ムキーッ！

こんにちは。心臓のポンコツからだけは脱出できそうな偏屈おばさん、ポンコツ河嶋桃です。
皆さまのアドバイスや応援のおかげで順調に回復し、入院生活も残り僅かとなりましたが、短い間に色んなことがありました。
愚痴時々感謝、ところによりウケ狙いなお話ですが宜しければお付き合い下さい。

『院内着…えぇっと、サイズがねぇ…大きいサイズもありますから安心してください！』
なんならメンズでもいいよ～。
出てきたのはメンズともレディースとも違う色。何じゃこりや？

『さあ、河嶋さん！カテーテル室へ行きますよ。心の準備はいいですか！』
ニイタカヤマノボレ。パンツァー・フォー！

『さあ、このストレッチャー（正式名称失念！）に乗って下さいね。頭をそちらの枕のほうでお願いします！』
ああ、この何かにタオル巻いたコイツか。
『デカっ！足はみ出てますやん！(笑)』
おまえの位置誘導が悪いからだ！そもそもコイツは汎用だから大柄な男性でも載るハズ。
『さあ、移動しますよ～。うわっ、重っ！(笑)』
アタイ、ガリガリだからそんなに重くないけど。
『同じ重さでも、長さや大きさが変わったら感じる重みが違うんですよ』
アタイは長尺ものか。ビルの鉄骨か。
で、あっと言う間に処置室へ。手技スタッフに身柄引き渡し。

『じゃあ、こちらの台に移ってもらいますよ。僕らでやりますからじっとしててください』
はいはい。落としちゃダメよ。
『○さん、こっち持って。□さんはそっちで、☆さんはそこ。じゃあいっせーの、で！で行くよ』
『ち、ちょっと待って。□さん、あと１人呼んできて』
そんなに嵩高いのかアタイは。これ位の背丈なら世の中にクソ程いるぞ。技術磨くのも大事やけど、身体も鍛えなよ。

『ハ～イ、じゃあ点滴に麻酔薬入れますね。このマスク付けてもらって…麻酔が効くまでの間、僕らはブリーフィングを…』
この時点で寝落ちしてる。
『河嶋さん！河嶋さん！起きて下さい。わかりますか？カテーテル終わりましたよ！』
手技寸前に寝落ちさせて、完了後直ぐに目覚めさせる麻酔の技術は凄いけど、起こす時にアタイの顔をペチペチ叩くのは止めて欲しかったな。
（あとで病棟のナースに聞いたら、『？ふつう叩いて起こしますけど？ほら、ドラマでもやってるじゃないですか』と言われた）
親にだってぶたれたことないのに。（グーとか中華鍋のお玉で『殴られる』は経験あり）

いやはや、なんとも個性的な集団で。
技術はあるんだけど…空気読めっつーか、人に対する気遣いみたいなもんを…

パタリロ！にシバイタロカ博士なる人物がいたのを思い出した入院生活。

おまけ・ナースステーションに何故か事務員さんが常駐している。
で、書類のやりとりとか設備の説明なんかをしてくれるんだけど、勝手にカーテンレールにハンガー吊ったりテレビの位置変えたりしているのを見つかってから、顔を見る度に怒られる。（アタイが余計なことするからだ！）
ナースにも怒るらしい。なので、ささやかなお礼として、年代が似たような感じで面白い話が通じそうなナースにアタイが思いついた渾名を献上した。

ロッテンマイヤー女史。
院内で爆発的拡散中。
本人にバレたらどうしましょう？ニヒヒヒ。

何はともあれ、バシッと細動を止めた医師の皆さま、ロッテンマイヤー女史を筆頭とする病棟スタッフの皆さまには感謝してます。

ありがとね。