IIJ勝社長、ドコモ回線品質について「4/26記者発表の前に事前の連絡が全くなかった」

IIJ勝社長が、ドコモの回線品質問題について触れ、ドコモが品質低下事象の記者発表(4/26)を行った際、その前にこちらに連絡が全くなかった事に対して不快感を示した様です。

・【ケータイWatch】IIJ勝社長、ドコモの回線品質問題で
　「苦情が増えている、事前の連絡が全くなかった」と不快感
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1522681.html

構造上当然ではありますが、ドコモ回線を使用しているMVNOも回線品質に困っている事が伺えます。

一方で、NTTの島田社長は8/9の2023年度第1四半期決算会見で「ドコモの最大の売りは高い回線品質」と、現状にそぐわない発言をしている様で現状を正しく理解しているのか疑問に感じる発言をされているなと感じました。（^^；

・【ITmedia】「ドコモはセカンドブランドで負けている」
　「最大の売りは高い回線品質」　NTT島田社長がコメント
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2308/09/news158.html

ドコモの技術部門の担当者のインタビューを読む限り、応急的には周波数間の分散制御で改善を図る事は分かるものの、長期的な対策に関してはあまり見えてこないのが気になりました。

・【ケータイWatch】ドコモの通信品質が低下した理由は
　「コロナ禍明けの人流の急増」――キーパーソンとの一問一答
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1520685.html

・【Impress Watch】ドコモのトラフィック問題と
　「5G政策」の課題
https://www.watch.impress.co.jp/docs/series/nishida/1522072.html

コロナ禍明けでトラフィック量が急増したといえ、他事業者も同様の状況で対処している訳で、NTTグループ内での情報伝達や、外部への広報等があまり上手く行っているとは言えず、風通しがあまり良くないのかなと感じますね。（^^；

---2023/08/10 修正---
IIJ勝社長の発言に内容について見出しと本文を修正しました。