道路掃除

昨日、台風が去ったので2kmほど歩いて道路掃除してきた。

ほとんど、農家しか通らない道があるので。あ…漁師も海を眺める為に通ってるか。あと、他所からも磯釣りに来るかな…最近は見ないが。

道路に転がってる、木の枝や石を片付けながら歩く。
写真の植物が邪魔。地元では「ヨシの木」なんて呼んでるがこれはヨシではない…どうやら「ダンチク」って言うらしい。（ヨシもダンチクもイネ科ではあるが）

こんなふうに行く手を遮られると、僕の軽トラは安全システムが鳴ってピピピピうるさいので、切って片付けた。

別にボランティア精神などではない。たぶん地域の人は、僕がこっそりこういう事をしているのを知らない。
別にかまわない…自分が通る時に面倒だから、やっている。
だが、こういう作業は面倒だと思わない。自然に対する畏敬の念が芽生えてしまった。

人間の便利の為に自然を切り開き、そこに道を造らせていただき、いつも通らせていただいているのだ。だから、石ころや枝が転がっていても植物が道路に出っ張っていても、腹は立たない。

いつも安全に通らせていただいているのだから…そういう感謝の念を忘れてしまうのであれば、その時は…僕はもう人間をやめたい。

残念な事に…自然に畏敬を抱くどころか、不義理な行動をする輩も大勢いる。釣り客か観光客か知らんが、弁当容器や空き缶などを、ポイ捨てするとかマジで気が知れん。

虫や蛇、カエルなんかを見かけても、特に気持ち悪いとは思えなくなった。

平気でポイ捨てして自然を汚す無自覚な人間の悪意の方が、よっぽど気持ち悪い。

（害獣、害虫には手を焼くが）虫も、植物も、動物も、よどみなく生きている。

人間は、どうだろうか。