飛行機に乗り遅れた話
マカオへカジノのためだけに行っていた。
安ホテルに泊まって毎日12時間程カジノに入り浸っていた。
帰りの飛行機の出発時間が午前8時台であったので前の日に香港に戻り一泊して余裕を持って空港へ向かう予定であったが、この時は調子が良かったのでこのままゲームを続けて明け方のフェリーで帰ることにした。
日付が変わった頃リスボアを出てフェリーターミナルに近い無機質な体育館のようなカジノ(名前は思い出せない)に移動した。
客も少なく奥の方のテーブルには布が掛けられ電灯も消されていてうらぶれた雰囲気であった。
それもあってかリスボアで蓄えた金はみるみるうちに無くなり更に追い銭を払う羽目に陥った。
数日前マカオの港に着いた時マカオ発の時刻表をチラッと見たのだが夜中でも1時間に一本はあったような気がしたので5時台のフェリーに乗ろうとターミナルへ行くとなんと5時台だけがなかった。
6時台のフェリーに乗って香港に着くと入国審査で手間取り、地下鉄の駅まで走り空港へと向かった。
空港に着いたのは出発時間の10分ほど前だったが搭乗手続きは既に終わっていた。
大きな目をしたインド系のお姉さんに「ちょっと遅すぎたわね」といわれ、悄然として空港を後にした。
私のチケットは格安航空券で指定された日の指定された便にしか乗れなくて、乗りそこなった場合紙屑同然となるものであった。
市内に戻り旅行代理店や格安チケットの専門店など見て回ると東京までの片道で40000円前後が相場であった。
痛い出費だけど仕方ないかと思ったが諦めきれない。
ダメ元で航空会社に掛け合ってみようと翌日香港島の高層ビル群の中にあるエアインディアの香港支店を訪れ、仔細を話し何とかならないかとお願いした。
15分位待たされた後、これ又大きな目をしたインド系のお姉さんが現れ「ご存じとは思いますがこれはFIX・TICKETで効力は既になく破棄するしかありません が次の便に空席があるので新しいチケットを用意してあげます。」といわれ、事なきを得た。
私のみすぼらしい姿を見て憐憫の情を催したものと思われる。
又マカオに行くことも考えたが香港の街は歩いたことがなかったので泊まっていたペンションを延泊し香港見物をして、そこそこの料理も食べ日本に帰ることができた。
マカオの老舗的カジノリスボアである。
ここは地元民も参加できるので人熅れと喧騒に満ちた正に鉄火場という表現が相応しい。
お疲れさま。
旅慣れてらっしゃる様子に感心しました。
勿論大当たりなんぞせずに帰国したとか言ってました、その後自分は転職した後友人から電話が有って、転職したいので再就職先を紹介してくれと言われ勤めていた会社の社長に頼んでみました。 しかし急に断りの連絡が有って、結局他社に行ったとかとの事でした。
優柔不断な人間とは分かっていたのですが、孤独で我がままな生活が身に付いているのか、それからは何の音沙汰も無く色んな性格の人が居るもんですね。 自身の会社も倒産しましたけどね、まあカジノとかの博打屋は胴元が儲かる様に成ってますからね!
私は以前スマホとかもない時代、香港の空港で出国審査も終わりお店で時間を潰していたのですが、時計の時間合わせのネジが浮いていて、時計が止まっていました。
本当の時間はかなり搭乗時間が迫っている感じで、慌ててゲートに行き間に合いました。それ以来自分の時計だけを見るのをやめました。あははw
>> まきぴ~ さん
>それ以来自分の時計だけを見るのをやめました。あははw道を聞くのも2人以上に聞いた方が良いです。
(今はマップとGPSがあれば大丈夫か?)
カジノで使うお金なんて全くないですからねぇ。
普通に生活するだけで大変です。
>> seno01 さん
>「ご利用は計画的に」これが難しいんですよね。
これができないから私の旅行は基本的に「無計画」を信条としています。
トラブッても第三者の目線で楽しく眺めている自分がいます。
大量のチップありがとうございます。
次回の旅行(三途の?)の足しにします。
>> クリームメロンソーダ さん
言うだけはただですからね。航空会社にしても前例のないリクエストだったと思います。
こういうのが頻繁にあったら制度が崩壊し収拾がつきませんからね。
>> 1953生まれ さん
言ってみれば人生そのものが博打ですからね。尤も人生の博打の胴元は誰になるのでしょうか?
>> よっちいぃ さん
人生万事塞翁が馬良いこともあれば良くないこともありますね。
だから人の世は楽しい。
>> まきぴ~ さん
当然(?)無償でした。私は夏時間に変更になった日にそのことを知らず駅員に指摘され慌てたことがありました。
長編成の列車でしたので車輪の間を潜り抜けて向かい側のプラットホームに行き着くことが出来ました。
>> せんちゃん さん
独り身で最低限の生活をしていますからたまには羽目を外します。下世話ですが以下の勘繰りで、
-因みにその時の交渉言語は英語(エゲレス訛り)、中国語(勿論上海語)、日本語(関西弁系)、その他言語やミックスですか?
-振替便の遅延ありましたか?
-大きな目をしたインド系中国人(多分)のお姉様にチップ弾みましたか?
-当局に尾行監視とか感じた事ありましたか?
興味本位で申し訳ございません。
>> アリタリア さん
ウワッ何の容疑だろう
神妙に陳述いたします。
〇交渉言語は英語(酷い日本訛り)でした。
〇記憶に残ってないので遅延はなかったと思います。
〇チップのことなぞ一切考えに至りませんでした。
〇善良な日本人として行動していますので尾行監視などあると感じたことは一度もありません。
以上、お役に立てたら幸いです。立てなかったら御免なさいです。