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【昔の鉄道写真】クハ415-1901(2階建て車試作車)

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今回は2004年年末の常磐線のお話。来訪してた時は前夜に雪が降ってて、上野でも雪が積もってましたね。
さて、この時の常磐線の上野口中長距離普通電車は415系(一部403系)が主に活躍していた時代。写真の鋼製車体の電車の他にもステンレス(415系1500番台)車体が時には混成して活躍してました。
ちなみに501系も既に存在していましたが、当時は上野~土浦間の限定運用でした。

そんな中に混じって運用されていた”試作車”がありました。

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それがこのクハ415-1901。415系最終増備車の1両であり、後の2階建てグリーン車や215系、果てには瀬戸大橋を渡っているJR四国5000系の礎ともなった車両です。
…しかしまぁ、この「211系顔をそのまま2階建て先頭車にしたらこうなりました」顔が何とも言えないですね、帯もど真ん中縦1本ですし😅

結論から言うと、この車両に乗ったのはこの日1回限りで2007年に廃車になってしまいました。

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車内は2階が2-3人掛けのシート構成だったり…

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先頭部分がこんなシート構成だったりと、いかにも試作車!って感じの座席配置をしていましたね。

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更にはこんな表示機もありました。
正常に点灯していたかどうかは定かではないですが…

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この2階建て試作車の特徴としては他にも編成構成にありまして、反対側の付随車は機器構成的にもクハで良いはずですが、車体重量的に4連単独運用は厳しいとの判断からかサハ411-1601となっていて、同期の4連(クハ411-1534など)との8両半固定編成、更にもう4連繋げて12両編成で常時運転されていたみたいです。
その為、運用が非常に限られて朝晩1往復づつしか運用してなかった記憶があります。

ちなみに、ステンレスサハ411は非常にレアでこの1601含め2両しかいませんでした(他には先頭車捻出用に製造された1701のみ)。

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んでこの編成、登場当初はオールステンレス車両だったらしいのですが自分が乗る直前に構成変更があった模様で、自分が乗った時はクハ415-1901の後ろが鋼製車体のモハユニットという構成になってました。
この様な組み方が出来るのも415系の特徴だったりしましたね。それを見越して、ステンレスモハユニットは色々と機器調整したみたいですし(電動機のへの限流値を下げてるらしい)。

…というわけで、415系試作車のお話でした。


2 件のコメント
1 - 2 / 2
当時、私は103系や銅製415系・403系目当てで上野に来ていたことが多かったですね。この2階建てクハ415系も知ってはいたのですが、モハじゃなかったのとなんだかんだで211系のお顔たったこともありあまり興味が有りませんでしたね。
一度乗ったことがあります。
たしか、上野から乗って、牛久あたりまで行った記憶が。
一番先頭車両のみの2階建て・・ としか記憶に残ってないです。
しかし、2階建新幹線の先駆け「MAX」や、215系も乗ってみましたが、座れてもシートが狭いせいか、窮屈で何度も乗りたいとは思わないですね。。
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