【サラブレッドヒーロー列伝】函館記念★サッカーボーイ★

今週は函館記念ということで歴代勝馬からサッカーボーイの登場です。
父　ディクタス
母　ダイナサッシュ（母父ノーザンテースト）
毛色　栃栗毛（尾花栗毛）

まず見た目が派手な尾花栗毛ということで、
グッドルッキングホースですね。(^^)
額には流星です。

【まずは勝鞍と着差から】
新馬　　　　　　　　★9馬身
もみじ賞　　　　　　★10馬身
阪神3歳S　　　　　　★8馬身
中日スボーツ賞4歳S　★1／2馬身
函館記念　　　　　　★5馬身
マイルCS　　　　　　★4馬身

この着差、凄いです！(*^_^*)
サッカーボーイは現在の3歳までしか競走成績が無いのに、今も名馬としてファンが多いのはこの見た目と競走成績の派手さゆえです。
クラシック無冠で、もっとグレードの高い天皇賞や有馬記念等を勝っているわけでも無い。
たとえるなら、天性のスピードで逃げるしかなかったサイレンススズカと同じ天才肌のスピード馬でしょう。
ただサイレンススズカとは対極の脚質で追い出されるとスピードの違いでポンと弾ける異次元の馬。
阪神3歳Sではテンポイントの再来と言われ
（テンポイントも勝った）
当時東高西低の関西期待の一番馬となった。
しかし翌年のクラシック戦線では自身の強力な脚力のために裂蹄を起こしやすいという欠点を抱えていた為、体調が整わず　
弥生賞　3着　　　皐月賞回避　
ダービーは、この様な年明けの成績にもかかわらず　1番人気に押された。それだけファンには期待と実力が評価されていた証。結果はサクラチヨノオーの15着と惨敗した。
そして7月の中日スボーツ賞4歳Sでは同期の皐月賞馬ヤエノムテキを差し切り復活をすると、古馬との初対決となる今回の函館記念になるのである。

このレースには2頭のダービー馬、シリウスシンボリ、メリーナイスや前年の牝馬2冠馬マックスビューティが名を連ねていたが直線でメリーナイスを一気に突き放し、5馬身差で1分57秒8 の日本レコード勝ちをする。
このレコードタイムは日本初の1分57秒台であり、現在も函館競馬場のコースレコードである！(*^o^*)

この後、天皇賞秋か菊花賞を使うかで調教師は迷ったが、今度は捻挫してしまい、使う予定の無かったマイルCSを勝つ事になる。
（サッカーボーイのベストレースはマイルCSである。杉本清の実況で最後にお楽しみ下さい(^^)）
【ちなみに使えなかった秋天はタマモとオグリの芦毛対決、菊花賞は武豊クラシック初制覇のスーパークリーク。
サッカーボーイがどちらかに出走していれば…？
う～ん、それは云うまい！(^_^;)】

結果的にラストランになった有馬記念では同期のオグリキャップと初対決であり唯一の対決になった。
（スーパークリーク失格繰り上がりの3着）

私は、この有馬記念の後、オグリキャップ、スーパークリーク、サッカーボーイ
淀の3200m、府中の2000m、1600mで対決すればどうなるんだろ～！と楽しみでわくわくしていたが、それは叶わぬ夢となってしまった…。

改めてサッカーボーイの同期馬を挙げておくと
オグリキャップ、ヤエノムテキ、スーパークリーク、メジロアルダン等、凄い馬達がいました。
当時は地方から転厩の野武士オグリキャップよりサッカーボーイの方が遥かに人気があった。
オグリキャップとサッカーボーイに騎乗した河内洋は
【1600ならオグリキャップ、2000ならサッカーボーイ】と言っていました。
事実、オグリキャップは安田記念日本レコード勝ち、
サッカーボーイは函館記念日本レコード勝ち。
う～ん、1600mや2000mでやはり対決させたかった！(>_<)

今回も有難うございました。
それでは皆さん夏競馬、頑張って下さい！(^_^)ノ

【お～っと！外からサッカーボーイが突き抜けた！
3カ月半ぶりも18キロ太めも、いとやせず！
サッカーボーイです！これは恐ろしい馬です！】

く～っ！たまらん名実況～！
幸せ！！！　＼(^o^)／