【SIM道楽】国内4キャリアのメインブランド、サブブランドが使用するアクセスポイントを眺めてみた
ネットワーク接続のパフォーマンスに影響を与える一つの要素として、どのアクセスポイントを経由してネットワークに接続するかということが挙げられます。一般的にアクセスポイントの違いは、許容バンドの優先順位やCA、そして利用可能な帯域幅などなど、パフォーマンスを影響を与えると思われる要素の違いを含むことになります。国内キャリア4社のブランド戦略に使用されているアクセスポイント間の関係は下表のようになります。
各社各様~色々な考え方が見え隠れするようで何とも面白いです。
( コンシューマー向けの主要なものだけをピックアップしているので全てのアクセスポイントを網羅しているわけではありませんのでその点…ご理解下さい)
①メインブランド、プリペイドブランドの全て同一の Rakuten回線 ==> rakuten.jp
②メインブランド、サブブランドが同一の ドコモ回線 ==> spmode.ne.jp
③メインブランド、サブブランドを区別している SoftBank回線
メインブランド ==> plus.4g
サブブランド ==> plus.acs.jp (.v6)
④ブランドごとに区別している KDDI回線
メインブランド ==> uad5gn.au-net.ne.jp
povo1.0 ==> uno.au-net.ne.jp (4G), uad5gn.au-net.ne.jp (5G)
povo2.0 ==> povo.jp
UQmobile ==> uqmobile.jp
Rakuten回線、ドコモ回線は、ブランドに差をつけることなく、いずれも単一のアクセスポイントを利用しています。それに対して、メインブランドとサブブランド(LINEMO, Y!mobile)を区別している SoftBank。さらにブランドごとに個別のアクセスポイントを設定している KDDI回線となっていることが分ります。
同じキャリアでありながら、アクセスポイントの違いによりどれくらいの接続品質の差を感じるかはユーザーの環境(デバイス、基地局、人口等)によっても異なると思いますが、何らかの差が有っても不思議ではないということが言えると思います。
メインブランドとサブブランドでは異なる~とは何となく理解していたとして、サブブランドと一口で言っても、「LINEMOとY!mobileは ほぼ同じ接続品質(パフォーマンス)が期待できそうな雰囲気」なのに対して~「 povo1.0, povo2.0, UQmobileはそれぞれ異なる接続品質(パフォーマンス)になってしまうのかも」~と、まぁこんなことが容易に想像されると思います。
いわんや、限定小幅帯域で個別のアクセスポイントを設定しているMVNOの接続品質は…「そうでない人は、それなりに~」って昔の富士フィルムのコマーシャルみたいなことになるのでしょぅ。
楽天モバイル好感派の当方としては、激安の「楽天モバイル・プリペイド」がメインブランドと同一のアクセスポイントに接続して、接続パフォーマンスもメインブランドに遜色ない接続品質を提供してくれていることを確認しているので、有り難さを感じています。
-- 参考:TMS
https://jpn.nec.com/nsp/tms/product.html
勉強になります、感謝!
楽天モバイル・docomo>>SB>au>>>略。
au=povo2.0=UQとか説明しているアフィリエイトサイトは無責任。
にあるとおり、APNはPGWの指定に使われているだけですので、基本的に「許容バンドの優先順位やCA、そして利用可能な帯域幅など」の制御は別のレベルで実施しています。
>> ひみつ77@👈👉ご安全に! さん
>実際の制御は、IMSIを見ているのでは…はい、ご指摘の通りだと思います。
アクセスポイント(APN)名は単なる接続ポイントの指定だけなので、IMSI(サービスプラン仕様)に基づいて、接続先での具体的な制御が行われるということなのでしょう。
その「異なる制御レベルが複数必要」とするような複雑(面倒)なキャリアの場合には、アクセスポイントを予め用意しておいて最初から振り分けてしまう方法も取り入れやすいのかもしれません。
要はそんな「異なる制御レベルが複数必要」な複雑(面倒)な仕組みで管理するのか、シンプルな仕組みで行くのかという思想の違いもあるのでしょう。
>> Parama000 さん
>au=povo2.0=UQとか説明している…「au回線だから皆同じ~」みたいな表現は不正確というか、正しくないと思っています。
>> ゆ~ちゃん84 さん
はい、仰る通りですね。「アクセスポイント(APN)名は単なる接続ポイントの指定だけ」というのは皆さん周知されていることかと思います。
ひみつ77さんへの返信でも書きましたが、実際の制御はIDとIMSIに基づいてアクセスポイントの接続先で管理されることになるのでしょう。
異なる制御(管理)レベルへの接続をアクセスポイントで区別してしまうというのも簡便な方法かと思います。
>> たかやす@juantonto さん
>spmode に時代の流れと一抹の寂しさを…spmodeに郷愁を覚えながら、そしてKDDIの複雑(面倒)なアクセスポイントを横目で見ながら 楽天モバイルをお得に楽しみましょう~(笑)
>> kc_iOS9.2.1 さん
超久しぶりにdocomoの契約をして(eximo→irumo 0.5GB)、APNが昔と変わらないspmodeだったのには驚きました。>> えでぃ@🔋100% さん
>docomoの契約をして>(eximo→irumo 0.5GB)、
>APNが昔と変わらないspmode
私の記憶が正しければ…
ahamoを発表する際に「まさかサブブランド化した廉価版でお茶を濁すんじゃないだろね~」とお上から釘を刺されて、それまで準備していたアクセスポイント(APN)を急遽本家の spmodeに戻した~という経緯があったような気がします(笑)
富士フィルム ではなく
富士フイルム です、イは大きいまま。
同様の事例としてキユーピー、シヤチハタ、キヤノンなどがあります(笑)。
>> 電人 さん
>富士フイルム です、イは大きいままあららら、そうでしたね。失礼しました (汗)
南青山から新設ミッドタウンに本社移転した頃に何度かコンタクトする機会があったので懐かしい会社名だったのですが~もう遠い昔です。
そうすると、povo1.0同様に、au本家も
・メインブランド ==> uno.au-net.ne.jp (4G), uad5gn.au-net.ne.jp (5G)
・povo1.0 ==> uno.au-net.ne.jp (4G), uad5gn.au-net.ne.jp (5G)
ということなのですね。了解しました。
KDDI(au)はSIMとデバイスの組み合わせから始まって、デバイス・ロックやら、細かい区別のアクセスポイントやら、施しているようなので、アレコレ遊びたいユーザーとしては難儀なキャリアです(笑)
>> 電人 さん
>ドコモの回線品質低下…>Massive MIMOの導入が遅れ…
>APNが全部同じことによる…
その辺りは何が原因なのか具体的な説明もないようなので雲の中状態ですね。ドコモだけでなく、最近は auのB18が繋がってもヤケに遅くてイラつく機会が増えてます~(汗)
数年前までは無かったホームルーターの増加とヘビーユースあたり辺りも影響しているような気がしますが。