私の名は！

FBIが連続殺人犯を追っている。
でも犯人像が描けず、頓挫している。

そこで捜査官は、以前協力関係にあった精神科医のもとに行く。
この医師は天才なのだが、実は怪物であった。

ちょっとしたミスで逮捕され、すでに収監されている。
捜査官は怪物に面会に行って「犯人像が描けない。ヒントをくれ」と切り出した。

「怪物」は完全に犯人像を描けているのだが、少ししか教えてくれない。
捜査官もそれは分かっている。

怪物のヒントの中に「被害者の家にホームビデをはなかったか？ そこに何か映ってただろう。」と言う。
捜査官は「何度も見た。でもヒントになる様なものは映っていなかった。」と返す。

そこで私の名前が登場する。
「いいや見てない。眺めただけだ。」

普通、ホームビデオは「眺める」もの。
でも捜査の情報源としては “見る“ 必要があると言っている訳だ。

ここから捜査は急展開を見せる。


この怪物の、怪物らしいセリフなのである。
とても気に入っているのである。