記事紹介:携帯電話業界のエコシステムが変化、求められる出口戦略
記事紹介:
日経ITpro「携帯電話業界のエコシステムが変化、求められる出口戦略」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/073100320/073100003/
…総務省はMVNO振興策の推進で通信料金の引き下げ、さらには通信料金と端末価格の分離という10年越しの目標を達成しつつある。だが、同時に業界のエコシステムのリバランスを免れない
…短期的には「MVNOがサブブランドに駆逐される」、中長期的には「販売代理店が立ち行かなくなる」「携帯電話大手の投資余力が失われる」といったことである。
→特に目新しい情報や解決の糸口は書かれていませんが、現状の問題点を凡そ網羅的にまとめた記事ですので、無料の会員登録をしてご一読下さい。
5 件のコメント
コメントするには、ログインまたはメンバー登録(無料)が必要です。
MVNOの通信速度が軒並み低調な中、Y!mobileやUQmobileといったサブブランド
との通信速度の差は大きいものですから、MVNOへの流れが止まりつつある
ような感覚を今夏以降、感じています。
また、サブブランドだけでなく、ドコモやauの新料金プランによる影響も
大きいと思います。
特にドコモの新料金プランについては家族で利用した際、MVNOとの価格差が
小さくなる上、通信速度の差はかなりありますからMVNOを検討していた
ユーザーがドコモに踏み留まるケースが増えると思います。
…後者に関しては、以前に増して分かりづらい料金プランになっているので、
あまり影響は無さそうな気もしますが(^^ゞ
・「MVNOがサブブランドに駆逐される」
これはそうなると思います。
ヨーロッパでもMVNO乱立型とサブブランド席巻型に分かれていると
セミナーで昔聞きましたし。
日本はサブブランド席巻型ではないでしょうか?
・「販売代理店が立ち行かなくなる」
既にその雰囲気が漂ってますね。
中長期的な話ではなくすぐにでもやって来そうです。
・「携帯電話大手の投資余力が失われる」
これも間違いなくそうなるでしょうね。
IOTとか、他のビジネスへの模索に成功したキャリアだけが生き残るのでは?
ITmedia:「IIJmio」の純増が鈍化 勝社長は“サブブランド”の影響を認める
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1708/08/news101.html
…IIJmioモバイルは2016年度第4四半期の95.1万回線から1.4万の純増にとどまった。2016年度は1Qごとに4~6万回線の純増だったことを考えると、今回は伸びが鈍化している。
…純増が鈍化した要因について勝社長は「キャリアのサブブランド(Y!mobileやUQ mobile)の伸び」を挙げる。
日経「格安スマホ 顧客流出でケータイショップ悲鳴」
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO19616400T00C17A8X11000/
…今年2月には写真プリント大手のキタムラが携帯電話の販売を主力とする店舗129カ所を18年3月期中に閉鎖すると発表。背景には奨励金の削減などがあるが、大手でも脱落する「キタムラショック」は多くの販売代理店にとって「対岸の火事」ではない。
キャリアとリテールを分離して透明性を高めることで、皆が納得できるようになるのではないでしょうか。今のサブブランドはたぶんズルしてるだろうと思っている人が多いですよね。たぶん総務省も気づいるので、もう一押しして欲しいところです。