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入菩薩行論 第八章より抜粋

愚者と行いを等しくすれば、必ず悪趣に赴く。行いを等しくしなければ、彼らの憎しみを受ける。愚者と交わって、何の利益があるか。
瞬時に彼らは友となり、瞬時にまた敵となる。満足を表すべき場合に、彼らは怒りを発する。凡夫はなだめにくい。

善福を教えれば、彼らは怒る。そして私を善福から妨げる。もし私が彼らの言うことを聞いて従わなければ、彼らは怒って悪趣に赴く。

優れる者に対しては嫉妬を、等しい者に対しては抗争を、劣れる者にはおごりを、称賛によってはプライドを、そして非難によっては怒りを起こす。いつ、愚者から善福が生ずるか。

自分の自慢、他人の非難、世間の面白い話
その他かようなある種の悪が、必ず一人の愚者から他の愚者へと伝わる。
かように、彼はさらに他の愚者と交わり、その結果悪事を集合せしめる。私はただ一人、心を煩わされないで安楽に住しよう。

人は愚人から遠ざかるべきである。もし遭遇したなら、慈愛をもって彼をなだめよ。ただし、親交を結ばず、むしろ無関心、平静な聖者の振る舞いにならえ。

あたかも蜂が花から蜜をとるように、法に役立つものだけを受け取り、あたかも新月のように清らかに、いたるところで彼らと親しく交わらずに、私は住しよう。


1 件のコメント
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ありがたい説法をいつもありがとうございます😌
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