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2022年飯田線を旅して〜引退が近づく213系を追って

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今年夏、飯田線を旅しまくりました。
愛知県の豊橋から、長野県の辰野まで195.7キロを各駅停車だと7時間くらいかけて走り、あるいはフォッサマグナの中の人家が少ない地域の「秘境駅」巡りなどで鉄道ファンには人気ある路線です。路線上は辰野までですが、殆どの電車は中央線の岡谷、上諏訪、茅野あるいは松本や長野(JR車1往復のみ)まで行きます。

路線を走る電車は、次の5種類の車になります。
①213系(写真)…2人がけ転換クロスシート、2ドアの2両編成
②313系3000番台…4人掛けのいわゆる「直角椅子」を持つ。ワンマン運転対応の3ドア2両編成
③313系1700番台…2人がけ転換クロスシート(ドア部固定)を持つ3ドア3両編成
④211系3000(1000もたまにあり)番台…JR東日本から運転される3ドアロングシート(1000は直角椅子)3両編成
⑤373系…特急「伊那路」と一部普通に使われる2ドア3両編成

2両編成は豊橋=水窪まで同グループを連結してラッシュ時に4両編成になります。また3両編成はJR東日本と特急は2両編成を持たない、また朝の辰野口の通学輸送に使われます。

路線は大きく分けると3つに分けられます。

南部(豊橋〜中部天竜間)
豊橋から新城(しんしろ)辺りまでの
通勤通学輸送がメイン。その先は静岡県に入るため輸送量は減る。
また列車番号末尾「G」の電車はワンマン運転を実施。

中部(中部天竜〜天竜峡間)
中部天竜から建設当初は天竜川沿いを走ったが、佐久間ダム建設に伴い人口のある水窪(みさくぼ)経由に変更した。その区間含め乗客が少なく、天竜川沿いになる大嵐(おおぞれ)から先は静岡・長野県境の1日の乗降客が1桁の「秘境駅」が続く。JR他社なら本数減やワンマン運転が当然だが、保安上の問題で全列車ツーマン運転になる。

北部(天竜峡〜辰野間)
天竜川の河岸段丘を走る。人家は多いが中央道沿いになる事もあり、またショッピングセンターも線路とは離れているので通学と老人中心の路線。
ワンマン運転もやっているが、お客さんが多く駅間距離が短いのもあり限定的。


もう一つ特徴的なのは、2両編成の場合ツーマンであっても運転士がドア開閉を行う。と言うのも、飯田線の車掌さんは体育会系の過酷な業務を行なっているからでして…

動画を貼りましたが、車掌さんは駅を発車するとすかさず客室に入ります。
で乗車券発券や精算業務を行いますが、駅到着直前に駅舎近くのドアに移動する。そして

一人残らず乗車券・定期券のチェックをする。

ともかくドアが空いてからの動作が凄い。全員確認して、後部運転室に時には後ろ向きにダッシュ。


さて、飯田線を通しで走る電車は以下の通りです。
豊橋発
豊橋0811→茅野1612(天竜峡で時刻表上は分割)
豊橋1042→岡谷1733(②使用で人気なし)
豊橋1342→岡谷2002(天竜峡で①→③に乗り換え)
豊橋1442→岡谷2137
豊橋1642→上諏訪2303

辰野発
上諏訪922→豊橋1616
(③使用で唯一東京から日帰り出来るのもあり一番人気)
岡谷1546→豊橋2154
上諏訪1626→豊橋2248

特記している電車以外は全部①使用です。ところが中央線名古屋〜中津川を皮切りに、新車315系導入により取替が公表されました。

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これがJR東海から公表された資料ですが、JR東海は短期間に集中して新車を導入する傾向があります。
製造する連結子会社の日本車両の業務平準化もあります。ただ今は「ひだ」「南紀」取替用の特急車(下写真)も同時生産をしているので、やや新幹線電車の投入ペースか他私鉄等の新車生産が落ちているかも?です。

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さてここからは、2022年夏に
飯田線を旅した話に移ります。

片道だけ旅したブログ等は良く見ますが、
通し6回の乗り通しは「お前、病院行け(坐骨神経痛持ちですが)レベルでしょう。
では、深い世界にどうぞ。


55 件のコメント
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まずは1回目。
東京から名古屋まで18切符を使い名古屋に。
東京から名古屋に行く時には、18切符使用者には「静岡ロングシートトイレ無し地獄」がありましたが、中央線から静岡に来た元有料座席車のこの電車(313-8000番台)か、平日なら2本ある「ホームライナー浜松」なら随分と快適になりました。

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次の日は週末発売の「青空フリーきっぷ」でまずはお伊勢参りに。

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ともかくこの日は暑く、お詣り前に赤福茶屋で赤福氷を頂く。赤福と宇治金時のマリアージュが大好きな一品です。

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青空フリーきっぷは特急も使えるので、JR東日本分を買い足して長野まで「しなの」に。

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長野県内で、レンタカーを用い例のの郵便局巡りをしてから、上諏訪の温泉ホテルに。