父の失敗と家族LINE〜ゆるく笑って許して〜

私の父は80歳でまもなく81になる。
母はその4つ下で年々耳も遠くなってきている。
2〜3ヶ月に1度のペースで家族会が開かれるのだが、子供の年齢が1番小さい2番目の姉の家に集まることが最近は多い。

姉2人も私も東京・神奈川に住んでいるので片道1時間で集まれる。

ただ、両親は年も年なので集まる時は公共機関は使わず、タクシーを利用することが増えてきた。

特に実家→姉宅の行きは確実にタクシーできます。
というのもお母さんあるある？の「これ美味しいお煎餅やから食べ〜(関西弁)」と言った具合に醤油とか缶詰とかやたらに重たいものを娘たちに配給するためしこたま食料を運んでくるのです。

前回、私が姉宅に到着したのはみんなより1時間遅れだった。
すでに一通り話題は尽きたあたりだったのかもしれないが、私合流後も引き続き母の手作りのご飯をみんなで食べ、飲み、喋って3~4時間ほどで宴が終わります。

帰宅すると恒例の写真動画交換が家族LINEグループ上で繰り広げられます。

すると途中で父が姉に「悪いな〜、タクシーの運転手さんによろしく言うといてな〜手間かけて悪いな〜」とひたすら謝っていた。
姉は大丈夫、気にしないでいいよ。といった返事をしていた。


私は父に何が起きたのか全くわからず、想像で、おそらく忘れ物でもしたのでは？と考えつつ、父の失敗をまたほじくり返して悪い気にさせるのも気が引けたので、三姉妹LINEグループに「お父さん何しちゃったの？」と尋ねてみると、姉から

お父さん、お母さんお手製の料理やら大量の食料品と一緒に運転手さんの私物のバッグまで間違えて持ってきちゃったの


って、末娘の私は携帯片手に爆笑！！笑


お父さん！！wwww


結局、タクシー会社さんから重要なものは入っていなかったので、都合のいい時に着払いで送っていただいて結構です。とおっしゃったそうです。

こっちが勝手に持ち帰ったのに、それを着払いで結構ですって言ってくれたことに驚きました。

もしタクシー利用することがあったらこちらの会社を利用したいって思いました。

お父さんの失敗のおかげで思いがけず素敵な対応をとるタクシー会社さんの存在を知ることができました。


こういうちょっとした対応からもファンってできるんだなって改めて思いました。

写真はポンコツスマホを使っている機械音痴の母から定期的に届くフリーズ後の連投メッセージ。
狂気的なんだけど、内容が大体食べ物についてのことなので、そのギャップに毎回笑わせてもらってます。