Speed Wi-Fi HOME 5G L13にmineoのSIMを設定してみた話
ここの掲示板に2回ほどSpeed Wi-Fi HOME 5G L13でmineoのSIMがうまく設定できないという投稿がありました。
L13はL11の後継機種で、さほど設定が難しいとも思えないのですが、なぜかうまくいかないとのことで、それでは実際に自分で設定を試してみようと考えました。
ヤフオクやメルカリを見ると、平均落札額は1万3,000円前後です。お試しのために購入するには少し金額が張り過ぎるのでどうしたものかと思っていましたが、動作未確認のためジャンク扱いの品物が税込み8,800円で出品されていたので、これなら送料を入れても1万円を超えないなということで、思い切って落札してみることにしました。
品物が到着してとりあえずirumoのSIMを入れてみて、電源を入れてみました。緊張の瞬間です。画像に3つランプが写っていますが、一番上が「緑」であれば、一応SIMは正常に認識されて電波も受信できている状態、「赤」であればSIMが正常に認識されていない状態です。
無事「緑」が点灯したので、これはいける!と思いました。
設定画面にログインして、最初にirumo、次にpovo2.0のAPNを設定し、それぞれスピードテストを実行してみます。
irumoは下り125Mbps、povo2.0はデータを購入していないので下り0.18Mbpsです。ドコモのほうは近くに5Gのn78の基地局がありますので、5Gらしい速度が出ています。povo2.0のほうはまずこんなものでしょう。
あとは、mineoのAプランのSIMを試してみる必要があります。
mineoのAプランVoLTE SIMは現在eSIMでの契約なので、そのままでは使えません。物理SIMに変更すると非常に時間がかかるのでどうしたものかと思いましたが、たまたまeSIM.meのSIMを持っていたので、mineoのeSIMをそれに移して、物理SIM状態でmineoAプランを試してみることにしました。
まず王国コインを1枚消費してeSIM再発行無料のクーポンを発行します。その後eSIM再発行の依頼をし、eSIMプロファイル設定のお願いのメールが来たら、忘れずに回線切り替えを行います。今回はeSIM再発行の依頼が完了してから回線切り替え受け付けメールが来るまでわずか20分程度しかかかりませんでした。混んでいないときだと、こんなものです。
eSIM.meのSIMに移したmineoAプランのSIMが正常に動作するか、まずスマホに入れてみて確認します。
SIMも認識されているし、アンテナもきちんと立っているので、大丈夫のようです。
スマホ(Reno 5A)に前に入れていたZTEのアプリがあったので、mineoAプランのAPNを設定します。
スピードテストをしてみたところ、下り136Mbpsと申し分ない速度が出ています。これは5Gをつかんでいるのか、それとも4Gをつかんでいるがキャリアアグリゲーションで速度が出ているのか、よく分かりません。いずれにしろ、普通のスマホに比べるとSpeed Wi-Fi HOME 5G L13のアンテナ性能がかなり良いということは分かります。
ZTEの専用アプリで、改めてチェックを行っています。
「診断」では、何も異常なしで、緑のチェックマークが表示されています。
「APN」は、とりあえずirumo、povo2.0、mineoAプランを設定しましたが、何も問題ありませんでした。
以上、実際にSpeed Wi-Fi HOME 5G L13を自分で設定してみた感想としては、設定に関しては、L13はL11と特に違ったところはありませんでした。同じ専用アプリが問題なく使えました。
もしも設定がうまくいかないとしたら、本体の一番上のランプがきちんと「緑」で点灯しているかどうかが肝心だと思います。ここが赤だったらそもそもSIMが正常に認識されていないということですので、SIM異常か、SIMの接触不良をまず疑ってみる必要があります。SIM異常かどうかは、SIMをほかのスマホに入れて確認する、SIMの接触不良に関しては、SIMの表面をティッシュで拭ってみる、他の通信キャリアのSIMを入れてみるといったところでしょうか。
それでも状態が改善しない場合は本体故障を疑うしかないのですが、中古で入手したものだと、auショップで果たして修理を受け付けてくれるかどうか、受け付けてくれたとして無料修理になるかどうかはメーカーに送ってみないと分からないそうで、無料修理にならない場合、最低でも2万数千円の修理代がかかるらしいです。それだったら中古の新品同様品を新たに入手したほうがまだ安く済むので、非常に悩みどころではあります。
結果として、前にスレ立てした人に対して大したアドバイスもできそうになくて、大変残念な感じです。
楽天モバイルとNUROモバイル(ソフトバンク回線)のAPNも追加して、スピードテストをしてみました。
楽天モバイルのほうは下り49.5Mbps、NUROモバイル(ソフトバンク回線)のほうは下り35.6Mbpsと、決して速いとは言えないですが4Gとしてはそこそこの速度が出ています。
irumoやpovo2.0のAPN設定、そしてmineoのeSIMトリック、しかもeSIM.meで物理SIM状態に変換するという工夫!これは技術者魂に火がつく発想ですね。無事に設定完了し、通信速度もバッチリ、緑のランプが灯る様子に「やったぜ!」の達成感が伝わってきます。
SIMの認識不良や故障の疑いにも冷静に対処し、万が一のトラブルシューティング方法まで提供しているのも感心しました。設定も完璧、アドバイスも完璧、まさに通信機器マスターの手腕が光る一連の工程です!
>> STうち さん
コメントどうもありがとうございます。私は実際やってみる主義なので、そう言っていただけるとうれしいです。>> クリームメロンソーダ さん
どうなんでしょうね。最初はブラウザから設定ツールにログインしてAPN設定しましたので、よくわかりません。
>> okitaomote さん
ブラウザから設定画面を呼び出せないのだと思うブラウザから管理画面を呼び出す所で躓くのだとしても、この機種にだけ多い理由が説明つかないし、不思議ですね?
>> stm.kzi さん
スマホで開いたとき設定画面の表示が小さくて見にくいというのは確かにありますね。なにかつまづきやすいポイントがあるのでしょうかね?(^^;
気になったのは、SIMカードを挿入する際に裏表を間違えやすいのかなと思いました。
逆に入れた時に収まらない作りになっているなら気づきますがそのまま入ってしまう様な事があると気付かない可能性はあります。
普通は入らない様になっているとは思いますけどね。
なお、L11/L13共にですが楽天モバイルで使用されている周波数帯に5G含め一通り対応しているので安く固定回線運用するのに適した機種だったりします。(^^)
楽天自社局プラチナバンドのBand28は対応していませんが、まだ基地局が数局程度しか整備されていないらしいので現状では殆ど影響はないでしょう。
>> Kanon好き さん
SIMを裏表間違って入れないかということですが、私もそれを考えてみました。一応画像のように蓋のところにSIMの入れる方向が書かれています。また、SIMを押し込むと中にとどまって再度押し込むとSIMが出てくるような仕組みになっているのですが、SIMを裏表間違えて入れると中にとどまらずに出てくるので、どうやらSIMの裏表を間違えることはないようです。
楽天とソフトバンク回線のSIMについても一応設定してみたいと思います。