【サラブレッドヒーロー列伝】へらへら笑ってファンを幻惑★ ダイタクヘリオス
【歯を見せ、へらへら笑いで
マイルチャンピオンシップを連覇した
ダイタクヘリオス】
今週はマイルチャンピオンシップという事で
歴代勝ち馬から1991、1992年と連覇した
ダイタクヘリオスです。
父(ビゼンニシキ)・自身・子(ダイタクヤマト)と3世代続けて内国産種牡馬として供用されました!
【新聞を読む馬】
★1番人気に6回推されるも1着は3歳時の条件戦での
1回のみで、あとの9勝はすべて2番人気以下の時。
ムラっ気が強く、1番人気になると負け、
評価が下がると勝つ。(^_-)
このため「オッズを見る馬」
『新聞を読む馬』と称されました。
★(^_-) 1番人気のレース
新馬⇒ 2着
さざんか賞⇒ ①着
ニュージーランドT 2着
ダービー卿⇒ 4着
スプリンターズS⇒ 4着
安田記念⇒ 6着
★\(^o^)/勝ったレースの人気
新馬 3人気
クリスタルC 2人気
葵S 2人気
マイラーズC 4人気
高松宮杯 5人気
マイルチャンピオンシップ 4人気
マイラーズC 2人気
毎日王冠 4人気
マイルチャンピオンシップ 2人気
と、ことごとく、人気の逆を行く走り!(^^*)
【マイラーズCも、口を半開きで歯を見せて
60キロの斤量で 5馬身差の圧勝!】
一般にパドックや返し馬であんぐりと口を開けたり
イレ込んで荒れるなどの気の悪さを見せているほうが走り、逆にいかにも落ちついていい動きをしている
場合は走らないと言われていた。
調教においても同様で、折り合いがついて終いまで
きっちりまとめられた場合よりも、
テンから引っかかって飛ばし終いバタバタになった
場合の方が好走する、 といわれた。
また、常に大きく口を割ってバカついて走る
頭の高い走法から「笑いながら走る馬」
とも称されました。
★マイルチャンピオンシップ
1991年はダイイチルビー、ケイエスミラクル、
バンブーメモリーに次ぐ4番人気で
★2馬身半差の勝利!
1992年はシンコウラブリィに次ぐ2番人気で
★当時のレコードタイムでの勝利!
この様に勝つ時は低評価をあざ笑うかの様な鮮やかな勝ち方をし、負ける時は、はなからバカついて
暴走ラップを刻み、バタバタで惨敗するという、
そのバカついた走法と下馬評を裏切る走りで
【ファンや評論家や世間をへらへらと笑っていた】
何とも掴みずらい競走生活でだった。(^_-)
【種牡馬生活】
引退から8年後の2000年のスブリンターズS。
そのレースはアグネスワールド・ブラックホーク・
キングヘイローなど錚々たるメンバーが顔をそろえていた。
しかしそのレースはある馬が
ダイタクヘリオスのような4コーナー
突き放し逃げ切り戦法で勝利したのである。
その馬の名はダイタクヤマト。
16頭立て16番人気での勝利は
サンドピアリス以来 2頭目の最低人気での
G1勝利である!(^_^;)
忘れた頃にやってくるのは、引退後も健在だった!
因みにサンドピアリスの鞍上もダイタクヘリオスと
同じ岸滋彦だった!(^^)
種牡馬入り後は非常に穏和な生活ぶりを示し
気性の 激しかっ た現役時代を知る繋養先の牧場スタッフが思わず拍子抜けをするほどだったという。
ある日放牧地でダイタクヘリオスが静かに横たわっていたため関係者が「病死したのでは」と慌てて見に行ってみると、横になって草を食べていたというエピソードもあった。(^^*)
最後にシンコウラブリィを破ってマイルチャンピオンシップを連覇したレースをご覧下さい。
(^_^)ノ
名コンビですね。
ダイタクヘリオスが古馬になってマイルチャンピオンシップまで
9戦2勝。
2勝は乗り替わり。
岸騎手では7戦して未勝利。
宮杯にいたってはトーワルビーを選択?
今じゃ考えられない?
武豊に?、今で言えば外人さんに?乗り替わり?
語る気もしない。
岸滋彦だから物語になる。
何てね。
デムーロとか確かにすごいけど名コンビってどの馬だろう。
と、競馬に興味が薄れているおっさんが言ってみる。
あっ、このときもまだ馬券買えないw
ナリタブライアンに武豊
ウィニングチケットに武豊…
当時は違和感ありあり、でした。
今回のマイルチャンピオンのエアスピネルは、その武豊が外国人騎手に乗り替わりされた。
なんか、どんどん競馬の風情がなくなり、殺伐としたものを感じる私は、単に甘ちゃんなのか?
昔は岡部騎手にすぐ乗り替わりされた騎手、数知れずだったから歴史は繰り返すという事…?(^_^;)
宮杯で華麗なる一族ダイイチルビーの記録を阻止してからこの2頭度々名勝負が思い出されます。
引退レースの有馬記念はダイタクヘリオスらしい行けるとこまで飛ばしていく彼らしいレースでした。