【SIM道楽】渡航先国のネットワークキャリア情報についてチャットGPTに質問してみた

モバイル・IT通信

2023.02.23 22:39

kc_iOS9.2.1さん

Gマスター

　今日出張や海外旅行の海外渡航に際しては、現地の地理情報、さらに宿泊施設、レストラン、タクシーの手配等のコミュニケーション手段として、スマホによるデータ通信は不可欠になっています。
　ユーザーは渡航前に現地利用可能な海外ローミングSIMを入手したり、あるいは現地空港に到着した時点で現地ローカルキャリアSIMを入手したりと、ユーザーの嗜好によって利用方法は異なります。

　海外ローミングSIMの入手にしても、現地ローカルキャリアSIMを入手するにしても、注意したいことは、現地で接続することになるネットワークが自分の期待するような接続品質(パフォーマンス)を提供してくれるのかどうか～というポイントです。
「Amazonで安価な海外ローミングSIMが購入できると言われ、知り合いに薦められたので購入してみたけれど、いざ現地の観光地(チョット田舎)に行くといつも圏外～接続したと思ったら超爆遅～!(泣)」というような失敗談がよく聞かれます。
　せめて現地ではどんなネットワークキャリアが利用可能であって、各ネットワークの特徴(得手不得手)はどんなものか、「○○国に旅行しま～す、おすすめSIMは何ですか～?」と気軽に他人に聞くのもいいけれど、それが自分の渡航目的(場所)での利用に合っているのか…くらいは調べてみる努力を怠るべきではありません。(多少なりともデータ通信品質を気にするユーザーならば…ね ! )

　そうは言っても、これまではグーグル検索で「○○国旅行、インターネット、お薦めSIM…」程度のキーワードで表示されたユーザーブログ(旅行記)を眺める程度だったというのが関の山。一つ二つ読んでみたところで少数ユーザーの特定の環境下での情報ということもあって、客観性に欠けることもしばしばです。

　さて、今回、話題のチャットGPTを使って、
「○○国でおすすめのSIMカードは何?」という内容で数カ国(地域)について質問をしてみました。

　↑ は、当方がしばしば出張することもあるので体感感覚のあるイタリアについて質問した場合の、チャットGPTの回答例になります。

・主要キャリアの名前
・事業規模
・ネットワークカバレッジ
・プランの豊富さ

　等々、概ね上記のような内容を含む主要3社の情報を提供してくれます。(チャットGPTの最初の注意事項にも明記されているように、情報の信頼性、真偽は別として～ということなので「鵜呑み」注意には変わりアリマセン)

① TIM
② Vodaphone
③ Wind

　ここで提示された順序は、個人的な体感と良くマッチした回答になっているというのが実感です。そして多くの「海外ローミングSIM」は③番目の Windを接続ネットワークに選択していることも事実です。ザックリ言って、一般的に「海外ローミングSIMプラン」というのは、渡航先の最大手ネットワークを使うことは稀で、多くの場合は③番手(または②番手)のネットワークキャリアを使うことが経験的に理解しています。訪日観光客向けで日本をカバーする「海外ローミングSIM」の場合もご多分に漏れず、その多くがSoftBankネットワークを利用しているのも同様な意味合いかと思います。

　また、話は少し逸れますが、「海外ローミングSIM」でも現地接続できるネットワークを複数確保していて、マルチな選択肢を提供してくれているサービスもあるので、より自分の利用目的に合った接続を期待する場合には、状況に応じて(自動ではなく)手動でネットワークの変更をしてみることが大切です。

　上 ↑ 表は以前のイタリア出張時に香港系の「海外ローミングSIM」を利用した際のマルチネットワーク可能なSIMサービスの例で、Vodaphone, Wind, 3(Three)の3社の内から手動選択することによってネットワークを変更し、その結果として接続パフォーマンスの違いが出ていることが見て取れます。

「どんなネットワークがあるのかなぁ～」「自分のSIMはどのキャリアネットワークに繋がるのかなぁ～」くらいの興味であっても良いので、見知らぬ初めての渡航先国のネットワークについて、このチャットGPTを使って「渡航先のネットワークキャリア情報」を覗いておくことはあながち捨てたものではありません。何かの折にきっと役立つ情報のように思います。

　さらに話は少し変わりますが…

　いっそのこと「海外ローミングSIM」を選ぶ際にに、現地での接続ネットワークがどのキャリアに接続しているのかを事前(渡航前)に知ることが出来ればそれに越したことはありません。しかしながら、ローミング接続先に関するネットワーク(キャリア)情報を提供してくれている「海外ローミングSIM」サービスは現時点でも未だそれほど多くはなく、残念な現状です。

　それでも「海外ローミングSIM」大手の AiraloやUbigiといったサービスは流石です、↑ のように既にシッカリとネットワーク情報を明記/提供してくれていますので、使うユーザー側としてはやはりそれなりの心構えができることの安心感があります。。。

　以上、チャットGPTで複数の渡航先国について「ネットワークキャリア情報」をザックリ簡単にゲットしてみました。

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　以下、チャットGPTの回答例を紹介
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チャットGPT　スペインの例 :
MOVISTARが出てこないのはチョット意外でした。

チャットGPT　フィリピンの例 :
首都圏や都市部では圧倒的にSmart優勢ですが、島しょ地域やプロビンスまで拡張するとやはり Globeということになるのかもしれません。

チャットGPT　イギリスの例 :
何と言っても英国モバイルは EE王国ですね。

チャットGPT　タイの例 :
全国的にカバレッジの広いAISダントツ。都市部中心に展開していた DTACとTRUEMOVEはこの3月に合併することになってます。

チャットGPT　オーストラリアの例 :
Telstra とOPTUSは揺るぎのないところ。どちらも安定したネットワーク接続が得られます。

チャットGPT　シンガポールの例 :
SingtelとStarHubの二大ネットワークに M1が格安プランを伸ばしているのもその通り