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ケーブルを検討中…PD非対応って何?

持ち歩き用のPDの充電セットを1つ作りたい。
充電器+Cケーブル+Lightningケーブル。

Mac購入を視野に、30Wアダプタを買った。(サイズと予算の関係)
Lightning(こっちは所要20Wを超えるものを追加する気がないので気にしなかった)も購入済み。

Cケーブルは100均でいいやと思い、ちょっと見てみたところ、次の3つがあった
・60W、通信対応 220円
・60W、通信不可 110円
・5V3A、通信対応 110円 PD非対応と明記

上は普通。真ん中のはたぶんD±を潰しているのだろう。
疑問は一番下である。なぜPD非対応なのか。

電流値に制限があるのはわかる。発熱もするし。実際20V 3Aの60Wを超える時は電流の方が上がっていくので、それが危ないってんでeMarkerがあるわけで。

で、3A対応のケーブルだと公称しているこのケーブル。なぜ電圧の制限を公称しているのか不思議。
1.能力的な観点
 別に乾電池から電気を流しているわけてはないので、電圧を上げたからって勝手に電流が上がることはない。電流が上がらないならケーブルの中身的には問題はないはずだ。

2.実際的な観点
 そもそも5Vに制限できないでしょうという話。「PD対応の機械に繋ぐな」とは一言も書かれていない。PD対応機器に繋いだ際、C-Cのケーブルに向きがない*ということはPDのネゴシエーションが発生する素地はある。9Vで成立した給電を如何様にして阻害できるのか。ヒューズでも入れてるのだろうか。仮に入れてたとして、一般人はPD対応とか気にせずに繋ぐ。「Macに繋いだら必ず壊れるケーブル」だとしたらそのうち製造者責任を問われる。

一体このケーブルはなんなんだろうか。

*向きのあるC-Cケーブルの例として、A-CケーブルのA側にA→Cの変換を入れた場合のC-Cケーブル。


36 件のコメント
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PD非対応=eMarker未実装の意味で使われていると考えるのが妥当
出典:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/config/1071659.html
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> gavotte@新型NISAウイルス さん

私も調べたのですが、2020年前の記事は60W以上のものをPD対応としていた傾向があります。あまりあてになりません。

セリアなんですけどね、PD対応60Wって宣言しているものと非対応(5V3A)と書かれているものがあります。見た目も大差なく、(5V3Aのものについて)「eMarkerがないから非対応って書いた」にしては少し違和感があります。

img_ccline_pc.jpg

PD対応ケーブルは USB-Cコネクタ-のCCラインを使って情報交換して端末側がこれだけの電圧の電流を流していいですよ情報を送りそれに見合った電圧と電流が流れます
恐らくは 5V3.0A専用ケーブルではその制御するチップがケーブルに備わってないのだと思われます。
私もPD非対応のType-Cケーブル買いましたが、スマホでPD充電できました。多分、eMarkerが入っていないから60Wを超えるPD充電をしないように書いてあるのでしょう。

消費者がPD充電を知らなかった場合でも、説明書に書いておけばPL法はクリアできるのではないですか?
テーブルタップでもやろうと思えば15A以上流せますよね。これを知らずに20A流して火災が起きても「15A以下で使用のこと」と書かれていればセーフです。
簡単に言えば、「設計上」5V3Aを超えた場合の想定をしていない。
というだけの話では?

9Vで成立したら大抵2A流れるだろうし、そしたら設計から2割もオーバーですよ。その余裕はないって事でしょうね。
・emarker付き PD60W超対応
・emarkerなし,通信はできる PD対応60W(20V3A)まで
・通信できない,充電専用 PD非対応
だと思っていました。
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> えでぃ@🔋100% さん

製品はPD非対応だ、と言っていますが、繋いでしまえば消費者の側に基本的に選択権はないと思います。
コンセントの15A制限なら機器を繋がなければいい話ですが、スマホの場合どの数字で電気を引いてるのかはテスターがなければわからないわけで。「非対応」であって「禁止」でないことから、「PDの速度はでないよ」という解釈しかできず、それでケーブルが勝手に事故られても困るとおもんですよね。
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> かくいち さん

3Aの設計に5Aとか引いたら怖いと思います。
5Vの設計に20V…5Vで動くチップとか積んでたら怖いですが、eMarkerがない以上はCCもあるただの通り道で、どこにやばい要素があるのかがいまいちわからないんですよね。

そもそもおそらく繋いでしまえば20Vが引けてしまうような設計に見えていて、引けないようなケーブルにできるの?っていう疑問があります。引けない設計にできないくせに20Vに耐えられないのなら、それはそれで問題です。「Macなどに使わないでください」などがなければ勝手に15Wになるのだろうと思われて60W引かれるのは容易に想像つきます。

>> 水河 さん

確かにメーカーの言い訳(免罪符)になっている面はありますね。100均商品を使うには、「ある程度の知識とリスクの許容を必要とする」とも言えます。安心のためには、ちゃんとしたメーカーのケーブルや充電器を使うのが良いのでしょう。
水河
水河さん・投稿者
マスター
ダイソーに来てみました。(記事本文はセリアです)

3.0A対応と書いてあるが、PDに対応していないとは一言も書かれていないケーブルがあります。PDに対応していると書いてあるケーブルもあります。

不思議な世界ですね

GridArt_20240416_210043611.jpg

>> 水河 さん

上はダイソーで買ったType-Cケーブルです。中身は使用中です。3AでPDについては触れられていません。「3Aを超える機器には使用できません」とは書いてあります。

100均は混沌とした世界です。AliExpressはさらにその上を行きます。Temuは使っていないので想像ですが、最上級の混沌とした世界に思います。
玉石混淆の玉と石の割合が違うとも言えます。
こんにちは😃

モノとしては使えるのかもしれないけど保証してません。みたいなものかと思います。

違う業界ですけど、「タルク」なる白い粉があります。工業用、化粧品用があります。医薬品用もあります。工業用と化粧品用の主な違いは、化粧品用として検査のをしています。特に鉛の試験かな?工業用は試験項目が違います。

ケーブルもコストのために、部品の検証や検査をやっていないから「非対応」なのかな?と思います。動くかもしれないけど、ね。
ああ、説明の「できません」という言葉の解釈って話ですね。

1,物理的な可能の意味(保証の範囲)
できてしまうが、そのように設計されていないので火災等の危険がある。
超えた利用は利用そのものが保証されない。

2,法律的な可能の意味
できてしまうが、法律に抵触する。法令上のできないに該当。

3,構造的な可能の意味
想定を超えた使い方ができないように作られている。


法律の絡む試験で
資産を隠す事で納税額を少なくすることができる。
という〇×問題があれば「×」が正解なのは言うまでもない。
だが、実際に資産を隠して納税額をごまかす人間は居ます。
だからといって「できる」にはならないのですよ。

できる、できないで考えると
立ち入り禁止は、座った状態で入るのはOK?という問答のようになってしまいます。

5V3Aはそれ以上の機器で使用「できません」は
これは最初の3つの意味のどれかのような解釈ではなく
5V3Aの製品は利用時に利用者が気を付けてそれ以上の条件になる状況に機器を接続してはしてはいけません。という意味なのです。
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> かくいち さん

コメント欄の話のせいで脱線してますが、ケーブルの中身がPD非対応で何が省略できようか、できなくね?ってのが本題です。
通しちゃいけないのに通れるのは問題、(→ならばそんな事故る仕様にするか?)という逆説的な論拠として使ったものです。

あえてできるできないの文言に軸を置くならば、脱税の例だと、確定申告では「禁止だからできない」なのに対し、給与所得のみの場合「勝手に源徴等されるからできない」、いわば脱税非対応です。

一般に「非対応+禁止」であれば禁止でしょうが、「非対応」のみでは仕組み的に非対応と解するのが相当です。「USB3.0非対応」と書いたとき、「青い端子に挿してはいけない」とは解さないでしょう。
このような「非対応」のケーブルについて「Macについてきた充電器に繋ぐのやめようかな」となる消費者は多数派ではなかろうと考えます。

もしそれで問題が起きるようなケーブルなら存在が許されません。勝手に税額間違えるe-TAXが存在を許されないのと同様です。
問題が起きないならなぜ5V制限をつけているのだ、となり、総合してC-Cケーブルの結線上説明がつかない。こいつは何者だ?となったのが記事本文となります。
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> Y. Daemon@ポリアモラス さん

検証をしてないから非対応、はたしかにありそうです。ただ、そんなUSBケーブルが存在してはいけない気がします。一般消費者が思う「非対応」の趣旨と、現実的な使われ方との乖離が大きすぎます。
PD「非」対応でも、PD充電できてしまうのですねー、驚き!
それで発火する可能性もあるのですか?
水河
水河さん・投稿者
マスター
今日、最近できたセリア店舗をもう一度見てみようと思います。
以前、C-Bケーブルが欲しくて探していた時に、パステルカラーのC-Cがあって気になっていたものです。そのときに私が「充電専用」とか「5V3Aまで PD非対応」とかいう表記を見落とすとも思えない(謎の自信)ので、改めて確認しようかなと。
gavotteさんのリンク先によると、充電器の製品によって違うみたいですねー。規格として決まったものではないんだー

>eMarkerの実装されていないケーブルが接続されていることを検知した充電器が、USB Type-C Current、つまりデフォルトバスパワーの5V/3Aをレポートするものもある。
目的外や仕様と異なる利用ができないようにすべき、というお考えのようにお見受けしました。

>もしそれで問題が起きるようなケーブルなら存在が許されません。勝手に税額間違えるe-TAXが存在を許されないのと同様です。

では、税額を間違える可能性があるe-TAX以外の存在は許されないのでしょうかね?
税額を間違える可能性のある人間の存在は許されるのですか?

もちろん人間が間違えるからケーブル側が安全に作られていればという事もありますが、それを言うなら、安全性の高い容量の対応品のみ製造しろって話になりませんか?
ただ、データ通信(転送)として利用したい人に過剰な品質を押し付ける事が必要という考えになってしまいますよ。

途中にテーブルタップ(延長コード)の話が出てきてますが
延長コード等の仕様は必ず15Aとは限りません容量の少ない製品だってあります、家電で15A使用する機械があったとして、15A以下の延長コードが利用不可になるようになっているなんて話は聞いた事がありません。たこ足による容量オーバーや束ねた状態のまま利用できないようになっている製品も聞いた事がありません。

この場合も
もしそれで問題が起きるようなケーブルなら存在が許されません。
なのでしょうかね?

存在が許されないと思っているのは水河さんがそう思っているに過ぎないと感じました。
世の中のと言う仕様(日本の法律)がそれを(表記する事で)許容しているのです。

私はそう考えます。
(すみません何もわかっていない者ですが)
そんなに危険なのだとすると、ケーブルが悪い、というよりも、PDの規格自体に穴がある、って話にはならないんですかね。

3Aを超える電流を流して良いかどうかはチェックしているみたいだけど、、、
3Aまでなら認証チップがないケーブルでも利用可能という規格らしいですね。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61544670V10C20A7000000/

これはどれくらい危険なこと?
ちょっと専門的で私も流し読みしただけなので完全に理解はしていませんが、USB PD規格の解説記事があります。

はじめてのUSB [USB Type-C™ 及び Power Delivery規格入門]
https://www.marubun.co.jp/technicalsquare/10483/

これによるとCCピンを通じてソース側とシンク側が通信(ネゴシエーション)して電圧や電流をコントロールするので、ケーブルにeMarkerがない場合は60Wを超える充電をすることは起きないように思えました。
たしか60Wを超える物にはeMarker(チップ)がついたケーブルが必要。
https://funq.jp/flick/article/541199/

逆を言えば、チップ非搭載でも60wまでなら通そうとしてしまう。
そんな感じと理解してます。
5V3A(15w)のケーブルに20V3A(60w)を流そうとする可能性があります。
4倍ほどの量です。
ケーブルは抵抗が存在しますので電気を通せば必ず発熱します。
規格内であれば、破損しない一定の所で発熱と排熱が均衡します。
規格以上の電気を流せば排熱が発熱に追いつかず、破損(発火)の危険があるという事になります。
端子のメッキや材質、ハンダの純度や面積、ケーブルの材質や断面積、製品によるバラつき。それらを考慮して設計されてます。
(基本的には安全係数を考慮しているでしょうから、規格オーバーですぐ壊れる(危険)とは限りません)

想定規格内であっても断線しかけのケーブルは当然断面積が減っていますので発熱します。また端子の変形等も同様です。
それらの危険は調べれば発火に至るトラブルも出てきます。

規格外が必ず危険という考えではないため60Wまでは細かくない。
しかし、規格内なら安全、という訳でも無い。
ケーブルってのはそんな感じ。

>> かくいち さん

> 5V3A(15w)のケーブルに20V3A(60w)を流そうとする可能性があります。
> 4倍ほどの量です。
勘違いされていますね。60Wを消費するのはスマホです。電流をI、ケーブルの抵抗をRとして、ケーブルの損失電力Pは P=I^2*R となり、電圧の影響を受けません。よほどの高電圧ならケーブルの耐圧が問題になりますが、20Vで耐圧が問題になることはありません。
そうですか。大丈夫そうで良かったです。

PD非対応のeMarkerが載っていない百均ケーブルで充電した場合、PD充電の規格上、勝手にPD充電になってしまう。
電圧を上げて充電されるけれど、ケーブルは電圧の影響を受けないのですね。

5V3A(15w)のケーブルで20V3A(60w)の充電をされても問題無いはずだと。

ただ、eMarkerのチップが載っていないので、「PD充電非対応」と掲載されていると思われる、という事なのですね。
賢くなりました。良かったです。

(ま百均のケーブルで、大事なモバイルPCと高価なPD充電器を接続しようとは思わないですけど)
えでぃさん

なるほど、私の不勉強でイメージのみでお話して申し訳ありませんでした。
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> かくいち さん

禁止と書いてあれば禁止です。
非対応と書いてあるだけなら禁止と解するのは無理です。
禁止されていることを勝手にやった人が事故るケースで存在が許されないとは一言も言ってません。

スマホと充電器を繋いだとき、それがPD対応であれば、仮に「PD非対応」ケーブルでもそれを防ぐ術はありません。しかし繋ぐなとは言われてません。

「『USB 3.0非対応』を青い端子に繋いでデータを流したらデータが全部消えた」とか言ったら大問題でしょう。非対応と禁止の語は使い分けるべきです。これが「青い端子に繋ぐな」と書いてあれば、責任は消費者です。この違いわかりますでしょうか。コンセントの場合は繋ぐなと明記されているのです。前提が異なります。責任を逃れたいなら必要なのは「使えない」の語ではなく「やるな」の明記です。
水河
水河さん・投稿者
マスター
そして大前提ですが、本題は「非対応と書いておきながらPDが流せるケーブルを売るな」ではないことも踏まえていただきたいですね。

(C-Cケーブルとして一般的な結線であれば)「非対応といってもPDは通るはずで、それを防ぐ術はない。さらに電圧が変わっても3A上限が同じなら発熱も変わらない。電圧の変動でなにか起きるとも思えない。【問題が起きるなら逆にそれが問題。危ないものを売ってることになる】。」
→このケーブルなんで非対応とか書いてるんだ?
という本題につながっているものです。
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> えでぃ@🔋100% さん

よそ宛の返信引用して申し訳ないのですが、

>20Vで耐圧が問題になることはありません。
絶縁破壊の可能性があることを投稿してしばらくしてから考えましたが、実際のところ20Vが絶縁破壊するような被膜って、製造上あり得るんでしょうか?
そんな薄い被膜の線を調達するほうが金かかる気もしますね。

>> 水河 さん

> 20Vが絶縁破壊するような被膜って、製造上あり得るんでしょうか?
微細なケーブルならあり得るかもしれませんが、さすがにUSBケーブルの被覆には20Vで絶縁破壊する素材は使わないと思います。
たぶん逃げでしょうけど、あえて指摘するとすれば5Vまでの耐電圧しかなく、20V入れたら絶縁層がぶっ壊れてショートしてしまう可能性もなくは……ない。
※いくら何でもヨワヨワ絶縁層
eMarkerチップ内蔵(や C-AUTH認証)の 有無

 ケーブルの規格も 充電器に 送れるので ケーブルの(設定)容量の範囲内で 安全に 送電できる

第940回:eMarkerとは
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/keyword/1232948.html

 偽eMarkerも あるので…

>> えでぃ@🔋100% さん

 コンセント1回路が 100V 15A で 1500Wに 制限されているので、
 ブレーカーが落ちる(落ちないと困る)

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USB typeC の規格が 5〜20V 3A なので、
5V 3A 品は
USB typeC っぽい 何か ですね
USB typeC タイプ 5V 3A 品 かもしれません

実質的に PD非対応15W充電器 か
PD充電器のPD非対応15W充電用のケーブル?

 PD27W【未満】充電器は PD対応ケーブルを使用しても 5V 3A しか 出力しないので、
PD非対応 USB typeC非対応 5V 3A ケーブルでも この用途に限り 違いはない
(5V 3A 出力 一択 なら 5V 3A ケーブルでも良い。充電器もPD非対応15Wでも良い)

(画像は)
はじめてのUSB [USB Type-C™ 及び Power Delivery規格入門]
https://www.marubun.co.jp/technicalsquare/10483/

>> _カブ さん

瞬間的には落ちないと聞いてます。
※2000w電源の説明時に言われた

IMG_7908.jpeg

>> _カブ さん

USB typeC はコネクタの形状の規格で、何ボルトまで対応とか決まって無いのでは?

PDの最新規格では、240W(48V/5A)まで行けるそうですし。もちろんUSB type-cケーブルでですよ。

_カブさんのリンク先には、
「5V 3A充電サポートでUSB通信をサポートしないType-C機器も規格に準拠した製品です」
と書いてありますよ。
https://www.marubun.co.jp/technicalsquare/10483/
水河
水河さん・投稿者
マスター

>> _カブ さん

PDの仕様を誤解されているかと思います。
ここでの語はホスト≒充電器
デバイスはそのままですね。

C-Cケーブルには充電に関係するピンとしてVBUS、GND、CCがあります。(加えてVconnがありますが、これはおおよそeMarkerに必要なもので、今回の話は60W以内を前提条件とするので省略します。)

まず古典的なUSBでの充電の話をします。
C-CにはA→Bのようにホストとデバイスの向きありませんし、双方が同じ端子ですから、デバイス同士、ホスト同士を繋げることができます。そこで、双方がCCを使って名乗ります。大雑把に言えばCCに電気を流せばホスト、引っ張ってればデバイスです。(なお、A端子にCCはありません。A→CケーブルはVBUSとCCを抵抗挟んで繋いでいるので、C側のデバイスは「CCに電気が流れているから向こうはホスト」と認識しています。)
つまり、「向きのないC-Cケーブル=CCが適切につながっている」と考えることができます。


PDでは電圧、電流設定のための通信線にCCを使っています。ホストはデバイスにCCを使って自身の給電能力を通知します。ここでお示しの図が関係してくるんです。
PDの規格として、3Aを超えない範疇で、5V、9V、15V、20Vの電圧が掲げられているのです。
例えば20Wの給電ができる時、ホストは
「5V3A
9V2.2A
まで出せます。」
と通知してきます。この通知できる一覧を、表に合わせろってPDでは規格しているのです。20W対応だからって「5V4A」とかやるなよ、って言ってるわけですね。

27Wであれば9V3Aの対応が必須ですので、5V3Aに制限されることはありません。

デバイスが5Vしか耐えられなければ5V3Aを要求しますが、通常は20W最大まで引ける9Vを要求するのが普通です。ここで、60W以内ではケーブルスペックを確認していないので「9V要求されたら普通に通すよね、このケーブル5V3Aとか言ってるけど、通る時には通るよね。なんの制限なん?」っていうのが掲示板の趣旨です。
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