これっ！アーデルハイド！

突然ですが……
（一部の方は御存知だけど😵）
入院しました😃

二年前に入院して心臓をちょびっと焼いたんだけど、症状が再発。
あれよあれよというまに『もう一回カテーテル突っこんで処置しましょうか』という話になって現在に至るワケだ。
明日の処置に備えて今日から入院したのはいいんだけど、とにかく暇でしょうがない。
仕事でもプライベートでも寝てる時以外は大抵ゴソゴソ動き回っているもんだから、急にじっとしていろと言われても、ね……



朝イチで受付を済ませて、病棟へ。
この病院、何故か病棟のナースステーションに事務員さんと思しき方がおられる。
入院の手続きとか案内をやってくれるんだが……

思い出した。
この人、二年前に入院した時にも病棟にいたヒトだ。
https://king.mineo.jp/reports/151346
わたしがちょくちょく余計なことをしたもんだから、めっちゃ怒られたんだ。
挙げ句に『口喧しくてメガネ姿の女性』ってだけで『ロッテンマイヤー』の渾名を付けて、病棟内に広めたんだっけ……🤔

まあ、向こうはわたしのことなんか覚えていないだろう。みかんかピーマンの選別機で流れていくみたいに患者がどんどん入れ替わっていくんだから。

「すみません、こんなところで長々とお待たせして」
病棟の談話室で、ロッテンマイヤー女史がニコリともしないで話を続ける。
「すぐにでも病室へご案内したいのですが、生憎準備が整っておらず、かといって私はこの場を離れるわけにもいかず……」
『えっとぉ、じゃあ何かお話でも……』

「では、入院患者さまの心構えについてお話をしましょうか？」
何か不穏だ。ひょっとして……😰
「河嶋さん、二年前にもこちらの病棟にいらしてますよね？」
ヤバい。バレている。
どこまでバレてるか知らないけど、少なくとも病室を勝手にカスタマイズしようとしたこと位は……
「私、昨日の夜に書類をチェックしていて気付いたんです。アナタが入院して来られることを」

がびーん。
全てバレているようだ。
ひょっとして渾名のことも……😰😰😰

「有り難くも二つ名を頂戴したことは、河嶋さんが退院されて数日経ってから知りました。普段は風紀委員とか生活指導教員系の渾名を付けられるのですが…………」
『が……？』

「不覚にも、その場で噴いてしまいました……言い得て妙、まではいきませんが、やられたっ！と思いましたね」

えっとぉ……
今、わたしは褒められているのか怒られているのか……微妙な立ち位置だ。
まあ、思わず噴いたって位だから冗談として認識されてはいるのかな？

「私ども病棟職員は患者さまに渾名をつけるなんて言語道断、固く禁じられているのですが…その規定が無ければ河嶋さんは…」
『ハイジ、ですか……』

「アーデルハイド、です！いいですか、今回は退院まで大人しくしていて下さいねっ」

『ハイ……』
ロッテンマイヤー女史に導かれ、しょんぼりと病棟を案内されるわたし。

ロッテンマイヤー女史、なんか誇らしげ。
言われなくても、大人しくしてます。

だから、神様。
わたしにもう少しだけでいいからチャンスをください。

へっ？
ロッテンマイヤー女史に仕返しはしませんよ。
健康にしてくださいって神様にお願いしたの😰😰