ガラホにアプリをインストールする：アプリを準備する

モバイル・ITアプリ／WEB

2023.03.26 23:28

Gマスター

「マイそくスーパーライト」支援も含めて。
一応「自己責任」でお願いします。

親スレッド
ガラホにアプリをインストールする
https://king.mineo.jp/reports/224814

古い端末が無い、急ぎなどの場合は共有（作成したバックアップのファイル名は短くしてあります）もご利用ください。
※拡張子が .apk+ のファイルをインストールするには「ファイルマネージャー＋」が必要

APK Archives ガラホ用
https://drive.google.com/drive/folders/1iz9nJbJeQRVcpvnTEzG29Z9yH_HRie7h?usp=sharing

基本的な流れとしては Android スマホでアプリをインストールしてバックアップしたファイルを使用してガラホにインストールする事になりますが、最近の端末ではガラホで利用可能なバックアップを作成出来ない事が多いです。

また、スマホ用のアプリをガラホに強引にインストールする事にもなるため、そもそも動作しない・起動しても途中でアプリが落ちるなどで使えるとは限らない面があります。

以下も参考で。

ガラホ（KYF37）にアプリをインストール（ APK ファイルの種類編）
https://king.mineo.jp/reports/156814

もくじ
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
　1. 一旦スマホでアプリをインストール
　2. スマホでバックアップを作成
　3. アプリ仕様確認など
　　3.1 ファイルの操作・インストール関連
　　3.2 メール関連
　　3.3 10分かけ放題関連
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

1. 一旦スマホでアプリをインストール
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

作業の流れとしてはガラホにインストールするアプリを一旦スマホでインストールしますが、スマホとアプリが 64bit へ移行してきている事から 64bit arm64-v8a 仕様のファイル構成でインストールされる場合が多くなってきています。

ガラホは 32bit armeabi-v7a 仕様が多く、arm64-v8a 用はインストールが出来ないので armeabi-v7a 仕様の古いスマホが必要です。
APK 配布サイト（いわゆる野良ファイル）という方法もありますが…。

ガラホとスマホの端末仕様比較例
上段：ガラホ　KYF37、KYF42
下段：スマホ　SH-02J、SH-M05

※ au GRATINA KYF42 は 2021年 8月13日発売で Android 10 になってましたが armeabi-v7a 仕様でした。

アプリのバックアップ作成に使うスマホが armeabi-v7a 仕様かを確認する方法として、

スマタブinfo
機種をスペックで検索
http://smatabinfo.jp/device/search
　機種名を検索し、検索結果から対象の端末を選び「CPU アーキテクチャ」を確認（検索結果の一覧では確認できないのが面倒）

Droid Hardware Info
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.inkwired.droidinfo
　システムのタブ → 命令セットを確認

などがあります。

以下の２つは CpuAbi の指定がないので古い機種でなくても大丈夫ですが、他のアプリを使う場合は古い機種が必要です。

・ファイルマネージャー＋
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.alphainventor.filemanager
　※スマホ側でも使用します

・K-9 Mail
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fsck.k9

以下はガラホの仕様に合わせた armeabi-v7a 仕様の古い端末が必要です。
・Aqua Mail
　https://play.google.com/store/apps/details?id=org.kman.AquaMail

・Open Mail
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.deependhulla.opemail

・メールアプリCosmoSia
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.access_company.android.nfcommunicator

・Button Mapper: Remap your keys
　https://play.google.com/store/apps/details?id=flar2.homebutton

・通話時間タイマー
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.familyapp.anpan.longtalkstoper

各アプリのファイル構成や仕様確認については「3. アプリ仕様確認など」で記載します。

【注意事項】
アプリのバックアップを行う端末でインストールする前に対象アプリの

「このアプリについて　　→ 」
　下へスクロール
「アクティブなデバイスの互換性」
　機種名　(このデバイス)
「 OSの要件　　Android x.x 以上」

を確認し、ガラホのバージョンと同等であることを確認して下さい。

例えばガラホが Android 5.1.1 でバックアップ作成に使う armeabi-v7a 仕様のスマホが Android 6.0 以上の場合ではアプリの OS要件が端末に合わせて Android 6.0 以上となるものがあります。
この場合はバックアップを取っても最低のバージョンが合わないのでインストールができません。

2. スマホでバックアップを作成
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

ガラホの仕様に合わせたスマホでインストールしたアプリのバックアップファイルを作成します。

アプリのバックアップは「ファイルマネージャー＋」で行います。
Split APK のバックアップにも対応するみたいで、この場合は保存したファイルの拡張子が .apk+ になります。

※ アプリを最初に起動した時や SD カードへの初回アクセス時などにアクセス許可の設定が必要になります。

① 「ファイルマネージャー＋」を起動
② 「アプリ」をタップ
③ バックアップするアプリを選択
　１つ目のアプリをロングタップ
　２つ目以降をタップして複数選択
　・ファイルマネージャー＋
　・メールなどの使うアプリ
④ 「バックアップ」をタップ

バックアップが終了すると「アプリは/backups/appsでバックアップされています」と表示され、「開く」をタップすると保存したバックアップのフォルダを開けるのですが数秒で表示が消えてしまいます。

表示が消えてしまった後に移動するには、

① 左上の ≡ をタップ
② 「メインストレージ」をタップ
③ 「backups」をタップ
④ 「apps」をタップ
⑤ バックアップのあるフォルダを表示

※ Split APK 形式のアプリは .apk+ という拡張子になります。

自分や家族の端末では難しい場合も考えられますので、古い機種でバックアップを作成したファイル（名前は短くしてあります）をいくつか Google Drive で共有しておきます。

APK Archives ガラホ用
https://drive.google.com/drive/folders/1iz9nJbJeQRVcpvnTEzG29Z9yH_HRie7h?usp=sharing

主なバックアップファイル
・ファイルマネージャー＋
　FileManagerPlus_3-1-8.apk

・Aqua Mail
　AquaMail_1-42-1.apk+
　
・K-9 Mail
　K-9_Mail_6-400.apk

・Open Mail
　Open_Mail_5-503.apk

・CosmoSia
　CosmoSia_4-13-1.apk

・ButtonMapper
　ButtonMapper_3-09_F-01F.apk
　（F-01F Android 4.4.2 にて作成）
　ButtonMapper_3-09.apk+

・通話時間タイマー
　Longtalkstoper_33-83.apk

・Droid Hardware Info
　DroidInfo_1-2-3.apk+

3. アプリ仕様確認など
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

「1. 一旦スマホでアプリをインストール」で記載したアプリのファイル構成とパソコンから確認したパッケージの CPU 指定を掲載します。

各アプリの Android 要件は作成時のものです（今後変更されるかもしれません）。

【参考】
パソコンで確認している際の minSdk=21 targetSdk=31 という SDK バージョン指定の数値で対象の Android バージョンが分かります。

　Sdk=14　Android 4.0/4.0.1/4.0.2
　Sdk=18　Android 4.3
　Sdk=19　Android 4.4
　Sdk=21　Android 5.0
　Sdk=22　Android 5.1
　Sdk=23　Android 6.0
　Sdk=24　Android 7.0
　Sdk=25　Android 7.1/7.1.1
　Sdk=26　Android 8.0
　Sdk=27　Android 8.1
　Sdk=28　Android 9
　Sdk=29　Android 10
　Sdk=30　Android 11
　Sdk=31　Android 12
　Sdk=33　Android 13

Android デベロッパー > ドキュメント > ガイド
<uses-sdk>
https://developer.android.com/guide/topics/manifest/uses-sdk-element?hl=ja
https://developer.android.com/guide/topics/manifest/uses-sdk-element#api-level-table

Android SDK API Level 一覧
https://qiita.com/irgaly/items/bd2ffe3725424690b856

3.1 ファイルの操作・インストール関連
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

ファイルマネージャー＋（File Manager Plus）
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.alphainventor.filemanager
　Android 5.0 以上（ 2022/12/18 3.1.3 ）
　Android 4.0.3 ～ 4.4 では 2.9.3 らしい

ガラホでのファイル操作やアプリのインストール関連で使用します。
投稿時点では最近の機種でバックアップしても大丈夫です。

3.2 メール関連
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通話と SMS のみの利用であれば関係ないのですが「メール持ち運び」サービスを利用するとなると今までのキャリアメール用のアプリが使えなくなるため、IMAP に対応しているメールアプリを使う必要が出てきます。

メール関連としてはこの辺りから…ですかね。
・Aqua Mail
・K-9 Mail または Open mail
・CosmoSia（キー操作不可）

Aqua Mail
　https://play.google.com/store/apps/details?id=org.kman.AquaMail
　Android 5.0 以上

【注意事項】
Aqua Mail は Split APK 構成で端末仕様に合わせたファイルがインストールされますので armeabi-v7a 仕様のスマホが必要です。

Aqua Mail ファイル構成の比較
左　AQUOS sense lite　SH-M05　arm64-v8a 仕様
右　docomo AQUOS EVER SH-02J　armeabi-v7a 仕様

K-9 Mail または Open Mail
K-9 Mail が使いにくくなったという事で Open Mail に切り替えたというレビューもあるようです。
Open Mail の方は「最終更新日：2018/04/03」となっています。

K-9 Mail
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fsck.k9
　Android 5.0 以上

【補足】
投稿時点では最近の機種でバックアップしても大丈夫です。

または

Open Mail
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.deependhulla.opemail
　Android 4.0.3 以上

【注意事項】
Open Mail は単一の APK ファイルなので大丈夫そうに見えますが、端末仕様に合わせたファイルがインストールされますので armeabi-v7a 仕様のスマホが必要です。

Open Mail ファイル構成の比較とパッケージ仕様確認
左上　AQUOS sense lite　SH-M05　base.apk のみ
右上　docomo AQUOS EVER SH-02J　base.apk のみ
下側　各端末にＰＣから接続してパッケージ仕様確認

AQUOS sense lite　SH-M05
　primaryCpuAbi=arm64-v8a

docomo AQUOS EVER SH-02J
　primaryCpuAbi=armeabi-v7a

メールアプリCosmoSia：Gmail ヤフードコモ対応
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.access_company.android.nfcommunicator
　Android 5.0 以上

キー（ボタン）操作が一切できずポインター操作のみ可能なのでガラホで使うケースは少なそうですが…。

【注意事項】
CosmoSia は単一の APK ファイルなので大丈夫そうに見えますが、端末仕様に合わせたファイルがインストールされますので armeabi-v7a 仕様のスマホが必要です。

CosmoSia ファイル構成の比較とパッケージ仕様確認
左上　AQUOS sense lite　SH-M05　base.apk のみ
右上　docomo AQUOS EVER SH-02J　base.apk のみ
下側　各端末にＰＣから接続してパッケージ仕様確認

AQUOS sense lite　SH-M05
　primaryCpuAbi=arm64-v8a

docomo AQUOS EVER SH-02J
　primaryCpuAbi=armeabi-v7a

Button Mapper: Remap your keys
　https://play.google.com/store/apps/details?id=flar2.homebutton
　Android 4.3 以上

「メール持ち運び」サービスの事を考えると、キャリアメール専用アプリから IMAP 対応のメールアプリに切り替える必要が出てきます。
使用するメールアプリが変わっても今までと同じキーで起動が出来ると楽な面があります。
ボタンを押した時に起動するアプリを設定できるものがありますが、端末側の仕様にかなり依存すると思われるので、実際に動作するかはやってみないと分かりませんが…。

【注意事項】
Button Mapper は Split APK 構成で端末仕様に合わせたファイルがインストールされますので armeabi-v7a 仕様のスマホが必要です。

Button Mapper ファイル構成の比較
左　AQUOS sense lite　SH-M05　arm64-v8a 仕様
右　docomo AQUOS EVER SH-02J　armeabi-v7a 仕様

3.3 10分かけ放題関連
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

通話時間タイマー。タイマーで自動終話アプリ
　https://play.google.com/store/apps/details?id=com.familyapp.anpan.longtalkstoper
　Android 4.4 以上

専用電話アプリ不要になった事もあり通話用としてガラホで「マイそくスーパーライト」に「10分かけ放題」オプションという組み合わせも増えてくるかと思います。

設定画面の操作は微妙な気がしますがガラホで動作させている人が居るみたいです。
両親が使う場合などでは急な長電話対策も含めて「時間無制限かけ放題」を利用する事が多いだろうと思います。

【注意事項】
通話時間タイマーは単一の APK ファイルなので大丈夫そうに見えますが、端末仕様に合わせたファイルがインストールされますので armeabi-v7a 仕様のスマホが必要です。

通話時間タイマーファイル構成の比較とパッケージ仕様確認
左上　AQUOS sense lite　SH-M05　base.apk のみ
右上　docomo AQUOS EVER SH-02J　base.apk のみ
下側　各端末にＰＣから接続してパッケージ仕様確認

AQUOS sense lite　SH-M05
　primaryCpuAbi=arm64-v8a

docomo AQUOS EVER SH-02J
　primaryCpuAbi=armeabi-v7a

アプリによっては base.apk のみの単一ファイルであっても端末仕様に合わせてインストールされるので、ガラホ専用に armeabi-v7a 仕様の古いスマホが必要になります。

ガラホにインストールする方法以外に専用の環境も必要となると色々とハードルが高いですが、誰でも行うという物ではないので＾＾；

更新履歴
2023/03/26 初回作成