テレビの昇降装置 2題
我が家のテレビは40インチでパソコンのモニターとしても使っている。
テレビとして見る時とモニターとして視る時とで目線が異なる。
それでテレビを自在に上下に動かせるようにしようと試みた。
滑車を使うのが最も簡単で安価にできそうであった。
テレビの重さは8kgである。
定滑車を使えば8kgの錘が必要になるが少しでも軽くしようと動滑車を一個かませることにした。
これで4kgの錘が必要になる。
テレビの両端2ヶ所で吊るので2kgの錘2個必要になる。
2kgと言えば2Lのペットボトルに水を満タンにすればすぐできる。
これでテレビと錘は釣り合うのでどの位置でも静止する(筈である)。
滑車は小さいものでも結構高いので戸車で代用した。
テレビと錘が触れてスムーズに動かない時があるが両者を離して設置すれば改良される(筈である)。
約一年経過
こちらは55インチのテレビである。
もっと大きなサイズが欲しかったのだが一人で安全確実に運搬設置をするには55インチが精一杯の大きさであった。
前と同じように上 下移動させたいのだが滑車で吊るにはテレビの重さが16kgあり錘も含めたら24kgになる。
鴨居や廻り縁が荷重に耐えられるか心許なかったので床に設置する装置を探し、自動車に積んであるパンタジャッキを使うことにした。
ハンドルを手で回すには時間もかかるし疲れるので電動ドライバーで回すことにした。
ドライバーに取り付けているのはテント張りに使うペグである。
パンタジャッキの上面は3x4cmしかない。
テレビを置いたら確実に倒れるので上からロープで引っ張って安定するようにした。
これは前のテレビのものをそのまま使える。
又ペットボトルの重さで相殺されるのでテレビの重さは12kg相当になる。
動作が緩慢であるのはドライバーの定格が7.2vであるのに3.7vのリチウム電池一個で動かしているからである。