変更が入る楽天文化圏のサービスなので、この状態がいつまで続くのか分りませんが、是非は別として 時に学んで刹那的に遊んで楽しむのもSIM道楽の真骨頂 !! (笑)
　さらに色々やってみたのでその結果「どの会社から～」「どのアカウントに～」「いくらの課金～」のツケが回って来るのかも、チョット今から楽しみにしているところです～(笑)