iPhoneを探して36里

日曜日、18きっぷで関西から川崎に帰還しました。朝に神戸駅で弁当を買い求めて一路東へ8:00発の新快速に乗ります。
9:00に京都駅を出ると車内が空いたので朝食にしようとiPhoneを探しますがありません。予備のiPhoneで「探す」アプリを開くと、弁当を買った時間ぐらいの位置情報で神戸駅の表示が……。
こりゃ「売店に忘れた」と思って、あわてて戻る列車を検索すると、山科から戻る新快速にちょうど乗れて10:10に神戸駅に着けます。そこで荷物をまとめて降車。しかしこれが失敗の始まりでした。

9:08発の下り列車に乗って再度「探す」アプリを開くと、位置情報が山科区に更新されているではありませんか!! つまり、神戸駅に忘れたのではありません。「まだ手元にあればいいが」と思って「サウンド再生」を実行しますが、むなしく周囲は無音。これは「山科駅に落としたか、さっき乗っていた列車に落ちていた」ことを意味します……。

京都から再度上り列車に乗りますが、今年3月12日改悪の罠にはまります。そう、米原まで行く新快速は「1時間1本」に減便されているのです。このため米原に戻るには時間がかかるのです。京都で再び下り列車に乗り換えますが次の新快速9:16発は湖西線経由。ひとまず「山科駅で落とした可能性」を確認するため乗ってみます。
9:21に到着して位置情報を確認すると大津市より先に行ってます。つまり山科駅には落ちてないことが分かりました。ここでベンチに座って朝食を採ります。話題沸騰の「JR貨物コンテナ弁当」です。すきやき風ですが、甘めの味付けなので重さは感じ朝でもペロっといけました。

神戸駅から乗った車両は後ろ8両なので米原で切り離されて残るはずです。北陸線に入って近江塩津まで飛ばされることはないでしょう。9:55到着で最早の折り返しは10:20発新快速、これを掴まえるには能登川駅が一番手前です。新快速は10:33着で、これを捕まえる10:27着の列車に乗ります (それより早い列車は野洲や草津止め)。

運命の9:55を過ぎると果して列車は米原の引き上げ線に入ったようです。北陸線には行ってません。能登川に着いてから駅員に相談すると、米原駅に連絡を取っていただき「折り返しは米原10:59発の各停で能登川には11:18に着きます」との回答。能登川10:41→米原10:55の新快速で掴まえられるので、お礼を行って米原に向かいます。

念のためそれより早い列車に充当されていないか位置情報を確認しますが、彦根通過まではピクリともしませんでした。しかし、米原に近づくと位置情報が動きはじめます。引き上げ線からホームに入線していきます。

米原駅であわてて当該列車に乗り込みます。「サウンドを再生」しながら車両を移っていきますが、乗っていたと思われる位置では音がしません……。床に落ちている雰囲気もなし。
「まさか先に乗った乗客が見付けて駅員に届けたかも?」と考えましたが、「この列車にある」方に賭けて米原発車後も捜索を続けます。彦根・南彦根と過ぎると、落したiPhoneからの電話着信が!! 紛失モードにして表示されるメッセージに「この番号にかけてください」と表示させたので、見つけた方が電話してくださったのでしょう。

「いまこの列車に乗ってますので伺います」と応答して無事対面。座席とアームレストの間に落ち込んでいたようです。親切な親子連れでした。お礼を言って手持ちのお菓子をプレゼントして一件落着。
米原乗車時に見つからなかったのは、紛失モードにしてしまうとサウンド再生で音が鳴らないようでした……。

このトラブルで本来行程より2時間遅れ。かったるくなったので米原からN700Sワープしてしまいました……。
教訓。iPhoneが見つからない時は、とにかく「iPhoneを探す→サウンドを鳴らす」が鉄則。位置情報が直近であることも要確認です。