IKEAのサメと、河嶋さん：その1😰

スウェーデン語では「イケーア」or「イケーヤ」
日本なら「イケア」
ドイツも「イケア」らしいが英語では「アイキア
」「アイキーア」らしい。知らんけど。
わたしは「イケア」しか聞いたことがないけど、Wikipediaにそんなことが書いてあった。ホンマかいな。

昔（関西では、神戸にしかなかった頃）行ったことがあるけど、めちゃんこ広くてびっくりした記憶がある。駐車場でモタモタしてたら、後続車に『早よ行けア！』って怒られる。
それはネタだ。
言わなくてもわかると思うけど。

お昼休み。営業所の食堂にて。

『で、私に買い物に付き合ってくれと言うことは、その後の組み立てやら設置も含めて面倒を見てくれと……』
「安心してお任せできるのはお二人しかいないんですよぅ😍」
大きな瞳を潤ませながらわたしをじっと見つめる後輩ちゃん。うっ、その瞳に抗う術をわたしは知らない……
「女の子の一人暮らしなんだから、訳のわからないヤツを部屋に入れるなんて有り得ないでしょ！」
腕組みをしながら同僚の西さんがわたしを睨みつける。
わかったよ、わかったから……

広い。
めちゃんこ広い。
下調べしておかないと、どこに展示品があって購入用のブツをどうやって手に入れたらいいか途方に暮れるかも知れない。
後輩ちゃんはベッドを買うつもりでイロイロ調べてきたみたい。
後輩ちゃんと西さんがキャッキャ言いながらベッドを吟味している間、わたしはひたすら暇を持て余していた。売り場を通るついでにジップロックみたいな袋とかハンガーを自分用に買う位、か。
自分用のアイテム購入にも飽きてきた。

そろそろレストランに移動して、ビールでも飲みながらミートボール喰って待っていてもいいだろう。車を運転する訳じゃないし……

と、その時！
店の片隅に佇んでいた女の子と目が合った。

Coup de Coeur！
ちょっと気取った言い方しちゃったけど、要は一目惚れしちゃったんだ。
わたしはふらふらとその子に引き寄せられる。
「ちょっと河嶋さん！どこ行くんですか？」
『ちょっとしたマイ買い物だ』
「ウロウロしてたら迷子になりますよぅ😰」

「で、マジでコレ買うんですか……」

BLÅHAJ（ブローハイ）、というらしい。
身長100cmのサメ。
可愛い。猛烈に可愛い。
でも、水揚げされる魚のようにレジのベルトコンベアで運ばれていくと、猛烈な存在感を発揮する。
隣のレジに並んでる人にガン見されてるぞオイ。

また余計なもの買っちゃった😰😰

だがしかし！
悲劇はこれで終わりではありませんでした😭
【つづく】