猛暑の中のバイクツーリング
災害級の猛暑と言われる中、バイクツーリングに行ってきました。
私のツーリングスタイルは700kmの距離を20時間程度で走る事を基本としていますが、7月度は天候と仕事の休みが上手く噛み合わずに、一度もバイクツーリングに出かけられませんでした。
このままではマズイと思い、時間的に厳しい中ですが行ってまいりました。
今回の目的地は福島県檜枝岐村から新潟県南魚沼の小出へ抜けるR352樹海ラインです。
使える時間は7/29の夜から7/30の午前中です。
隅田川の花火が終わってからツーリングの用意をして、出発は22:00。
東京の下町地区を出発し、下道で外環自動車道の草加ICまで走り、高速に乗り東北道の西那須野ICへワープ。
西那須野ICからR400で福島県南会津を目指します。
上記の写真は下野国と会津の国境にあたる、山王峠トンネルです。
3:00少し前に木賊温泉の岩風呂に到着です。
思っていたより早くスケジュールが進んでいるため、時間調整を兼ねて岩風呂でひとっ風呂浴びていきました。
夜中ですが、岩風呂には男女含め7名程度の先客がいました。皆、地元の人のようです。
夜空が薄っすらと明るくなる頃に岩風呂を出発し、檜枝岐村へ向かいました。
https://i.imgur.com/UV5cNCM.jpg
夜が明け、明るくなった頃に檜枝岐村の道の駅を出発し、いよいよ樹海ラインへ突入です。
早朝のブナの原生林の中をバイクで駆け抜けるのは実に爽快です。
R352樹海ラインはいわゆる酷道と言われていて秘境感が満載です。
その理由の一つとして洗い越しと言われるものがあります。
上記の写真がそれですね。
沢から流れ出る水をわざわざ水路を作らずに、道路の上をそのまま流しているのです。
https://i.imgur.com/QsBgNgE.jpg
今回は水量も減っていて、豪快な洗い越しを見ることは出来ませんでした。
やっぱり雪解け水が豊富な冬季通行止めが解除されたばかりの6月下旬から7月上旬に走るのが一番良いですね。
酷道と言われるもう一つの理由は、檜枝岐村を出ると新潟県側の銀山平までの50km以上の区間で携帯電話の電波が通っていないのです。
唯一の例外が山の中を送電線の鉄塔が建っていて、その付近のみdocomoの電波が拾えるのです。
https://i.imgur.com/EVeWLyz.jpg
もし、ここでバイクのトラブルに見舞われたら、今日中に東京へは戻れないでしょう。
樹海ラインへ出かける時は、いつも以上にマシンメンテナンスに気をつけて準備し、当日も事故に充分に気をつけて走行することが必要です。
そんな酷道も銀山平まで走り抜け、あとは枝折峠を超えれば大湯温泉を抜けて小出の街へ出れば今回のミッションも終わりです。
枝折峠への上りの途中で見事な雲海に遭遇しました。
この様な美しい風景を眺められて、無理して昨晩のうちに東京を出発しておいて本当に良かったです。
https://i.imgur.com/Ma51l7t.jpg
美しいトラス構造のスノーシェッドも健在です。
7:00に小出の街に着いて、小出ICから関越自動車道を使い東京へ戻りました。
今回は時間的に厳しいためツーリングプランというものを使いました。
https://www.driveplaza.com/etc/drawari/2023_touring/kanetsu.html
私はツーリングには高速道路を使わないのですが、この様な制度を上手く使えばツーリングのバリエーションを増やすことが出来そうです。
全行程626.5km 平均燃費37.47km/l 行動時間は約11時間でした。
🏍️🏍️🏍️🏍️🏍️🏍️🏍️🏍️🏍️💨
強行軍でしたが無事に安着されて何よりです。
特に、枝折峠への上りの途中の景色は感動しました。幻想的な雲海
何度見ても素晴らしいですね…
🏍️全行程626.5km、約11時間の
酷道ツーリングお疲れ様でした!
>> さすらいの亀三@お皿の上には🐱の夢😁 さん
いつもはR252の六十里越で再び会津に戻ったり、十日町、津南町と走らせて秘境と言われる秋山郷や昔は奥志賀有料林道と言われていた奥志賀公園栄線を走ったりしてR292の志賀草津高原ルートを走って東京へ戻ったりするコースなんです。そうなると全行程は 800kmを超えます。
今回は距離も短いし、行き帰り高速道路を使ったので楽ちんなツーリングでした。
ただ、暑さがねぇ。
帰り道の高速で赤城高原SAを過ぎて関東平野へ入るとものすごく暑くなりました。
適度に休憩を入れて水分補給しながら帰ってきました。
>> 小梅奴 さん
雲海の別アングルです。あまりの良い景色に、バイクを道端に止めてしばらく雲海を眺めていました。
枝折峠の雲海ですが、滝雲というのが有名なんだそうです。
私が枝折峠への上りに通ったのは6:00過ぎでした。
この時間まで雲海が残っているのも珍しいらしいとのことです。
僅かですが、谷に溜まった雲海が山を超えて流れ出ていました。
これが2時間ほど前だったら絶景の滝雲を見られたことでしょう。
こうして思いもよらぬ絶景に出会えるのが、バイクツーリングの魅力ですね。
滝雲ですか。初めて見ました…
写真なのに、まるで水が流れている様な動きを感じますね。
6時頃になっても残っていた雲海と滝雲。思いもよらぬ絶景に出会えたのはバイクの神様の御加護…
掲示板で🗾美しく幻想的な景色を観ていると、心が豊かになり不思議と元気もりもり&Happyになれます。
コメント有難うございました😄
私もセロー乗りですが、2時間も走ると、尻痛が辛くなります。ゲル座布とか試したこともありますが、イマイチ。結局は、ツーリングから帰宅すると、お尻にオムロンの低周波治療器貼って、お尻ケアしなければなりません。
puchichibiさんのお尻対策、すごく興味あります。
>> イエコー さん
こんにちは。お尻の痛みはバイク乗り共通の悩みですよね。私のセローはノーマルシートからヤマハ純正アクセサリーのワイズギヤ製のツーリングシートに変えています。
これはお尻の痛み対策というよりはライディングポジション改善のためです。
結果としてはノーマルシートよりは僅かにマシになる程度でした。
ツーリングシートだけでは 300km程度のツーリングでお尻が痛くなります。
私がお尻の痛み対策で導入したのはヤフオク!で購入した「楽ちんバイクシートの
F-4-3型 」です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/o1100998093
上記の写真は私のセローに楽ちんバイクシートを取り付けたものです。
短所はチョット格好悪い事ですね。
でも、他人様のシートを一々チェックする人なんて居ないと思うので格好悪さは気にしないようにしています。
これのおかげで長距離日帰りツーリングが出来るようになりました。
個人差もありますが、500kmまでは全く問題なく走ることができます。
それ以上だと多少の痛みがありますが、ポジションを変えたり、休憩したりしてすればツーリングを続けることができます。
日帰り866kmのツーリングでも大丈夫でしたよ。
あと、デイトナのゲルパンツというのも持っていますが、ゲルパンツとツーリングシートの組み合わせでも600km程度の日帰りツーリングでも問題ありませんでしたよ。
ツーリングシート+楽ちんバイクシート+ゲルパンツだと最強だと思います。
お尻の痛みも含めた疲れないポイントですが、バイクにフワッと乗ることでは無いかと思います。
ハンドルをギュッと握らない。シートにドカッと座らずに体重をステップを分散する。
あまりニーグリップをしない等です。
ニーグリップに関しては色々と異論はあると思いますが、モトクロス出身の私は舗装路でのニーグリップはブレーキング時位しか必要ない気がします。
昔に限界解除の試験の時もニーグリップしているフリをして合格しました。
勿論、全く必要ない訳ではなく、必要に応じて踝、ふくらはぎ、膝頭、太ももとその時の状況に応じて使い分けて居ますけどね。
>> puchichibi さん
かなり詳細なご回答、ありがとうございます!!モトクロスをなさっていたのですね。お詳しいのにも納得です。技術面のアドバイスも非常に参考になります。私は関西ですが、近くだったら技術面の教えを請いに行きたいくらいです。
「ツーリングシート+楽ちんバイクシート+ゲルパンツ」については、「チョット格好悪」くても、大丈夫です。私のツーリングは単独行の林道メインなので、そもそも人に会いませんから。
それにしてもこの「楽ちんバイクシート」、かなり分厚いですね。しっかりお尻を守ってくれそうなオーラがビンビン伝わってきます。ただ短足の私はノーマルセローでも足がツンツン。日頃から林道でセローのコンセプト「二輪二足」の恩恵を受けている身としては、完全に足が届かなくなるのがちょっと心配です。
しかしせっかく教えていただいたので、お尻と足つきのバランスを取りながら、ひとつづつ試してみたいと思います。なお、ちょうどシートが破れたので、張替をするタイミングでした。そこで中のスポンジを増量して、ワイズギアのツーリングシートみたいにできるか試してみます。
読んでいるだけでワクワクする記事ありがとうございます😊
>> イエコー さん
恐縮です。自己流のモトクロスライダーなのに、偉そうに語ってしまってすみません。恥ずかしいです。
シートの張替えとの事ですが、スポンジの代わりにハニカムゲルクッションを入れたらどうでしょう?
楽ちんバイクシートを導入する前に考えていたアイデアです。
デイトナのゲルパンツのお尻部分にはコレが入っています。
>> おなかぽんぽこぽん さん
ツーリング時には、モンベルのアルパインサーモボトル0.9Lに冷たいお茶を入れて持っていきます。そのお茶を飲みながら、適度に塩分チャージタブレットを舐めて熱中症に気をつけています。
昔は夏といえばバイクシーズンでしたが、今では注意して乗らなければ危険な状態になりました。
8月はもう少し長距離のツーリングに出るつもりです。
その時もツーレポをアップするので、よろしければお読みください。
お疲れ様でした。
>> Series7000 さん
700kmを20時間というのは私の理想的なツーリングでして、今回は626.5kmで行動時間は13時間(11時間は間違い)でした。気温の方は出発時の東京は28℃。夜中の那須から夜明け前の檜枝岐村の間は19℃で寒かったです。
赤城高原から関東平野へ下りて来たら36℃まで上がりましたが、猛暑の中の走行は3時間程度だったのと、距離も時間も短めだったので疲労感は全くありませんでしよ。
普段は使わない高速道路の利点を感じられたツーリングでした。
私は四輪しか乗らないけれど、何故かモトツーリング誌の愛読者です。
>> p928gts さん
R152は2020年の大雨で地蔵峠付近の道が崩落して以来、現在まで通行止めが続いていますね。R152は私の大好きな道の一つなので、復旧したら走りに行きたいですね。
モト ツー誌は私も時々読んでいますよ。
秘境、秘湯の特集を楽しんでいます。
>> puchichibi さん
それ、良いですね。ホームセンター回ってなかなか良さげなスポンジが見つからなくて、困っていたところでした。試してみます。また報告しますね。