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魂の体外旅行

2年前に投稿した
「死んだらどうなるの?」桜井識子著https://king.mineo.jp/reports/126759
のJijingさんへの返信コメントで触れた
ロバートモンロー(故人)による著書を十数年かけてやっと読破した。

全493ページ。いわゆる幽体離脱体験者の体験談といえば、これが実話にしろSFにしろ面白そうに聞こえるかもしれないが、たいへん難解な書籍で、本を手にとるにはじっくりと落ち着いた時間が必要だった。
著者の二作目になるが、前作とは違い内容は、はるかに濃い。

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前作では肉体を離れた戸惑いが語られ、現地上界、死後世界、地球外の星?を探索していたが、今作の中心は故人に会う場面は少なく、、地球人を経験していない肉体のない意識のみの存在との交流を通じて、地球人類の成り立ちを知り、植物や動物の意識、そして時空を超えて未来までを旅する。

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(⇧前作。左は絶版。ネットで検索するとプレミア価格。右は再度の全訳本)

肉体のない知的存在との会話が、どのように行われるかという表現方法が秀逸で、彼らは映像、体験をまるごと思考の玉である「ロート」にくるんでぶつけてくる。これを開く場面で「クリック」という用語が使われる。
閉じる、回転する、アイデント、Mバンドノイズ…独自の用語を駆使しながら、意識世界とはこういうものだ、というイメージがリアルに伝わる。

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しかし、クリックのたびごとに場面が飛躍して「これ何の話だっけ」となることしきり。
彼の著作には「神」とか「霊」とか対象を自らの固定観念で表現する言葉はほぼなく、彼の出会った存在がそういうものなのかどうかは、読者の判断に委ねられているのが、この手の著書としては珍しく、また、それゆえに理解しにくい部分もある。

読後はやはり、意識世界の構造に驚愕した、としか言いようがない。
いずれ3作目を読むことになるだろうが、手をつけるにはちょっと勇気がいりますね。


4 件のコメント
1 - 4 / 4
ロバート・モンローの3部作、10年位前に読みました。
「魂の体外旅行」が最も内容が濃く、今まで読んだ本の中で一番面白かったです。ロートって便利でいいな、と思いました。
3つ目の本は、体外離脱して、迷っている他の魂を助けに行く、という内容だったような…。

>> キョロピー さん

まぁ、コメントはつかんだろう、と覚悟して投稿しましたが、コメントありがとうございます。

3作目はリトリーバルですか…。
途中まで読んで読むのをやめてしまった本は多々ありますが…
この本に関しては、一作目の死後世界を解き明かした原理が納得いくものだっただけに、これは読まねば、の執念で、難解さを幾度と前のページを読み返しつつ読破しました。

宗教感は微塵もなく、意識世界に科学的にアプローチした彼の姿勢がいいですね。
ゲートウェイエクスペリエンスCD7巻まで持っています。
今までほとんど聴いてなかったけれど、今後少しづつ人生が変わることになると思います。

>> おれんぢ式部@🪳バル㌠🪳 さん

ご返信ありがとうございます。
仰る通り、モンローさんの探究姿勢がいいですよね。
ヘミシンクのCDもお持ちなんですね。
私はそのシリーズではありませんが、左右の脳に違う音を聴かせる、というのに興味を持って、単発のCDを1枚買いました。
何か実感がなくて、ちょっと聴いたっきりです💦

エリザベス・キューブラー・ロスもモンロー研究所で体外離脱のプログラムを体験されたそうです。
調べたら、彼の死後の今でもモンロー研究所もプログラムも続いてるんですね。

>> キョロピー さん

エリザベス・キューブラー・ロスの名前が初耳で、検索するとwikiにもありました。
医学者が死について研究するのは頼もしいですね。

僕自身は、天国や地獄はない、と中学生の頃から疑問を持っていました。
人により国により、様々に多様な価値観があるこの世界で、人の生前の行いを裁く絶対的な判断基準はない、と感じていたからです。

あるとすれば、それは自身の心の中にあるものであり、その自己の意識と世界観に見合った世界に死後は導かれる、というロバートモンローの前作にある解説に感銘を受けたのが20代の頃です。

当時はヘミシンクなどありませんでしたが、30代になってから、リラクゼーションミュージックなどに関心を持つ中で、モンローが脳波を導くCDを開発していたことを知り、強い興味を惹かれたものです。

宗教的な死後世界観への疑問から生まれたモンローとの出会いですが、今は意識とはエネルギーであり活用できる理解を深めたいと思っているこの頃です。
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