MVNOの接続料を計算してみたら、意外な結果に…
大手キャリアのMVNOとの接続料は、2017/03/23に、以下のように報じられていました。
それぞれ、10Mbpsの接続料が
ドコモ 約67万円/月
KDDI 約87万円/月
ソフトバンク 約94万円/月
となっているようです。
mineoが目指す、100万回線と、お昼の速度1Mbpsを参考に、計算してみます。
100万回線を、全てシングルタイプの3GBの契約と考えます。
そうすると、月に9億円の売上になります。
ドコモと、auの接続料の平均が約77万円なので、
利益全てを接続料につぎ込むと、約11,688Mbps出せることになります。
お昼の混雑時間帯に、1万回線で同じように使えば、一人当たり1Mbps出すことができます。
よく考えてください。
これは、100万回線中の1万回線です。
もし、100人中2人が使えば1Mbps以下になってしまいます。
実際には、サポート費用・設備費等が加算されるので、全てを接続料につぎ込めるはずがありません。
実際に計算してみて、初めてMVNOの経営がこんなにもギリギリだと分かりました。
単純計算で算出したので、数値が曖昧になっている箇所があります。
その点はご了承ください。
<参考URL>
「格安スマホ」もっと安く 携帯大手3社が接続料10~20%引き下げへ(1/2ページ) - 産経ニュース
http://www.sankei.com/economy/news/170323/ecn1703230003-n1.html
-----10月1日 21時16分
一部、数値等に誤りがあったので訂正しました。
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10 件のコメント
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イメージとは裏腹になんだかんだ言ってキャリヤの方がまだまだ優勢ということですか。
ちなみに私の同僚のスマホの人は私以外全員どこかのキャリヤです。
大手って強いですね。
https://s.news.mynavi.jp/articles/2017/10/01/mvno/index.html
超高速独占プラン&超激安激混プラン
https://king.mineo.jp/my/dbe9a18d04364e75/reports/3887
この記事の担当者コメが笑える。
「(自分では)買わないですね。富裕層じゃないんで」
https://mobareco.jp/a74814/
1年前にしても月30万は桁1つ多い気がするし、ネタ要素なのだろうけど、本気で1Mbps独占しようと思ったら万単位かかるのだと考えさせられました。
スピードが出ない怒りの矛先はキャリアに向けるべきなのかも知れません。
競争する事によって下がって行く事を願うばかりです(¨̮🙏)
> そうすると、月に16億円の利益になります。
デュアル3GB Docomo100万回線で売り上げが16億円です。
au、シングル、容量違いがあるので実際はこれより少ないかと。
※利益ではなくて売り上げです
あと、
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/disclosure/mvno/business/gaiyou.pdf
を見るとわかりますが、接続料以外に回線ごとの基本料金も必要なので、一人あたりの帯域はもっとずっと少なくなります。
実際には、100人分の回線を1人で占領して、やっと1Mbps出るかどうかでした。
無線で帯域確保は厳しいですが、有線だと帯域がほぼ確保されたものは安く手に入るので、速度を気にする方はMVNOは使わないのだと思います。
時間によって遅くてもいいが安くというのがmineoの需要だと思うので、遅すぎない程度に頑張ってもらえればいいです。