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■海外プリペイドSIM - AIS sim2fly 利用記 - その3-2(もろもろ)

●3-1の続きです。

3.RTTが長いことについて

SIM2Fly を 日本でローミングで使っていると RTT が非常に長くなります。そこで、少し実験をしました。

21_trace_1.PNG

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22_trace_2.PNG

日本に設置されているサーバに iPhone より traceroute をとってみました。
AISはタイのキャリアですので、やはりタイにてInternetに接続されており、海(海底)を渡って日本まで来ているようです。

23_rtt_t.PNG

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25_rtt_ts.PNG

日本にあるサーバを相手に SPEED TEST を動かすと、RTTは235msと長いですね。

24_rtt_b.PNG

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26_trr_bs.PNG

タイにあるサーバを相手に SPEED TEST を動かすと、RTTは125msと約100ms短くなりました。

2つのRTTの違いは、
・iPhone -> SB(日本) -> IPX網(電話会社間のネットワーク) -> AIS(タイ) -> Internet -> Tsukubaのサーバ(日本) -> Internet -> AIS(タイ) -> IPX網(電話会社間のネットワーク) -> SB(日本) -> iPhone
では、タイと日本を2往復していることなりますが、
・iPhone -> SB(日本) -> IPX網(電話会社間のネットワーク) -> AIS(タイ) -> Internet -> AISのサーバ(タイ) -> Internet -> AIS(タイ) -> IPX網(電話会社間のネットワーク) -> SB(日本) -> iPhone
では、タイと日本の1往復で済むので、RTTが100msも短くなったと思われます。
日本とタイは約5,000Kmの距離のようですが、光の速度での遅延と機器を通過するときの遅延を合わせると、片道約50msの遅延になるのではと想定しています。
と、一人、なるほどと納得した実験結果でした。。。。。

AIS SIM2Fly では、タイにAPがありますが、IIJmioの海外プリペイドSIMはオランダだったような気がします。

要するに、国際ローミングでInteret上のサーバを利用する際は、利用場所(国A)-AP(SIM提供キャリアの国B)-アクセス対象サーバ(国C) の場合は、国A-国Bの往復と国B-国Cの往復分の遅延が発生することになりますね。

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