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人間 vs AI は時代が進むにつれてAI側の勝率が上がり過ぎるのでレギュレーションを設けるべき。

人工知能.png

AI、つまり人工知能は時代が進むにつれて飛躍的に性能が向上してきました。

ニュースで囲碁、将棋、チェスなどのチャンピオンと対戦してAI側が勝利することも増えてきました。。こうなってくると口さがない人の中には

「もう棋士と言う職業は終わりだな」

と言う方もいます。果たして本当にそうなのでしょうか?少なくとも私はAI同士の対戦は見たくありません。何故なら単純な棋力(強さ)だけではなく個々の魅力・人気と言うものはありますので、AI同士の対戦だと興行としては成り立たないとは思います。尤も国の威信をかけて各国が開発したAI同士で何かを対戦させて、一位になった国の発言権が大きくなると言う世界は面白そうではあります。ん?でも似たような話はガンダムシリーズであったような無かったような・・・。

さてF1やラリーを観戦する方にとっては「レギュレーション」と言う言葉は馴染みがあると思います。例えばパワーの上限だったりとか、車体の大きさなど他にも細々とありますが私が今思いつくのはこれぐらいです。

そもそもレギュレーションとは?

似たような言葉に「ルール」がありますが、これは決まりごとを広く指す日常的な語であり、「レギュレーション」を含む概念です。「レギュレーション」は、満たさなければならない条件についての決まりごとを指し、厳密に定められているものをいうことが多いです。

では人間 vs AI に対してはどんなレギュレーションを適用するのが適当なのでしょうか?例えば人間は何もしなくても基礎代謝分はカロリーを消費します。

例えば今将棋界で有名な方と言うと「藤井聡太」さんになりますが、彼が15歳の時は

身長:約170cm
体重:約60㎏

だったようです。以下は参考資料です。

藤井聡太四段の心に残る先輩棋士の言葉「藤井君の年齢で三段というのは、将棋界ではすごく早いけれど…」2018年1月18日 (木) 12:00

https://originalnews.nico/73486

身長:170cm
体重:60㎏
年齢:15歳

で以下のサイトで計算してみました。

ke!san 基礎代謝量

https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228736

計算結果は「1,622kcal」となりました。
ちなみに凡そ 1kWh=860,000cal=860kcal となります。なので藤井総太さんが24時間安静にしている状態を電力に変換すると「約2kWh」となります。約83Wの消費電力の機器なら24時間動かせる電力です。一般的なノートパソコンがこれぐらいになるかと思います。画面をオフにしていたらもう少し消費電力を抑えられる分、計算に使える電力に回すことは出来そうです。

この記事を書くにあたって調べた結果分かったことですが、人工知能を動かすにはかなりの電力が必要だそうです。

以下は囲碁の話になります。

アルファ碁
学習機能だけでもCPU1200個。1個100Wでも120000W。12万Wです。さらに、TensorFlowに対応したディープラーニング専用プロセッサ「Tensor Processing Unit (TPU)」を使ってますから、何万Wなのか、もはや〇ってるレベルです。24時間動かしたら少なくとも

120kW × 24h = 2880kWh ~

となる模様。参考までに単身世帯、つまり一人暮らしの場合は平均で1日あたり6.1kWh消費します。
1月あたりに換算すると185kWhです。2880/185 = 約15(人) 分の電力となります。そう考えると人工知能と言うのは環境にあまりよろしくなさそうです。

話を戻しますが100w程度の電力で出来ることといったら、将棋ゲームぐらいでしょうか。もちろんそれ単体でも並の人間よりは強かったりしますが、プロには太刀打ち出来ないでしょう。

今のところは消費電力が大きすぎる人工知能ですが、より省エネなCPUが開発されたりしたら将棋に強く、環境にも優しい人工知能となることでしょう。


1 件のコメント
1 - 1 / 1
AIと人間(棋士)との対戦はAIの進歩と棋士の知見をより深めることが目的だと思いますので、このままでも良いかと。

AIと人間の対戦はあくまでエキシビジョンでバラエティ番組で馬と人間が競争したりするのと変わらないでしょう。
今はAIも未だ未だ長い黎明期の後半といったところで、人間の陸上競技や水泳に、馬やチーター、イルカなどが参加することは無いですし、バイクやジェットスキーが参加することは無いのと同じことでは無いでしょうか。
物事が目新しい時代、昔々は蒸気機関車と人間や馬が競争するなんてことをやっていましたしね。
そうそう、計算機とそろばんで競うなんて時代もありましたね。

一緒に競うなんて、黎明期の今だけですよ。

あ、ただ、未来では人間もサイボーグ化は進むのでその際のレギュレーションは必要になるでしょうね。
パラリンピックが参考になるかも知れませんね。
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